3月7日の夜、欅坂46の長濱ねるが公式ブログにおいて8枚目シングル『黒い羊』での活動をもって卒業することが発表されました。
秋元康プロデュースアイドルには珍しく選抜制が採用されなかったことで21人の結束力が強固になっていた欅坂46。そんな欅坂46も2018年に志田愛佳、米谷奈々未、今泉佑唯の3名が卒業。学業のため原田葵が休業。センター平手友梨奈が体調不良もあって出たり出なかったりと欅坂46の転換点なった年でした。
2019年になりセンター平手友梨奈がケガから復帰。更なる飛躍の年になる予感があっただけに長濱ねる卒業の一報はショックでした。
欅坂46長濱ねるがブログで8枚目シングル『黒い羊』での卒業を発表
ついに発売1週間前!
14日目の #21枚のカウントダウン は、#長濱ねる さん× #新津保建秀 さんの『録音部の少女』。長濱さんには、リアルな録音機器を使った撮影に臨んでいただきました!#欅坂46 ファースト写真集『#21人の未完成』発売まで…残り7日! pic.twitter.com/Ay7vJIkqQx— 欅坂46 ファースト写真集『21人の未完成』公式 (@keyaki_first) 2018年11月14日
長濱ねるといえばセンター平手友梨奈と並ぶ人気メンバーです。現在では欅坂46の2トップといって過言ではないでしょう。
そんなねるも加入当初から順調だったわけではなく、両親の反対もあり欅坂46のオーディションを決勝まで進みながら辞退。その後、両親を説得して特例措置により遅れて欅坂46に加入します。しかし、特例による加入だったこともあり既存メンバーも容易には受け入れることができず、『欅って、書けない?』においても一人だけ衣装が違うなど差別化されていました。
そんな中でも心折れることなくけやき坂46(現・日向坂46)と欅坂46の兼任をこなし、けやき坂46の基礎を築いたのは間違いなくねるでした。
今の日向坂46があるのもねるがいてくれたからです。
頭の回転が速さからクイズ番組に呼ばれたり、『世界ふしぎ発見!』に出演したり、アイドルとしての枠組みを超えたタレントとしての魅力を発揮していた中で、まだまだこれからというときでした。
卒業が発表された今となっては助長はいくらでもありました。
例えば、『欅って、書けない?』の中で成人メンバー特別企画でニューハーフバーに行ったとき「『やりたいこと』と『やったほうがいいこと』どっちを優先したらいい?」と質問しています。その質問に対してママは「やりたいことやればいいのよ」という回答を受けて涙しています。
頭のいい子で物事を論理的に捉えることができるねるですから、夢であったアイドルとしてこれだけ人気が出るまでに至っている現状を手放すことがいかにもったいないことか誰かに言われるまでもなく分かるわけです。誰かに相談すれば引き止められるし、続けたほうがいいことぐらい分かっている。
でも心のどこかにやりたいと思えることが出てきてしまったのかもしれません。
『黒い羊』のカップリング曲に収録されたねるのソロ曲は『否定した未来』、『Nobody』のMVにはねるだけ映っていません。Mステから始まった歌番組にも不参加、ラジオ収録もお休みしているとなれば普通ではないことは明らかです。
思えばねるが『黒い羊』で3列目というのも変な話です。
卒業の理由の詳細は分かりませんが、フォーメーションを決める時点ですでに卒業での準備が始まっていたということでしょう。
長濱ねるの卒業後の人生
ねるに逢えてなかったら、今こんなに水泳頑張ってる自分もいなかった。
ねるがいたからこそ、苦しい時も頑張れた。あの癒される笑顔にいつも、助けられた。3年半という短い期間だったけど、本当に本当にねるに逢えて良かったです。僕の一生の推しです!ありがとう。#欅坂46#長濱ねる pic.twitter.com/2Ef5B1i9BX— いさンゴ???欅坂&アイドル垢 (@DDp2vKf0VxlkZfK) 2019年3月7日
7日夜にねる卒業が発表されてからTwitterではショックの声が多数見られました。
やはりメンバーの卒業というのは何度経験しても寂しいものです。アイドルを応援してきた歴史はイコール卒業を見てきた歴史でもあります。多くのアイドルの卒業を見てきましたが、応援してきたアイドルには「辞めたければ辞めればいいし、続けれたければ続ければいい」と伝えてあります。
もちろん辞めてほしくないという想いがあるのは当然ですが、それはその子がアイドルとしての活動を通じて夢を実現して輝いていることが前提であって、つらくてしょうがないけどファンのことを考えたら辞められないというのは変な話だと思うんです。
たしかにファンはつらくても、その子の人生の決断の邪魔になるようなことだけはしたくないなと思うからです。
自分も子どもの頃からお笑い芸人になるのが夢で、ようやく芸人としての道を歩み始めると自分の才能のなさを痛感する日々で本当につらかった。芸人として売れる未来しか考えていなかったのに、才能がないことに気づかされるというのは残酷な現実です。
結局1年で辞めたんですが未来への希望を感じることができない日々が続きました。それでも新たな目標が見つかって芸人とは違う人生を生きています。
好きな人と付き合うことも結婚することも子どもを産むことも全部長濱ねるの人生という視点でみれば全て幸せです。
欅坂46は長濱ねるの人生の選択肢の一つでしかないということです。
長崎から親の反対を押し切って上京してきた子です。それだけの熱い気持ちを持った子が3年というアイドル活動を経て決断した卒業であれば、もうその決断を支持するしかないなと少しずつ気持ちの整理をつけていくしかなさそうです。
まとめ
ねるの卒業発表以後、欅坂46のメンバーが卒業していくのを見るのは耐えられないからいっそのこと解散してほしいという声があります。
気持ちは分かります。それだけ欅坂46が好きだということですよね。
でも今の欅坂46を好きな人もいるのだからそういった発言をSNSでするのは不適切だと思います。
そう思う人は黙って去るべきです。
なんだか今でも信じられないです。残りわずかなねるとの時間を大切にしていきたいと思います。
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