欅坂46ドキュメンタリー映画「僕たちの嘘と真実」平手友梨奈の偉大さが伝わる内容だった

欅坂46 平手友梨奈 ドキュメンタリー映画

映画『僕たちの嘘と真実 Documentary of 欅坂46』をようやく観ることができました。

2週間前から公開してるんだからファンならもっと早く観とけよって感じではあるんですが、観に行こうと思っていた日がことごとく仕事になってしまって行けなかったんですよ。

それと衝撃的な内容であることが想定されたのでちょっと身構えてしまった部分もあったのかな。

この記事では映画を観ての率直な感想をまとめていきます。

内容にはネタバレを含むので、まだ映画をご覧になっていない方はご注意ください。

平手友梨奈がいなければ欅坂46は存在しないのか

このブログでは以前から「欅坂46のセンターは平手友梨奈しか考えられない」と書いてきました。

それは平手友梨奈の才能や表現力は圧倒的なものがあり、他のメンバーとは一線を画していると思っていたからです。

こういう言い方をするとアンチ平手の標的になってしまいそうですね(笑)

もちろん平手を嫌いな人もいるでしょうし、平手以外のメンバーを応援している人からしたら納得できない言葉かもしれません。

だからTwitterのような文字数制限があるところでは言っていません。ブログに関しても節目のときにしか言ってないです。

自分の主張を押し通して相手をねじ伏せようとしてもしょうがないですからね。

でも今回ドキュメンタリー映画を観て思ったのは、自分のように平手を絶対的センターと支持しながらも他者の意見を受け入れようとする者や他のメンバーのセンターを支持する者のどちらも甘い考え方だったようです。

作品の中で「欅坂46は平手がいなければ成り立たないのか」と叱咤されるシーンがありますが、誰よりも平手の偉大さを間近で見てきた彼女たちだからこそ平手友梨奈がいなければ欅坂46は成り立たないことが身に染みて分かっていたんです。

このシーンの後からは平手不在のときに代理センターを立てることにも対応できるようになり、2018年後半から2019年にかけては代理センターのフォーメーションも馴染んできたと思っていました。

実際にファンもメンバーもその感覚があったと思いますが、改名という決断をするに至った経緯を聞いてもファンが思っている以上に平手の存在は大きな存在だったことが分かります。

改名の知らせを聞いたときに真っ先に浮かんだのは「平手友梨奈がいない欅坂46の限界でした」。

平手がいない欅坂46も存在しうると挑戦してほしかったのに、戦わずして白旗をあげてしまっているように感じたのです。

たしかに平手の存在は大きなものですが、強烈な個の力よりも組織の結束力が上回ることこそが欅坂46らしさだとも思っていたのでショックでした。

でも当然メンバーだって平手友梨奈がいなければ存在できない欅坂46なんて言われ方は屈辱であることは理解したうえで、それでもやっぱり自分たちの身の丈を冷静に判断したのが改名という決断です。

平手の状態が悪くなって不安定さを見せた中でもセンターとして起用したことに対しては運営の酷使という見方は依然として存在します。

そういった一面があるのもまた事実としても、映画を観ていると運営だけでなくメンバーも欅坂46のセンターは平手しか考えられないと思っていたのことが分かります。

そう考えると平手をセンターから外した方がいいとか、酷使しているとか、そういった次元の話ではなく、平手しかいない!その選択肢しかなかったようです。

これも平手友梨奈が望んだ形

作品中にはデビュー当時の無邪気な平手から『二人セゾン』『不協和音』『風に吹かれても』あたりにかけてのおかしくなっていく様子が痛々しいほどに描かれています。

休養期間を設けることをメンバーに伝えるシーンは映像こそありませんでしたが、音声からも平手以外のメンバーの動揺が伝わってきました。

10代の無邪気な女の子が精神的に崩壊していく姿は、平手が欅坂46での活動に対して命がけで挑んでいたことが分かります。こういった様子を見るとやはり酷使された結果ではないかという意見が出てきそうです。

しかし、映画を通じて自分は違う印象を受けました。

平手は全国ツアー当日に休演を発表したり、9枚目シングルのMV撮影においても姿を現さない日があるなど、ギリギリまで悩んでどうしても自分の感情に折り合いがつけられないときはNOと意思表示をしてくる子です。

それはプロ意識がどうこうといった厄介オタクの小言で片付けられるようなものではなく、自分が出ないことで周りにどれだけ迷惑がかかるかぐらい分かっていてもどうしても納得できないという悩みに悩んでの結論なのです。

ということは、欅坂46での活動に関しては平手自身の意思のもとに続けられていたことの証明でもあるなと思ったんです。

パフォーマンス後に抱えられていくシーンや東京ドームの『角を曲がる』前の様子を見ると、あまりにも衝撃的すぎて傷つきながら必死にがんばっていた印象が強く残ってしまうことはたしかです。

でも平手は本当に無理と思ったら拒否してくる子じゃないですか。

だから、こうやって傷つきながらもステージに立つことは平手自身が望んだ形なんだなと思いながら見ていました。

しっかりしてくれ!と思うことはないのか?

ゆっかー(菅井友香)へのインタビューで「(平手に対して)もうちょっとしっかりしてくれよと思うことはないんですか?」という踏み込んだ質問がありました。

前から気になっていたことを聞いてくれたいい質問だと思います。

かなり核心を突いた質問なので安易に聞く内容ではありませんが、ドキュメンタリー映画ですからこういった本音の部分こそが知りたかった。

この質問に対してゆっかーは言葉を選びながら平手を擁護する言葉を並べました。

質問を受けた瞬間の表情や言葉がうまく出てこない様子を見ても本音ではやっぱり「あなたがセンターなんだからもうちょっとしっかりしてよ」と思うことはあったはずです。

既定のセンターの概念を当てはめることが難しい平手とはいえ、やはりみんな平手の背中を見ているわけでグループの象徴でもあるセンターがそんなに不安定じゃ困るよって言いたくもなりますよ。

ましてやゆっかーはキャプテンという立場で全体を見ていますから余計でしょう。

でも、ゆっかーの回答に平手を責める言葉は1つもありませんでした。

それはゆっかーの優しさの表れだなと感心すると同時に、そこまで全てを優しさで受け止めようとしたら大変だろうなと心配になってしまう部分でもありました。

平手に一言いいたこともあるけど、私たちは平手を支えるんだって発言したとしてもけしてゆっかーが責められるものではないでしょう。

選抜制となった『10月のプールに飛び込んだ』

9枚目は欅坂46初となる選抜制が採用されました。

結果的に『10月のプールに飛び込んだ』は幻となりましたが、当時はMV撮影まで進んでいたわけです。

平手がこの曲に悩むのも分かる気がします。

平手はいつも楽曲の主人公である「僕」の世界に入り込んでいくことで僕に近づいていきます。

そのため『不協和音』『ガラスを割れ!』『黒い羊』といった僕が背負っているものが大きいほど平手は共感しやすいはずです。

では『10月のプールに飛び込んだ』の世界観はどうかというと今までの楽曲に比べるとポップな印象を受けます。

2期生の加入もあり新生欅坂46を印象づけたい運営側の意図もあったのかもしれません。

しかし、平手がその世界観に入り込めるかといったら難しいと思うのも当然です。

リハでもメンバーから離れてずっと自問自答している姿はギリギリまでがんばっていた証拠です。そもそもやる気すらないなら撮影そのものを辞退しているはずです。

それでも満足いく姿を見せることができないと思ったから撮影に現れなかった。

それは平手のわがままではなく、欅坂46は平手の表現にかかっているのだから平手が無理だと判断したのであれば撮影しないのが正解ってことでいいんだと思います。

MVの撮影には多くの費用と人が動いていますから誰でもやれることではないですけどね。

そういう脆さも含めて平手友梨奈と理解するしかない気がします。

選抜制に関しては平手脱退への直接の原因ではないでしょう。

結構、選抜制が問題だったという見方もありましたけどね。

メンバー誰もが選抜制なんて非情な方法でなく、全員で舞台に立てるほうがいいと思ってますよ。

そうはいっても2期生の加入で大人数になっていること、経費の問題や運営的な事情など運営なりにも選抜制を採用せざるを得ない状況があったのだと思います。

選抜発表直後の落選組だけ別室に移動するように命じられるのはまた苦しい。

石森が語っていたように私を選抜に入れろ!って話じゃなくて、これだけの功労者を落選させるなんてことがあっていいのかという怒りです。

言いたいことはとても分かります。

ダンスリーダーのふーちゃん(齋藤冬優花)、二人セゾンでのソロダンスも印象的なみいちゃん(小池美波)が落選なんて考えられません。

特に全員選抜が欅坂46の象徴でもあったのでファンからも多くの反発がありました。

でも僕個人の考えとしては選抜制の採用が欅坂46に決定的なダメージを与えるとは思っていませんでした。

もちろん全員選抜でやれるならそれが一番いい。

しかし、落選させる子が出るのはかわいそうだから全員選抜にしておこうというのは違います。

そして選抜制を採用したなら2期生だけを落選させるなんてぬるいことをやっていてはインパクトがありません。

ファンが落選した1期生の実力を分かっているように、運営だってファンの何倍も彼女たちのがんばりを見てきたわけです。

それでも選抜制でいくと決めたのであればそれが答えであって、メンバーが運営方針に文句を言うのは違います。もちろん平手も同じです。

メンバーも選抜制をなんとか自分なりに消化しながら受け入れているものを平手の一言で全部を白紙に戻せると思っているアンチ平手は、平手が嫌い嫌いと言いながらアンチほど平手が全知全能の神のように考えているという矛盾に気づいていないからでしょう。

小池美波『二人セゾン』アドリブソロダンス

みいちゃんが『二人セゾン』のソロダンス部分をアドリブで踊ったのはエピソードとして何度も聞いていました。

ただ実際に映像で見たことなかったんですよ。

アドリブって簡単に言うけど自分のパート以外のダンスを踊れるものなんだろうか??

そんなことを思いながらみていたら、いきなりみいちゃんからマイクを渡されたしーちゃん(佐藤詩織)の驚いた表情が本当にアドリブであることを物語っていました。

そもそも踊れることがすごい。

指示されていないことを独断でやるって相当な勇気がいることですよ。

しかもソロダンスのキレが抜群なのが最高でした。

グループで活動しているわけですから基本はルールに従うのは当然として、平手が突然消えるというハプニングに対応した度胸は素晴らしいですね。

まとめ

舞台裏で平手が運ばれるシーンも数多くありましたが、そこらへんは覚悟していたので動揺せず見ることができました。

1曲に倒れるまで全力で挑める平手のすごさを感じたし、そんな姿をメンバーも見ているから必死に支えようと思えるんだろうなと思いました。

欅坂46のメンバーはあまり発信しない子が多いので、そのときどういった感情だったのかインタビューでもない限り読み解くことが難しいグループです。

それが今回の映画で少しは謎が解けたかな。

想像していたよりは後味は悪くなかったのは救いでした。

なんか妙に平手に対して「よくがんばったね」と言ってあげたい気分になりました。

観に行ってよかったです(*^▽^*)

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心屋認定心理カウンセラーのハヤケンです。 アイドルの心理を研究しているうちに心理カウンセラーになってしまいました。現在はアイドルの記事を中心にブログを書いています。 執筆の依頼はお問い合わせフォームからお願いします。