8/23欅坂46全国ツアーin横浜アリーナ 小池美波・小林由依・上村莉菜が見せたそれぞれのセンターと二期生の成長

欅坂46

2019年8月23日に横浜アリーナで開催された欅坂46全国アリーナツアー2019に行ってきました。

18時30分開演ということで17時の定時に仕事を終わらせても都内からだと間に合わないかもしれないと思い、この日は1時間ほど早く退勤させてもらいました。毎日職場でも平手友梨奈推しメンタオルを使用しているもので、「今日はどっか行くの?」「欅坂46のライブが横浜アリーナであるんですよ」と言えば「あーそうなんだ。じゃ、しょうがないね」で通用するから楽です(笑)

昨年の秋から欅坂46を好きになったものの春の武道館落選により初参戦が夏に欅共和国になってしまいました。もちろん全国ツアー参戦は初めてです。

それでは欅坂46全国アリーナツアー2019のレポートです。

セットリスト

 overture
1 アンビバレント
2 風に吹かれても
3 語るなら未来を・・・
4 Student Dance
5 東京タワーはどこから見える?
6 君をもう探さない
7 もう森へ帰ろうか?
8 キミガイナイ
9 二人セゾン
10 Nobody
11 I’m out
12 エキセントリック
13 月曜日の朝、スカートを切られた
14 大人は信じてくれない
15 避雷針
EN1 危なっかしい計画

全国ツアーということで表題曲以外の全体曲が多いですね。

欅坂46ファン以外の人も多い夏フェスでは表題曲、欅共和国ではユニット曲もありました。2018年の全国ツアーではユニット曲もやっていたようですが、今回は公演全体のコンセプトがかなりクールorダークな感じだったので、かっこいいダンスナンバーとメッセージ性の強い曲で構成されていた印象です。

『不協和音』『黒い羊』あたりはやらないんだろうなぁ。このセトリの感じなら入ってきても違和感ないけど・・・

小林センターバージョンでの『ガラスを割れ!』で紅白の再現も見たい。

とか、細かいことを言い出したら見たい曲はもっとありましたが、全体を通して統一感のあるセットリストでした。

平手がセトリにこだわる理由もなんだか分かったような気がします。

物語性を重視した演出に注目

overtureが流れるとステージでは金網に閉じ込められたメンバーが登場します。そして1曲目『アンビバレント』がスタートします。金網の中で彼女たちは踊り始めるのです。

金網が表現するものは抑圧です。でもそこで彼女たちが歌うのは『アンビバレント』ということは、自由でありたいと願うのと同時に金網の外に出ることへの恐怖心が拭いきれない相反する気持ちとの葛藤があるわけです。

でもそんな悩みも次に『風に吹かれても』で「なるようになるさ」「その調子!」と、欅坂46には珍しい明るい曲で笑い飛ばしてしまいます。自由を得ることは怖さを伴うことだけど、そんなの金網の中で悩んでいてもしょうがないんだから思いきって挑戦してみなよと自分たちを励ましている。

そして次に来るのが『語るなら未来を・・・』。

金網から飛び出して未知なる世界に挑戦しようとすると当然傷つくこともあるでしょう。なるようになるさ!と明るく笑ってみてもやっぱり自分の決断は間違っていたんじゃないかと迷うこともある。それでも過去は戻ってこない。前を向いて進むしかない。

いま語るべきことは過去への後悔ではなく、未来への強い意志なんだ!というメッセージを感じることができます。

秋元さんはAKB48で選挙をやったり、東京ドーム公演ではピラミッド状にメンバーを並べアイドルのヒエラルキーを表現したり、残酷とも思える表現をすることがあります。

今回の演出に秋元さんがどれだけ絡んでいるかは分かりませんが、秋元さんらしい演出というか20代前後の女の子が金網に閉じ込められて拘束されているのを表現してしまうことのすごさと残酷さを感じながら見ていました。

物語という点では、『もう森へ帰ろうか?』→『キミガイナイ』→『二人セゾン』への流れも好きなところ。

『もう森へ帰ろうか?』は、現実の厳しさを知って夢に描いていたものは実は希望なんかじゃなくて現実逃避をしていただけだと悟ります。『キミガイナイ』に関しても孤独感を表現した曲なので曲のイメージとしては同じ系統。

そして次に来るのが『二人セゾン』。

『二人セゾン』は別れの曲ではあるんですが、暗い曲っていう感じはしません。『キミガイナイ』で言っていたような孤独感というより閉じこもっていた自分を外の世界へ連れ出してくれたことへの感謝を感じます。

出会いと別れの悲しみを表現しながらも僕は外の世界に飛び出したことへの後悔は感じません。

『I’m out』『エキセントリック』まで来ると、迷いよりも僕は戦うという強いメッセージを発してきます。周りの目を気にするんじゃなくエキセントリック(変わり者)なままの自分でいいじゃないかと腹が決まった感じです。

『月曜日の朝、スカートを切られた』『大人は信じてくれない』あたりで苦しみと戦いながらも本編最後は『避雷針』という愛する者を守るために強い曲で締めくくりました。

ここまで来ると金網に閉じ込められたいたメンバーが、外の世界に飛び出し迷い傷つきながらも成長していく過程がしっかりと伝わってきます。

曲の流れとセットや映像を駆使した演出に世界観に引き込まれてしまう。

そんな素晴らしい公演でした。

小池美波 オールラウンダーからセンターへ

今回の公演で一番印象に残ったのがみいちゃん(小池美波)です。

2018年末の平手がケガで離脱した際に、年末の歌番組を毎回違うセンターが務めることになりました。各センターごとに表現の仕方も変わってくるということでTAKAHIROさんが、担当するセンターの子にあった新しい振り付けを作ります。

新たに振付を覚えなければいけない点でメンバー全員大変だったことは容易に想像できますが、センターの子がいたポジションに毎回みいちゃんが入ってくれていたんです。曲ごとにポジションが変わってしまうのはみんなに負担がかかるだろうということで、みいちゃんが穴を埋める形で負担を背負ってくれたわけです。

センターを任される子のプレッシャーも大変ですが、どこのポジションも対応してくれる子というのは運営としてもありがたい存在です。

そんなオールラウンダーみいちゃんが『二人セゾン』でセンターを務めてくれました。

みいちゃんはダンスもうまい、曲の世界観を表現する表現力もある、複数ポジションをこなせる器用さもある。そんな高い能力を兼ね備えていてルックス的にもかわいいのに、本人は自信のなさを口にします。

高い能力を持っていてかわいいのだからもっと自信をもっていいはずなのに、本人の中では自信が持てずにいる。

『黒い羊』のMVで、みいちゃんが演じる女の子はスマホの画面を見た直後に風呂でリストカットしています。SNSでの反応を過剰に気にしてしまう姿はどこか他人の目線を強く意識してしまうみいちゃん本人とも重なる部分があります。

自信を持てと言われても難しいかもしれませんが、そろそろ自分で自分を認めてあげていいんじゃないかなと思います。

だって空いたポジションを埋めてくれるオールラウンダーでありながらセンターも任される人間なんてどう考えたって選ばれた人間じゃないですか。すでに欅坂46においてみいちゃんは必要不可欠な存在です。

もう実力も評価も十分高い水準に達しています。

あとは自分自身が認めてあげるだけです。

小林由依 殻を突き破ったセンター

平手友梨奈不在となった全国ツアーを引っ張っていたのは鈴本美愉と小林由依でした。

パフォーマンス能力の高さで鈴本が評価されていることは欅坂46のファンであれば周知の事実ですが、小林のイメージって以前は器用にこなす印象のほうが強かったんです。

野球でいうと2割8分ぐらいで3割にわずかに届かない感じ。

だから鈴本と小林で比較したときに1年前だったら欅坂46にとって鈴本の存在感のほうが圧倒していたはずなのに、今回の公演では二人の存在感に優劣は全くありませんでした。

2018年末のレコード大賞と紅白歌合戦のセンターを任されたことは平手のケガがあった代理センターとはいえ大役です。そこを乗り越えてきたことで、器用だけどもう一つパンチが足りないところから一気に殻を突き破った感じがします。

公演の冒頭では金網の中で歌っているのですが、曲の終盤でいきなり金網をよじ登る姿はかっこよかった。

その後のMCでは「あれは毎回足を踏み外さないか心配になるんだよね(;^ω^)」と語ってくれました。たしかに踏み外したら危ないですね。

見た目はかわいくてもメンタル的にはかなりロックなタイプでライブ中の煽りもオラオラ系です。

頭がいい子だけに普段は空気を読んでいる印象が強いですが、ライブになると脳内のリミッターが外れて違う人格になりきっています。どっちが本当の彼女なのかということではなく、どっちもあるから精神的にバランスが取れているんです。

平手がいないときはセンターに小林由依に任せておけば安心。そう思わせてくれるだけの存在感が今の彼女にはあります。
ちょっと前では考えられないことです。1年程度でここまで成長するんだからすごいですね。

上村莉菜 新しいセンター像

『君をもう探さない』『もう森へ帰ろうか?』の2曲でセンターを担当したのは上村莉菜です。

上村がセンターを務める時代が来るとはねぇ。なんか感慨深いものがあります。

ダンスが苦手というのは自他ともに認めるところで、本人としてもセンターは予想外だったと思います。

上村が表現したセンターを一言で表すなら「無感情」です。

まるで人形のように表情がない。それはどこか人形のようにかわいい上村莉菜らしい曲の世界観を表現方法でした。

MCではセンターの感想を聞かれ「センターってこういう気持ちだったんだ」と語っています。2曲だけのセンターとはいえ自分が中心になって踊ることへのプレッシャーや責任を感じていたようです。

織田奈那が「いい経験だね~」と母さんのような発言をしていたのもなんだかおもしろかったです(笑)

たしかにいい経験ですよ。

2年目のアニラのときに代理センターを各メンバーが務めたことで平手友梨奈がどれだけの重荷を一人で背負ってきたのか痛感したといいます。それはセンターを経験した者にしか分からないものです。

センターへのこだわりはない。3列目でもセンターでも同じような気持ちでやるとは言っても周りの目はやはりセンターのメンバーを見てしまいます。

そんなプレッシャーを感じる中で、都会の喧騒に疲れて感情を失ってしまった少女を演じている姿は平手友梨奈にも表現できない上村莉菜独特の表現方法でした。

欅坂46二期生の成長

ダンスの面での存在感ではやっぱり武元唯衣ちゃんですね。

ダンスには自信があると本人も言っているようにダンスをしているときの唯衣ちゃんは自信がみなぎっています。スイッチが入ったように表情が変わるんですよ。その表情を見ると二期生の割にはいいねといった前置きは必要なく、欅坂46全体で見ても高いパフォーマンス能力を発揮してくれていることが分かります。

ステージ経験でいえばまだまだ経験不足なわけですが、今できる二期生の全力を見せてくれた印象で戦力として十分機能してくれました。

二期生だけのMCでも堂々としてるんですよ。

春のおもてなし会では緊張感が隠し切れない感じだったのに、わずか数か月でこんなに成長するのかって思っちゃいます。

加入当初は二期生加入に懐疑的だった人も多いと思いますが、今ではだいぶ受け入れてもらえるようになってきたんじゃないでしょうか。

まとめ

欅坂46の単独ライブは今回が2回目でしたがセットリストの美しさ、物語性のある構成、手の込んだ演出など最高の公演でした。

アイドルのライブという枠に留まらないクオリティの高さに心を奪われてしまいました。

円盤化されているのが欅共和国だけですからツアーに参戦したことがない人は共和国のイメージでしか欅坂46のライブを知りません。でも共和国が年に一回のお祭り的要素が強いのに対して、全国ツアーは欅坂46の世界観を全面的に表現したものになっています。

これはやっぱり全国ツアーも円盤化してほしいですね。

そう思ってしまうぐらい最高のライブでした。東京ドーム公演も楽しみにしています。

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ABOUTこの記事をかいた人

心屋認定心理カウンセラーのハヤケンです。 アイドルの心理を研究しているうちに心理カウンセラーになってしまいました。現在はアイドルの記事を中心にブログを書いています。 執筆の依頼はお問い合わせフォームからお願いします。