最近ではクイズ番組でも見る機会が多くなってきたSKE48惣田紗莉渚について特集をします。
20歳で迎えたドラフト会議でチームK2から5巡目で指名を受けた彼女は合宿の段階から他のメンバーと違う必死さを見せていました。ドラフト5巡目から総選挙8位を獲得するほどの人気メンバーにまで昇りつめた彼女には「なぜ人気?」という声が今でもあります。
惣田紗莉渚がなぜ人気なのか。その理由をお伝えしていきます。
目次
SKE48惣田紗莉渚のプロフィール
このカレーパンおいしい。
どこのなんだろう。 pic.twitter.com/88nh2hszs3— 惣田紗莉渚 (@sodasarinachan) 2018年12月15日
ニックネーム:さりー ドラフト1期生
生年月日:1993年1月18日
血液型:B型
出身地:埼玉県
身長:161cm
キャッチフレーズ:そうだ!さりな推そう!
メンバーカラー:水色・赤
趣味:宝塚観劇、ミュージカルの歌を歌うこと、写真、アクション映画鑑賞、西武ライオンズ観戦
特技:クラシックバレエ、タップダンス
将来の夢:ミュージカル女優、お城に住むこと
好きな食べ物:カレー、チョコチップクッキー
好きな言葉:人に優しく、自分に厳しく
実はAKB48の3期生オーディションに落選した経歴を持っています。3期といえば渡辺麻友や柏木由紀がいる期ですね。中学生のときからモーニング娘。に憧れてアイドルを目指していたようですが、3期生オーディションは母親が勝手に申し込んだオーディションで当時はまだ本気でアイドルを目指すというところまで覚悟はなかったようです。
その後も芸能事務所のオーディションを受けるも落選。そうこうしてるうちに高校一年のときに見た宝塚歌劇団に感動。宝塚入りを目指した3年間でした。
しかし、当時から160㎝に46キロとけして太くはない体型でありながら40キロまで減量しようとしていたため相当ハードなダイエットをしていたといいます。学校に行くと食べてしまうからと学校に行かずジムで運動をしていたというのだからこのときからストイックなトレーニングをしていたことが分かります。当然無理を強いた生活は続かず精神的にも限界を迎えたことで宝塚入りは断念することになります。
その後は、学校での遅れを取り戻すため必死に受験勉強をして青山学院大学に入学するのですが大学には馴染めずモヤモヤしてるところにAKB48グループ初のドラフト会議開催を知りアイドルへのラストチャンスと思ってドラフト会議に応募することになるのです。
惣田紗莉渚は痛いくらい必死だった
おはようございます!
大阪での握手会、よろしくお願いします? pic.twitter.com/zux3emn36P— 惣田紗莉渚 (@sodasarinachan) 2018年12月1日
惣田紗莉渚が受かったドラフト会議は第一回ということもあって運営側も手探り感満載で、当初18歳までとしていた年齢制限を撤廃したことで20歳だった惣田紗莉渚もエントリー資格を得ることができました。
ドラフトメンバーの映像は週刊AKBでも放送されていたので注目していたんです(週刊AKBって懐かしいですねw)。
ドラフトメンバーが出演していた当時の週刊AKBって演出がテリー伊藤さんに代わったあたりで番組的には一気におもしろくなくなった時期だったんですが、ドラフトメンバーの回はおもしろかったなと今でも覚えています。テリーさんが自己紹介を英語でやれとかムチャ振りをするんですよ。テレビ収録で普通に自己紹介するだけでも難しいのに英語とかどうやったらいいか分からないですよね。
だからほとんどのメンバーは腰が引けてしまうわけです。誰も好んで恥をかこうとは思わないですから。
そんな中でもとにかく積極的にアピールを続けたのが惣田紗莉渚です。当然うまく自己紹介なんてできないのですが、それでもテレビに使われたということは勝ち組なんです。結局のところうまくやれるかどうかより印象に残せるかどうかが勝負なのでテレビを見ていた自分の印象に今でも残っているということは彼女の積極性は人の心を動かすだけの力があったということです。
合宿でダンス指導を担当した牧野アンナは後に当時の惣田紗莉渚を振り返って「痛いぐらい必死だった」と言っています。
本当に当時の惣田紗莉渚を言い表すのにこれほど的を得た言葉はありません。積極的でいいねというより正直痛かった。アイドルになるためならなんでもするという必死さが伝わってきて、年齢的にもこれがラストチャンスという覚悟を感じる子でした。
失敗を恐れるなと言うのは簡単ですが、誰だって人前で恥をかきたくはないので失敗は恐いものです。でも惣田紗莉渚からそんな気持ちは微塵も感じなかった。この子をなんとしても指名してあげてほしい。ドラフト会議を前にして自分にはそんな思いが芽生えていました。
第一回AKB48ドラフト会議 チームKⅡ 5巡目 惣田紗莉渚
わーい#1129の日 #いい肉の日 pic.twitter.com/sYxzcqjLju
— 惣田紗莉渚 (@sodasarinachan) 2018年11月29日
ドラフト会議が始まり各チームが指名候補者を発表していきます。多くのチームが続々と選択終了をする中でSKE48チームKⅡのみが指名を続けていました。4巡目指名を終えた時点でもまだ惣田紗莉渚の指名はありません。当時のチームKⅡは正規メンバーでも劇場公演の定員オーバーの状態だったこともあり、ドラフトで4人指名した時点で意外でした。
すでに4人指名して5人目はさすがに指名はないだろう。しかも20歳で埼玉出身となれば望みは薄いか・・・
そんな思いを巡らせているときに微かに希望を感じていたのはチームKⅡの会議がかなりの長くなっていたことです。当然誰の指名で悩んでいるのかは分かりませんが、もしかしたら5巡目の指名もあるかもしれない。そんな気がしてきたのです。
そして結果は5巡目で惣田紗莉渚の名前が呼ばれました。
選択を終えた後に高柳明音は惣田紗莉渚に対してこう伝えます。
最年長の20歳で、いま大学に通っていらっしゃると思います。名古屋に来てがんばるのか、私たちはもしSKE48としてがんばるのであれば、そしてこの先この世界で本気でがんばろうと思うならきっと来てくれるだろうと。迷った理由は、いま大切な時期だと思うので、こっちの世界にきて自分の大学だったりだとかが大変なことになってしまったときに私たちは責任がとれないので、ここからはご本人次第ということで選ばせていただきました。よろしかったらよろしくお願いします。
一度アイドルになってしまえば全国に顔が知られ一般人ではなくなってしまいます。今まで感じることのなかった中傷も受けることになるでしょう。指名する側にも一人の人間の人生を左右するほどの責任があることを十分理解した上での発言であることが分かります。
既存のKⅡメンバーですらスタメン落ちが発生している状況でのドラフト5巡目指名は当時のSNS上では批判的な声が多かったのは事実です。もちろん言いたいことは分かります。5人も獲ってどうするんだと思いますよ。でも僕の中では惣田紗莉渚が指名されずアイドルとしての道が閉ざされてしまうのはどうしても納得ができなかった。この子ならきっとがんばってくれる。SKE48に入ってくれるのがベストだけど48グループにさえ入ってくれれば握手会で会うことはできるのでどこでもいいと思っていました。そう思わせてくれるだけのものを感じていたんです。
結果的にSKE48に入ってくれるというベストな結果になりました。ドラフト全体の最後に指名された惣田紗莉渚は持ち前の必死さで誰よりも早く劇場公演デビューを果たします。そのときに見せた孤独なバレリーナは長年バレエをやってきた惣田紗莉渚のためにあるような曲です。そのステージを見たあたりから少しずつ批判的な声も少なくなってきました。
そして思ったのです。いつかSKE48は惣田紗莉渚に救われるときが来るかもしれない。
総選挙2018では速報圏外→炎上→11位獲得という波乱!
11位 48671票
速報圏外からの選抜入り…?夢みたいです。
本当に本当に、本当にありがとうございました!
もう、感謝の気持ちしかないです。アイドルになれて、こんなに、優しくて、熱くて、素敵なファンの方々に出会えて、私は幸せ者です。
早く皆さんに、ありがとうを伝えたいな。だいすき(/ _ ; ) pic.twitter.com/8n2dSSJJ8t— 惣田紗莉渚 (@sodasarinachan) 2018年6月16日
時間が経てば惣田紗莉渚の魅力はきっと多くの人に伝わるはずだ。そんな直感めいた思いは2017年第9回総選挙で8位という結果を見ればあながち間違ってもいなかったことが分かります。第8回で30位ですからまずは選抜入りの16位を本人も目指していたのに結果はその遥か上をいく8位という順位に本人も驚いていました。
ただ問題はその翌年にどういった結果を残すかです。同じくSKE48の須田亜香里も16位で選抜入りをした翌年に10位にランクアップしていて結果だけを見れば順調に見えますが、本人の中ではもっと上を目指さなければいけないと相当なプレッシャーを感じていたといいます。
8位という順位がまぐれなのか。それとも地力を証明することになるのか。地元ナゴヤドーム開催という追い風はあったのですが2018年総選挙の速報でまさかの圏外。これは本人も驚いたと思います。
かつての小嶋陽菜のように速報には見向きもせず最終的に上位に来るケースはあくまで例外で、基本は速報で上位に来て勢いをつけて、他界隈からも票を入れてもらいやすい環境を作るというのが一般的です。速報圏外から選抜入りすることさえ厳しいというのは過去のデータからも周知の事実として知られていました。
速報後のツイートではこんなツイートをしています。
速報は圏外でした。私の頑張りが足りないから、この結果だったと思います。速報から期待してくれていた方もいて下さり、嬉しかったし、申し訳なかったです... でもね まだ目標の3位、諦めてないです。みなさんと夢の続きがみれるって信じてます。まだ、頑張らせてください!
速報で圏外になって本人も焦っていたのでしょう。SHOWROOMでの発言がネット上に拡散してしまいます。
やっぱりどうしても3位に入りたいから、みんな死ぬ気で投票してください。お願いします
1人500票。さりも1000票目標にしているので今年は。そのために貯金してきたので
500がきつい方はアンダー100票で。よろしくお願いします。100票がミニマム
惣田紗莉渚の人間性を知ってればそれぐらい必死になって選挙に挑んでいるんだと分かるのですが、言葉だけを見てしまうとファンに対して過剰な負担を要求していると取られても仕方ない部分もあります。
本人もすぐに謝罪しているので、この発言によってのマイナスイメージは自分としてはまったくないのですが、世間的にはネガティブな印象を与えてしまったのは否めないところがあります。速報圏外に加えてネットでの炎上。2018年の総選挙はナゴヤドーム開催という追い風を上回る逆風に晒されながらも11位という順位を獲得できたのは選挙で8位という順位をもらってからの1年でのがんばりをファンは見ていたということでしょう。
当然ファンも経済的な面で相当がんばったと思いますよ。ですが、それは惣田紗莉渚が1人500票入れろといったからなどということではなくどこの界隈も選挙は無理をしてがんばっているイベントなんです。問題は無理をしたかどうかよりもそれだけ応援してあげたいと思えるだけのものをファンが感じていたかどうかです。一人二人がぶっこんだだけでは11位は獲得できません。結局は惣田紗莉渚の人間性がファンに伝わったということなんだと思います。
まとめ
惣田紗莉渚と検索すると「惣田紗莉渚 なぜ人気」と出てきます。年齢的にもアイドルとしては若くないこともあって不思議に思うのかもしれません。
彼女の魅力はいっぱいあります。持ち前の知性を活かしたクイズ番組への出演、握手会での対応の良さ、バレエで養った美しいダンス。
握手会は実際に行ったことがあります。こちらの話をすごく真剣に聞いてくれる姿が印象的で知り合いのヲタクに「紗莉渚の握手会はオススメだよ」と伝えていたのを覚えています。「惣田の握手会のやり方は邪道だ」とか言われたりもしますが、自分が受けた印象では邪道というより誠実な対応をしてくれた姿は超王道でした。
一人ひとりのファンの言葉にしっかりと考えて答えていて、誰よりも必死な姿はSKE48ファンが応援したくなるタイプの子ですよ。
須田亜香里の人気の秘訣について書いた記事でも書いたように結局選挙で上位に行った理由は地道にファンと向き合っていったからです。もちろん必死にがんばっても結果に結びつく保証なんて何もありません。でも惣田紗莉渚ほど痛いぐらい必死で、なりふり構わず突き抜けているメンバーはそうそういないんじゃないでしょうか。
そういう意味では、須田亜香里と似たような要素があるから好きになったのかもしれません。
惣田紗莉渚がSKE48に入ってきてくれてよかった。ドラフト当時に惣田紗莉渚獲得を批判していた知り合いのヲタクに「だから紗莉渚を獲ったのは間違ってなかったでしょ。僕の言った通りじゃないですか( ̄ー ̄)」とドヤ顔で言う瞬間は爽快です(笑)
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