欅坂46「平手友梨奈の17年」Vol.7完結編 欅坂で出会った感情と平手友梨奈の責任

欅坂46

『ROCKIN’ON JAPAN』2019年6月号で表紙を務めているのは欅坂46の平手友梨奈です。

Vol.6はこちらです。

欅坂46「平手友梨奈の17年」Vol.6 ライブ制作秘話とセンターに対する想いを告白

2019.05.19

いよいよこのロングインタビューに関する記事も完結編です。2時間23分にも及ぶインタビューの最後に平手は何を語るのでしょう。

欅坂に入ってから感情というものに出会った

ここらへんのやり取りについては結構聞きたいことをそのままインタビュアーの方が聞いてくれているので、目新しい観点というのもあまりないんですが、欅坂46に入って初めて感情に出会ったという表現はおもしろいですね。

やりたいものはない。情熱的になれるものがなく希望なんて持たないほうがいいんだと冷めた考え方をしていた子が欅坂46に加入したことで希望が見えたわけです。

ただ、希望が見えたからハッピーとならないのが平手で、思い通りにならないことへの苦しみを感じることになります。

2017年夏以降に平手の状態がおかしくなったのは今野さん曰く2017年の共和国で見せた平手の高いパフォーマンスが自らのハードルを上げてしまい、現状に納得できない割合が増えてしまったことが原因と言っています。

無気力とも思える姿の平手を見ていた方は心配もしたんでしょうが、幼少期からのやりたいことが全くなくて、生きる意味みたいなものが見えない期間を過ごしてきたことを考えれば、やりたいことの中で感じる苦しみに関してはさほど心配することもないのではないでしょうか。

表現したいという欲求こそが平手が欅坂46での活動を続ける理由だとするなら、表現したいという欲求がなくなったら欅坂46を続ける意味もなくなってしまうわけで、そのときは卒業するってことでいいんだと思います。

平手から悩みが消えることはありません。ずっと悩んでいる。でも欅坂が始まってようやく自分の人生が始まったと言ってるぐらいなのでやりたいこともなく漠然と生きていた時代に比べたら欅坂46での活動は充実しているんじゃないでしょうか。

だから平手が悩んでいることそのものを心配する必要はないと思います。

絶対に満足するタイプではないし、満足できないからこそ次はもっとよくしようとがんばれるのならそんなところも含めて平手友梨奈だと思うしかないですね。

プレッシャーに強い人の特徴

元AKB48の板野友美がラジオ番組で「最近プレッシャーに弱くなった」と言っていたことがありました。

昔はプレッシャーなんて感じなかったのに経験を重ねるにつれて怖さが出てきたという意味です。

緊張してしまう大きな要因が空気が読めすぎてしまうこと。身に起きてることを理解できる子ほどプレッシャーには弱い傾向にあります。もちろんそういった子にも違う才能があるわけで悪いことばかりではないのですが、ある程度の鈍感さが必要なときもあるっていうことです。

秋元さんがセンター前田敦子のことを「最後の一個を平気で食べられるタイプ」と言っていたのもおもしろい表現だなと思います。

例えば、お寿司があってみんなで食べていたとして指原とかゆきりんみたいに周りの目を気にするタイプは「食べたいけど最後の一個を食べちゃまずいかな」と思って手をつけないでいるところを、前田敦子は「あれ、みんな食べないの。じゃ私食べちゃうよ。いただきまーす」と言って食べられるタイプ。

手をつけなかった子は本当は私食べたかったのに…と思っている横目で、全くそんなことを気にせず食べてしまう人がいる。

言い方換えるとちょっと常識がないぐらいの抜けたところがあるほうがセンターにはいいのかもしれません。

平手にとってセンターも、大きな会場も、CDの売上枚数も関係ないようです。

どんな環境であっても自分がやるべきことは変わらないというのは口でいうほど簡単ではありません。

注目される度合いが大きくなるほど知らず知らずのうちに等身大の自分から背伸びした自分を見せてしまいがちです。それがないっていうんだからすごい子です。

とはいえ、欅坂46に入って人生が変わったという誰が見ても明らかなことすら理解できてないところを見ると単純に現状が理解できてないっていうそれだけかもしれません(;^_^A

それぐらいの鈍感さがないとセンターには立てないのかな。

ものすごく繊細な部分もあるくせに、誰でも分かることが全然理解できてないっていうのも平手らしいですね。

平手友梨奈の責任

インタビューの最後に見られた平手らしい一面。

周りがどれだけいいライブだと言っても納得してない。アニラ大阪は見ることができなかったので正確に語ることはできませんが、SNS上の反応を見ている限りではいいライブだったんだと思います。

平手不在だった昨年のアニラとは違い明るい雰囲気で終わったライブではないでしょうか。

心理的な言い方をすると、同じ犬を見てもかわいいと思う人がいる一方で、犬が怖いという人がいる。それは犬自体に問題があるわけじゃなく犬を見た瞬間に自分の中にある恐怖心が反応するから。それは噛みつかれたからなのか、吠えられたからなのか。どちらにしても自分の何かが反応しているだけで犬個体の問題じゃないということです。

ライブ自体はいいライブなんだと思います。だからライブそのものの問題ではなく平手の中にある何かがうずいているから納得できないライブと認識してしまう。

世界記録更新以外認めないなんてハードルだったら99%のライブは意味のないライブになってしまいます。

平手のライブに対する姿勢を見てるとオリンピックで金メダル獲得を期待されていたのに銀メダルしか獲れなくてすいませんと言ってる選手みたいなもんで、結果にこだわりすぎてるところが彼女を苦しめてるんだろうなと思って見ています。

ここも難しいんですよね。絶対に金メダルと獲るという強い気持ちがあるからがんばれるところもあって悪いことだけではないと思います。

もう少し心に余白を持って受け入れることができたほうが楽なことは分かっていても、大阪アニラのように任せてしまうことは責任を放棄したのと同じで納得できなかった。

楽な気持ちでやれちゃうライブなんてダメなんだ!

それが分かっただけでも価値があるんじゃないですか。

背負いすぎていたところから一回背負ってるものを下ろしてみて、やっぱり納得できないならまた背負えばいい。

大阪アニラが楽な気持ちでやれちゃったからダメだと思っていたのを分かっているからこそ、東京アニラで平手が何を見せてくれるのか楽しみにしていたのになんで当たらないんだ・・・

まとめ

終わった~ヽ(^o^)丿

いや~長かった。ここまでお付き合いいただいた方もありがとうございます。

前回のインタビュー記事を簡単にまとめてすぎてしまったので、今回のロングインタビューは絶対に納得いくまで書こうと決めていたんです。

記事中には平手のことだけでなく自分のエピソードもたくさん書いてきました。

それは自分のことを語りたいからではなく、常に自分の経験に置き換えたときにどの経験とリンクしてくるかを考えているからです。

平手の人生を平手のフィールドで考えていても僕は平手じゃないので限界があります。でも自分の人生は自分しか分からない経験なので腑に落ちる感覚が多いんです。

今回のインタビューでなんとなく分かったのは平手は欅坂46の活動があることで精神的なバランスを保っているということです。

普段は人見知りで無表情なことも多い子ですが、表現したいという欲求を爆発させることができるライブでは抜群のパフォーマンスを見せる。悩みがどれだけ多くても表現できる場所である欅坂46があるから平手が平手でいられる。

なんかイメージでは欅坂46でアイドルとして活動することが平手を消耗させているんじゃないかという思いがどこかにあったんです。

でも平手にとって欅坂46は大切な場所で、センターの責任とか、誰かにやらされてるとかじゃなく、自らの意思によって欅坂で活動するという道を選んでいるんだというのが明確になった気がして嬉しくなりました。

欅坂46「平手友梨奈の17年」Vol.5 変わったきっかけは1stアニラと不協和音

2019.05.16
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ABOUTこの記事をかいた人

心屋認定心理カウンセラーのハヤケンです。 アイドルの心理を研究しているうちに心理カウンセラーになってしまいました。現在はアイドルの記事を中心にブログを書いています。 執筆の依頼はお問い合わせフォームからお願いします。