9月8日放送の『欅って、書けない?』で欅坂46 9thシングルより選抜制を導入することが発表され、選抜発表の模様が放送されました。
異様な緊張感の中で自分の名前が呼ばれるのを待つメンバー、呼ばれた後も選抜されたことに対するプレッシャーを感じながら複雑な表情を見せていました。
欅坂46としては初となる選抜制導入に否定的なファンも多い中で、発表された選抜メンバーとフォーメーションを振り返りながら今後の欅坂46について考えます。
目次
欅坂46 9thシングル選抜メンバー発表
おはもん?
けやかけリアタイで観れなくて、今フォロワーさんから聞きました。
僕の推しメン5人中4人が選抜に選ばれました。
すずもんが選ばれなかったのは本当に意外だった…#欅坂46 #欅って書けない pic.twitter.com/nfybO2dqE2— Kiku?????低浮上 てち/ゆっかー/すずもん/ゆいぽん/かりん推し (@Kiku_keyaki0622) September 8, 2019
欅坂46の9枚目シングルの選抜フォーメーションは以下の通りです。
3列目:土生 梨加 井上 原田 関 上村 藤吉
2列目:武元 菅井 森田 守屋 佐藤
1列目:小林 松田 平手 田村 理佐
7-5-5の17名で新曲に挑むことになりました。
この発表により選抜に入れなかったメンバーは以下の通りです。
石森、尾関、織田、小池、齋藤、鈴本、長沢、松平、山﨑
この結果を受けて今回のフォーメーションを振り返ります。
鈴本美愉まさかの選抜落ち
#21枚のカウントダウン、12日目は #鈴本美愉 さん× #前康輔 さんの『孤高』です! 撮影は、霧がかかる広大な草原で行なわれました。#欅坂46 ファースト写真集『#21人の未完成』発売まで…残り9日! pic.twitter.com/7mSdCNvbmm
— 欅坂46 ファースト写真集『21人の未完成』公式 (@keyaki_first) November 12, 2018
今回の選抜発表でもっとも驚きとして捉えられたのは鈴本美愉の選抜落ちでしょう。
選抜制導入には変化を印象付けたいという運営の思惑があるでしょうからセンター平手の両サイドに2期生を置くことは決まっていたはずです。
その2期生の隣に1期生の2番手を配置すると考えると、ここに小林と鈴本を置いて理佐を2列目に下げてくるかなとは思っていましたが、フロントの両サイドは小林と理佐で鈴本はまさかの選抜落ちとなりました。
そうですか・・・鈴本選抜落ちですか。2期生をこれだけ選抜入りさせたとはいえ平手がいないときはセンターを任せるメンバーだし、全国ツアーでも小林と鈴本の2人が引っ張っていた印象があるので意外でした。
これ平手が出演できない音楽番組とかセンターはどうするんでしょう。
新曲披露のMステとかで出られないとなったら周りをスライドさせるより鈴本1人を当てはめたほうがメンバーの負担を軽い気もしますが、センターをアンダーから選ぶのかという問題もあってセンターを小林にして空いたところに鈴本というほうが現実的かもしれません。
鈴本とふーちゃん(齋藤冬優花)はこれまで欅坂46のダンスリーダーとして支えてきてくれました。
ふーちゃんはこれまでも3列目を担当していたので選抜落ちは分かるとしても鈴本を外すというのはどういう意図があったのか推測するのは難しいです。
その他にも、小池・石森といったダンスメンの選抜落ちは衝撃でした。
9作連続でセンターは平手友梨奈
#21枚のカウントダウン、17日目は #平手友梨奈 さん× #神藤剛 さんの『共振』。幾度と撮影を行なってきたこの組み合わせ…必見です!#欅坂46 ファースト写真集『#21人の未完成』発売まで…残り4日! pic.twitter.com/f5A0pVBfpr
— 欅坂46 ファースト写真集『21人の未完成』公式 (@keyaki_first) November 17, 2018
新曲のセンターは9作連続で平手友梨奈が担当することになりました。
最後のセンターポジションだけが残っている段階で平手も鈴本も残っている状況は結構ドキドキしましたよ(^▽^;)
ひとまずセンターおめでとう(*^▽^*)と伝えたいですね。
とはいえ、スタジオでのコメントでも「ファンの方がついてきてくれるか不安なんですけど・・・」と語っていたのが印象的。
平手自身も欅坂46は全員選抜での助け合いこそがあるべき姿なんじゃないかと思っているタイプだと思うんです。ファンが全員選抜を望んでいることも分かっていることもあって、これだけ大きな変化に対してファンが動揺してしまうことに配慮した発言です。
2期生の大量選抜入り、1期生の選抜落ちも含めてSNSでは変化をするのであれば平手センターを代えるべきじゃないかという声もありました。
コンディションがベストな状態ではないということは気になるところですが、欅坂46において平手を超える表現力を示せるメンバーはいませんし、知名度の点でも他のメンバーを圧倒しています。2期生をこれだけ選抜入りさせておいてセンターまで代えられません。
乃木坂46ぐらい確固たる地位を築いてしまうと3期生4期生のときがそうだったように新メンバーをセンターにするという方法も取れますが、さすがにまだそのレベルではないということです。
選抜発表が7月といっていたので2か月の間に平手の中でも心の整理がついたのか、スタジオでは明るい表情を見せてくれました。
以前は選抜制を採用したら平手が真っ先に選抜辞退をするんじゃないかと言っている方もいましたが、それはあまりにも平手に権力があると思いすぎな発想で、運営による決定に関しては平手であっても従わなければいけません。
SOLやインタビューで選抜制導入をどのように受け止めているのか気になります。
2期生 松田里奈&田村保乃をフロント抜擢
センター平手友梨奈の両サイドを2期生から松田里奈と田村保乃が抜擢されました。
こういう新メンバーを押し出した方法は乃木坂46ではよくあるパターンですし、日向坂46の2枚目シングル『ドレミソラシド』では2期生である丹生明里、河田陽菜をセンター横に抜擢しました。
選抜制を導入するということは新しい欅坂46を印象付けたいわけですから2期生を置くことはよくあることとして、2期生でダンスメンとされている武元ちゃんと小柄ながらダンスでも輝きを見せていたひかるんかなと思っていたら2人は二列目。
松田里奈は持ち前の度胸の良さと積極性で今までの欅坂にはいないタイプですね。
初めて人前に出たお見立て会でも緊張しなかったというのだから肝が据わっている印象。うたコンでのアンビバレント披露に2期生から抜擢されたメンバーということもあって運営からの信頼度は高いのでしょう。まつりちゃんのような母さんタイプは3列目ぐらいでひっそり選抜入りっていうのがパターンかなと思っていたらフロントメンバーになったのは驚きました。
同じく2期生では田村保乃ちゃんが選ばれました。
「HUSTLE PRESS」https://t.co/onB4alM2C2にて、明日6日(土)「HaaaaaN zero」を更新。欅坂46から田村保乃(たむら・ほの)が登場。「3rd YEAR ANNIVERSARY LIVE」真っ只中! 閲覧&チェキプレゼント応募は無料です。#HaaaaaN #欅坂46 #田村保乃 pic.twitter.com/a0qGX4eISC
— 井上朝夫@HUSTLE PRESS編集長 (@HustlePress) April 5, 2019
本人はダンス覚えの悪さや自信のなさを気にしていましたが、うたコンでも2期生から選抜された3名に選ばれているわけですから本人の自己評価よりも運営の評価は高いんじゃないかと思っています。
いわゆる運営推されメンに入ったわけで、個人仕事も増えてくると思うのでがんばってほしいですね。
乃木坂46は新メンバーの賀喜ちゃんが全国キャンペーンで回っているのでまつりと保乃ちゃんで全国PRに回るというのもいいかもしれません。
けやかけでも豪快な笑い方でファンを楽しませてくれる保乃ちゃんには期待しています。
選抜落ちをしたメンバーは何を思う
改めて選抜落ちしたメンバーを確認すると
石森、尾関、織田、小池、齋藤、鈴本、長沢、松平、山﨑
となります。
初めての経験ですから当然ショックも大きいでしょう。選抜落ちをして悔しくない人なんていません。
その悔しい気持ちとか、結果を受けて涙してしまうのもしょうがないと思います。そういった選抜に入れなかったメンバーの気持ちも含めて今回の選抜発表企画だと思ったのですが、コメントはなく最後の時間調整のようなクイズで時間を使ってしまったのがなんとも残念です。
キャプテンゆっかーは停滞感を感じていたといいます。
それはメンバーの総意ではなく、ゆっかー個人の感覚かもしれません。ただ1期生が卒業して2期生を加えるとなった段階で欅坂46は変わっていかなければいけないという意識があったんだと思います。
ファンは欅坂46といえば全員選抜で、それこそが欅坂46の良さだと口を揃えます。もちろんそれは認めるところですが、全員選抜でなければ欅坂46の良さは表現できなくて選抜制になったら欅坂46が今まで積み上げてきたものが崩壊してしまうというのはあまりにも彼女たちを弱く見過ぎている気がします。
はっきりいって全員選抜であろうと選抜制だろうと欅坂46は根本の部分では何も変わりません。
選抜に入ったメンバーは選抜落ちしたメンバーの分もがんばろうと思うし、選抜に落ちてしまったメンバーも選抜メンバーを支えてくれることでしょう。
全員選抜か選抜制かというシステムが何であったとしても欅坂46らしさは失われないと思っています。むしろ、平手が心配していたようにファンがついていけるのかが心配です。メンバーは仕事ですから決められたシステムに順応するしかないのですが、ファンは全員選抜の欅坂46が好きという愛着があります。
選抜制採用がどういう結果をもたらすのかは選抜落ちしたメンバーが今度どういう振る舞いをするのかにかかっています。
長濱ねるの特例加入とか、平手のアニバ欠席とか、紅白やレコード大賞直前に平手のケガとか、短期的に見たらマイナスに思えることもそれを乗り越えることで結束力を強めてきたグループじゃないですか。
選抜落ちしたメンバーもつらいでしょうが、必ず乗り越えてまた選抜入りをしてくれると信じています。スタッフもメンバーのケアをしっかりしてあげてほしいですね。
まとめ
自分はAKB48グループを応援していた時期があったので選抜制や選挙で序列をつけられるアイドルの仕組みには慣れています。組閣のときにはメンバーの移籍が発表されることもあったわけで、例えば乃木坂のメンバーが欅坂に移籍、欅坂のメンバーが乃木坂に移籍みたいなことがありました。
SKE48のエースだったメンバーがAKB48に移籍を告げられ、SKE48はAKB48の2軍じぇねーんだよ!と当時の自分は随分怒っていた記憶があります。
ですから、欅坂46で初めてアイドルを好きになった人には選抜制を受け入れられないのも分かりますし、選抜落ちしたメンバーのことを考えると苦しくなりますよね。
だからSNSで全員選抜がいいというのも自由、選抜落ちしたメンバーがなんで選抜入りしていないんだと怒るのも自由。
ただ選抜制導入によって欅坂46が終わってしまうといった発言は見ていてあまり気持ちのいいものではありません。それはあなたの中での理想の欅坂46が崩れただけであって、欅坂46は新しい形に変化するため前に進むだけです。
必ず進化した欅坂46を見せてくれると信じています。
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