2018年内で卒業を発表している米谷奈々未。B.L.T.のロングインタビューで語った全メンバーに対する思いはよねさんらしいメンバーを思いやる言葉が多く出てきます。卒業した今泉佑唯や志田愛佳との関係性、一番仲がよかった長沢菜々香に対してなど注目した言葉を前回の記事に引き続きまとめていきます。
欅坂46米谷奈々未の涙の理由
#21枚のカウントダウン 19日目は #米谷奈々未 さん× #寺田茉布 さんの『#FFF』。
タイトルになっているカラーコードのとおり、純白の世界が展開されています!#欅坂46 ファースト写真集『#21人の未完成』発売まで…残り2日! pic.twitter.com/5UMOWM7kZk? 欅坂46 ファースト写真集『21人の未完成』公式 (@keyaki_first) 2018年11月19日
前回書いたこの記事で土田晃之、澤部佑のMC二人に卒業を報告したときによねさんは思わず泣いてしまったことを書きました。「よねさんが欅にいてくれて、よかった」という言葉に嬉しさと、私は欅坂46にいてよかったんだという安心感から気持ちの糸が緩んだのでしょう。
ただこの記事を書いた後もずっと考えていたのですが、なぜメンバーの前では涙1つ見せずにいられたのに二人の前では涙が溢れてしまったのか。それは単純に嬉しかったこと、安心したことは間違いないにしてももっと根本的な問題として話した相手がメンバーではなかったというのも大きいんだと思います。
ねるは『KEYABINGO』でよねさんから手紙をもらったあとに「よねはスーパー優しいじゃん。誰にも弱みを見せないでいつもニコニコしているから逆に心配になる。」と言って、周りのメンバーも共感していました。
他人に優しく周りを心配させないように弱みを見せない。もちろんそれは素晴らしいことで、いかにもよねさんらしいエピソードです。でもやっぱり人間ですから調子が悪かったり思うようにいかずにイライラしたりすることもあります。そんな母親的な包容力をMCの2人の前では見せる必要はなく、一人の10代の女の子でいられたってことです。
そしてよねさんという人間性を探っていったときに、もう一つ感じるのは強い闘争心です。
メンバーを支える聖母のようなイメージとは裏腹に『欅坂46 全力全開限界突破』ではこのような記載があります。
「フロントは遅いか早いか違いだけで、ウチは全員が一度フロントに立っている。もっと競争原理を働かせないと終わる。」
「1期生の役割は後輩を跳ね返すこと。」
『欅坂46 全力全開限界突破』より引用
夢を見るだけじゃなく極めて現実的な考え方をしているあたりがよねさんらしい部分でもありながら現状に満足することなく成長するためにはどうあるべきかを考えています。たしかにアイドルになるために親の反対を押し切って上京してくるほどのアイドルに対する熱い気持ちを持っている子です。欅坂46のメンバーは仲間であると同時にライバルでもあるので、メンバーは友達じゃないんだっていう現実的な目線を持っていてもおかしくないなと思っています。
温かさと熱さの両方を持っていた頭の良さはねるがブログで綴っていたように、まさしく聡明です。
今泉佑唯に21人が崩れるきっかけを背負わせてしまった
米谷奈々未、まだまだ辞めへんで~~~~!!!オフィシャルサイトにこっそり追記w https://t.co/BMLfAy9YP5 #欅坂46 pic.twitter.com/5upveDSIio
? 欅坂46まとめもり~ (@keyaki46matome) 2018年11月17日
B.L.T.のロングインタビューでの今泉佑唯へこんなことを語っています。
”21人”が崩れるきっかけをずみ(今泉)に背負わせてしまったのかなと思うと、すごく申し訳なくて。というのは、ずみはこれからもこの世界に残って活動を続けていくじゃないですか。私はそうじゃないから・・・私が背負っていれば、ずみが余計な負担を感じずに旅立てたんじゃないかなって、今でも思ってるんです。
B.L.T.関東版 2019年 01月号 米谷奈々未10,000字インタビューより引用
もうここの部分を読んだだけで泣けますね。自分の卒業を考えるタイミングさえも自分よりも他のメンバーのことを優先して考えている。
別に今泉のことをどうこう言うつもりはないのですが、芸能界に残るということは華やかである反面叩かれることを受け入れることを求められる世界です。それに比べ今後芸能活動をする予定がないよねさんは、21人を崩した戦犯のようなレッテルを背負う必要はないはずです。
それなのに私が背負っていれば余計な負担を感じずにいられると考えるなんて普通はできないことです。
インタビューは「メンバーが楽しく幸せなら、それで充分です」で締められています。その言葉はよねさんらしい温かい言葉であり、私はメンバーが幸せでいられるなら身代わりになることだってできるという言葉でもあります。
親が「子供のためだったらなんでもできる」と語ることがありますが、よねさんのメンバーに対する愛もそういった思いなのでしょう。自分にはとてもマネできそうにありません。本当にすごい子です。
卒業を相談したのは長沢菜々香だけだった
よねさんありがとう#欅坂46 #米谷奈々未 #米谷奈々未卒業 #米谷奈々未卒業セレモニー #欅坂46が好きな人と繋がりたい pic.twitter.com/Oh7cE6mFco
? sumika_keyaki_techi????? (@sumi07153385) 2018年11月18日
定期的に長沢くんの家にいって部屋を掃除してあげているというほど仲がいいコンビです。
よねさんが長沢くんと一緒にいて居心地がいいのはなんとなく分かるんですよ。長沢くんはあの不思議でポンコツなキャラが独特なこともあって彼女から攻撃性を感じることがない。
自分も今までの人生を振り返ったときに、どこから抜けている人と仲良くなっていたケースが多いんです。例えば、芸人の太田光の相方は田中裕二ぐらい穏やかな人じゃないとやっていけないでしょう。ウーマンラッシュアワーの村本ぐらい性格が悪いと相方は中川パラダイスぐらいでちょうどいい。
攻撃性を感じない相手というのは一緒にいてリラックスできる存在ですよね。基本的には相手を気遣うタイプなので、長沢くんと一緒にいるときはそういったことを考えず素の自分でいられるのでしょう。
また長沢くんて普段はよく分からないのに、よねさんの気分が落ちているときには急に電話をかけてきて心配してくれたりする。何も考えてないように見えて意外とメンバーの感情の変化をいるのだからすごい。
よねさんと長沢くんのペアロケ企画が見たかったなぁ。
米谷奈々未と志田愛佳の食事会
美少女 米谷奈々未 pic.twitter.com/5GQrUDUXqB
? みのん??17歳?? (@michu_boxpush) 2018年11月23日
志田とのエピソードも志田らしかった。
もなとのご飯ていわゆる女子同士のご飯じゃないんですよ。焼肉に行ったときは喋りますけど、基本的にはラーメンを食べて帰るっていう本当の意味でのご飯なんです(笑)
B.L.T.関東版 2019年 01月号 米谷奈々未10,000字インタビューより引用
志田って基本的には一人での時間を大切にしたいタイプです。自分のプライベートな時間や空間を大切にしています。でも常に理佐とつるんでいたように一人じゃ生きていけないっていう適度な距離感を保ちながら付き合える人がいいんです。
普通にラーメン食って会話もたいしてしないで帰るならわざわざ誘う必要あるの?って思ってしまうところですが、よねさんはそこにいてくれるっていうだけで安心があるし、必要以上にベタベタしてこないよねさんとの食事は志田にとっては心地いい環境だったのでしょう。
なんか志田とよねさんが黙々とラーメン食べてる姿が妙に頭に浮かんで笑ってしまいました。なにもベタベタするのだけが愛の形じゃないですからね。
まとめ
唯一の心残りは握手会でよねさんに会う前に卒業してしまったことです。デビューした当初から存在は知っていて、好きなメンバーであったのに握手会に行くというほどの熱はなかったんです。
もう1年早く気づいていれば・・・
と思ってしまいますが、この1年間で出会えた人もいっぱいいるので、このタイミングで会いたいと思ったのもまた必然なのでしょう。
フロントメンバーの常連タイプじゃなくても後列からしっかり支えてくれるメンバーって本当に大切です。楽しそうな笑顔で踊るよねさんの姿を見られなくなるのは寂しいですね。でもよねさんに支えられたメンバーがいっぱいいることを考えると「欅坂46によねさんがいてくれてよかった」というけやかけMCが言った言葉は自分の気持ちを代弁してくれているようで嬉しくなりました。
彼女のステージでの輝きをいつでも見られるように欅共和国2018のBlu-ray発売を期待しています。
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