こんにちわ。心理カウンセラーのハヤケンです。今回は恋愛についてお話ししていきましょう。
好きな人ができると緊張して話しかけられない、嫌われていないか心配になるといった経験は誰にでもあるかと思います。ましてや好きな人となればデートに誘ったり告白できないという気持ちは分かります。実際に自分もそういうタイプでした。
同じ学校の子だと告白したことが友達にバレたり、その子との関係性も意識してしまう人も多いでしょう。そこでそういった男性の心理構造も含めて解説していきます。
好きすぎて誘えない、告白できない心理とは
今回のテーマは好きすぎて誘えない、告白できないです。
こういう言い方すると女性に怒られそうですが、合コンで知り合ったちょっと気に入った子ぐらいなら平気で誘えるわけですよ。合コンは出会いの場であると同時に初対面であれば思い入れもないわけですからショックもほどほどで済みます。
でも好きすぎて誘えない、告白できないという心理になるときって、同じ学校や職場であったり、すでに友達関係が成立していてからこそ、その関係が壊れることを恐れるわけです。
ここで整理しておきたいのは、好きな人だからこそうまく誘えない、告白できないという心理は自然な心理だということです。自然な心理あるにも関わらず、自分のことを責めてしまう人がめっちゃ多いんですね。それだけその人のことが好きだという証拠なのだから自分を責める必要なんてありません。
もっといえば恋愛に上級者なんて存在しないということです。年齢を重ねて好きな人と付き合う経験を積むことで慣れてくることはあります。恋愛攻略法や口説き方など情報を仕入れることも簡単な時代になってきました。でもやっぱり本気で好きな人の前に行くとうまく誘えない、告白できないという思いは頭をよぎります。
結局、本気で好きな人を目の前にしたときには、いつまで経っても初恋のときのような感覚に戻ってしまう。なぜなら、嫌われたくない、フラれたときに今までの関係性が壊れてしまうことの恐さが先立ってしまうからです。
この感覚そのものはごくごく自然なものではありますが、失敗を恐れる気持ちがあまりにも大きくなりすぎると結局リスクを取ることよりも現状維持を好みこととなり、誘わない、告白しないという結論に行きついてしまうことにあります、少なくとも誘ったり告白しなければ今の関係性は続くわけで、こういった心理構造が誘えない、告白できないという行動に表れることになります。
潜在意識は答えを求めている
人間には意識しているときの感覚とは別に無意識的な感覚に潜在意識があります。この潜在意識の特徴は答えが出るまで答えを探し続けることです。
意識では優先順位が低いからどうでもいいやと思っているようなことであっても、潜在意識は無意識というバックグラウンドで永遠と処理を続けている。だから、答えのないような問いに対しても答えを探してしまう潜在意識がずっと稼働している状況を作ってしまうとなぜかやる気がでないという状況が生まれてしまうのです。
これはよくスマホに例えられるもので、不要だなと思って画面を切り替えてもバックグラウンドで稼働させているアプリがあるとスマホの動作が遅くなったり、バッテリーを消耗させます。そしていよいよバッテリーの残量なくなったときに電源が落ちるわけですが、表面的にはバックグラウンドの存在に気づかないケースが多いので、なぜ電源が落ちたのか原因が分からないとなります。
だから、もしあのときデートに誘っていたら、告白していたら付き合えていたかもしれないな。
という答えの出ない問いかけは、付き合えていかもしれないし、付き合えていなかったかもしれないという答えの出ない問いであるにもかかわらず、潜在意識は付き合えていたかもしれない?? 付きえなかったかもしれない?? と答えを探そうとしてしまいます。
ここで言いたいことは、好きすぎて誘えない、告白できないという気持ちは十分理解できます。自分もそういうタイプです。
でも結局リスクを取らないで現状維持でいると潜在意識は永遠と答えの出ない問いかけをすることになって最終的に残るのは後悔だけだということです。
誘ってみて断れた。告白してフラれた。
どちらも物凄いショックな出来事ではなりますが、結果が出ています。挑戦した結果に思い通りにならなかったとしても意識も潜在意識も答えが出ているので納得して次に進むことができるんです。
大切なのは後悔しない選択をすること
理屈は分かった。でもやっぱり好きすぎると誘えないし、告白するのは勇気がいるものでしょ。
そういう声が聞こえてきそうです。その気持ちは分かります。
10代や20代前半は自分から声をかけるのは避けてきたし、付き合った彼女も友達関係から進展しただけなので自分が積極的にアプローチしたわけではありませんでした。しかし、好きなのに周りの目やフラれたときのことばかり気にしているうちに、身近な男に奪われて好きな子が他の男と付き合っているのを見るのは耐え難いものがありました。
そのことが分かってからは、誘って断られる。告白してフラれる。という結果ではなく、自分自身にとってもっとも後悔のない選択をしようと考えるようにしたんです。
勝算なんて全然ないときでも、その人のことを本気で好きなのであれば自分の思いを伝えるんです。
それを受けて相手がどう判断するのかは相手次第ですから自分の力の及ぶことではありません。ここも重要な点で、一番大切なのは自分自身が納得できる選択をすること、後悔のない選択をすることであって、結果は相手が決めることなのだから気にしてもしょうがないということです。
結果的にフラれたときは当然立ち直れないぐらいショックなのですが、それでも自分の気持ちを伝えたという結果が出ているから後悔はないんです。
まとめ
どうせ自分が告白してもダメだろう。
あんなかわいい子が自分を好きになるわけがない。
傷つくぐらいなら友達関係を継続していたほうがいい。
誘わない理由や告白しない理由をあげればいくらでもあります。そこで現状維持という選択をすることもあなた自由です。でもそのときに一度考えてください。
その選択で後悔しないのか。
他の男と付き合っているのを目の前で見ていることに耐えられるのか。
もし予想に反して付き合えることになったらどれだけ幸せなことか。
いわゆる学校で一番人気の子に挑むようなときもあるので、どうせ無理だからやめておけよと言われることもあります。でも自分が後悔しない選択をする権利は自分にあるし、自分が幸せになる権利も自分にあるんです。
大切なのは結果じゃない。自分が後悔しない決断をできるかです。
最近のコメント