こんにちわ、心理カウンセラーのハヤケンです。ちょっとしたことで傷ついてしまったり、他人からの目線が気になって気が重くなってしまって仕事が続かないっていうのは心理の世界にいるとよくある話で、仕事や対人関係による悩みがほとんどとも言えます。
仕事が続かず転職ばかりしてしまう自分を責めているあなたへ心理カウンセラーとして視点からお話ししていきます。
目次
仕事が続かない人は相談相手に気をつけろ!
悩み相談の中で仕事が続かないんですって質問はよくある質問です。そういう自分も仕事が続かなくて辞めたことなんて何度もあります。でも仕事を辞めたいからといって相談する人を間違えると大反対にあうことなります。
会社内の人であれば「まだ始まって数か月じゃないか。せめて1年ぐらい続けてみて判断したらどうですか?」と言ってきます。当然始めてすぐにできないことばかりなので会社側の人の意見も分かりますが、仕事が続かない人の心理って明日会社に行くのがしんどいって状態なので、1年先の話をしている時点で話が噛み合ってないケースが多いんです。
1年続けられるような仕事なら辞めるなんて言わないでしょう。会社は1か月でも2か月でもその場をまずしのいで問題を先送りしたいだけとも考えられるので安易に会社に相談するのも危険です。
続いて家族です。親なのか、妻なのかは個々の家庭環境によって変わってくるでしょう。
実家暮らしで親に相談するとなった場合も間違いなく反対されます。
これも子どもに会社を辞めるというリスクを負ってほしくないという親心からなので当然子どものことを思って言ってるわけですが、悪気がないだけにタチが悪かったりします。
妻の場合は生活費の問題もあって子どもがいるともっと話は深刻です。奥さんの気持ちも分かりますね。生活費や子どもの学費とか考えると死活問題になってきます。こちらも間違いなく反対されます。
じゃあ、友達はどうでしょう。
もちろんどんな友達に相談するかによって変わってくるわけですが、多くの人が会社員として生きていることを考えると社会一般の常識的な答えが返ってくる可能性が高いです。勤めてすぐに辞めるなんて甘えだろとか言ってくるかもしれません。
このように相談相手を間違えるとただでさえ傷つきやすいのにもっと傷つくことになります。またこれがあなたのことを思って言ってくれているから厄介で言ってることは正論だから反論もできなくて余計苦しくなってしまうんです。
仕事は辞めていい
心屋の考え方っていうのは結論からいうと「仕事は辞めていい」です。だから心屋を知った人は仕事を辞める確率結構高い。間違えてほしくないのは仕事を辞めろとは言ってないですよ。仕事を辞めていいです。この考え方については1つずつ解説していきます。
仕事は辞めていいし辞めなくてもいい
ここで伝えたいことは仕事を辞めるという選択肢も辞めないという選択肢もあなた次第ということです。
仕事を辞めようかどうかで悩む人の多くが辞めたいと自分の心は言っているのに、辞められない理由をどんどん並べてしまう。辞めたいけど辞められない。でも辞めないとつらい。選択肢が全部行き止まりになってしまうんです。
そうじゃない。すべての選択肢はあなた自身に決める権利がある。どっちの道に進んでも間違いじゃないんです。実はこうやって視野が開けるだけでも心の状態もだいぶ変わってくるんです。
がんばって仕事をしなくていい
仕事が続かない人っていうのは傷つきやすい人が多いんです。客観的に見れば会社に入ってすぐのときって仕事ができないのが当然じゃないですか。だって教えてもらってないんだからしょうがない。
でも、怒られたり判断できなかったりするとできない自分に傷ついて自信を失ってしまう。
気持ちはすっごい分かります。自分も結構こういうタイプなの人間なので他人のこといえたもんじゃない。
できない自分に自信を失ってしまうときって、がんばりすぎな証拠なんですよ。もちろんマジメに働くことを否定はしませんよ。しませんが、がんばってるうちにだんだん苦しくなってきて辞めようかってところまできちゃったわけでしょ。それって肩に力が入りすぎってことです。
おそらく性格的に適当に働くってことができないタイプなんでしょうけど、そんな考え方もあるんだなと頭に入れておいてください。がんばることに疲れた人には大切な発想なんです。
あなたに合う仕事を見つける
自分にはきっと天職があって才能が発揮できる仕事があるはずだ・・・なんて言ったら何言ってんだって言われそうですね。たしかに終身雇用の時代なら転職すること自体がマイナスイメージでした。
でも今の時代は仕事は変えていいと思うんですよ。仕事なんてしょせんは生活費を稼ぐための手段でしかないんです。
例えば自分の場合、正社員採用された建築の会社はまったく合わなかったですが、バイトで働いていてコールセンターの仕事は全然やる気なかったのに性に合っていたのか適当に働いていても評価がどんどん上がっていきました。
これからの時代は仕事に自分を合わせていくんじゃなくて、自分に仕事を合わせていくんです。
転職できることも才能
仕事を転々としているというとマイナスイメージで捉えられる言葉です。
しかし、視点を変えてみるといろんな仕事をやったことがあるから知っていることもあるでしょう。辞めたくても辞められない人が何万といる中で辞めるという決断をできるということも一つの才能だって気づいてますか。
仕事をすぐに辞めてしまって続かないから転職歴増えているだけであったとしても、仕事のストレスで自殺してしまう人がどれだけいるかを考えれば仕事が嫌なら辞めてしまうという選択肢を取っているからあなたは生き延びているのかもしれません。
辞めたい会社にそのままいたら肉体も精神も崩壊していた。それを防御してくれたのが仕事を辞めるというスキルなんです。
性格を治す方法はあるのか
仕事を続けられない自分が嫌いで、こんな性格を治したいと思ったことは1度や2度ではないでしょう。なんでこんなことすら続けられないんだと自分を責める日々。そんなあなたにお伝えしておきたいことがあります。
できていることを10個あげてみる
まずは仕事で出来ることを10個あげてみてください。簡単なことでいいんです。コピーを取る、休まず会社に行く、電話の受付ができるとかそういうことです。
できないできないって思ってるときって白い背景で白い物を見ているような状態です。だから、実際にはそこにあるのに見えない。正確には見えづらいから見えない。
そこでとにかく簡単なことでいいからできていることであるものを見えるようにするんです。本当に何もできなかったら辞めるかどうか以前にクビになってるでしょう。小さなできることにあげてみてください。
自分なりの戦い方を考える
K1ファイターにジェロム・レ・バンナという筋骨隆々とした選手がいます。とにかくすごい筋肉でパンチをもらってもびくともしないように見えて実はめっちゃ打たれ弱い。ちょっとパンチをもらうとよろめいてしまう。攻撃力がすごいので打たれ弱さを補ってあまりあるパワーがあることはたしかですが、バンナを見ているとトレーニングによって鍛えられる部分には限界があることを教えてくれます。
あなたは傷つきやすくてちょっとしたことでも気になってしまう。仕事で失敗すると気持ちを切り替えられない。
もうそれが自分なんだと認めてしまうんです。
打たれ弱くて一発パンチをもらっただけで倒れてしまうのなら一発ももらわなければいい。事前の準備に誰よりも時間をかけて、どんなことでも対応できるように勉強しておく。
そうやって自分なりの戦い方を突き詰めていくと、気が付いたときには自信がついてちょっと失敗したぐらいでは気にならなくなります。メンタルが強い人よりも相当めんどくさいことをやることは必要ですが、それでもそれが自分だと認めてしまう。そこからスタートするんです。
失敗の基準を徹底的に下げる
あなたにとって失敗とはなんでしょうか。
何かを間違えてしまった、上司や客に怒られた、誤った案内をしてしまったとか様々あると思います。
僕の師匠である心屋仁之助は講演会をするときの失敗の基準は会場にいる全員が出て行って武器を持って襲ってきたら失敗らしいです。つまり、話がすべったとか、観客が怒って帰ったとか、そんなことは失敗でもなんでもないといいます。
さすがにもうちょっとハードルあげろよって言いたくなりますね(笑)
ある人は10点を切ったときに失敗といい、ある人は80点を切ったときに失敗という。自分への合格判定が厳しすぎるんじゃないですか。もっともっと自分に甘い設定にしてあげてください。
転職エージェントに登録しておく
今の仕事を辞めることに決心ができない理由が収入によるものであれば先に転職活動を始めてしまうことをおすすめします。先に転職先が決まっていれば収入による不安は最小限に留めることができますし、何よりも今の会社を辞めることの背中を押してくれます。
パソナキャリア
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まとめ
あなたは仕事を辞めてもいいし辞めなくてもいい。すべてあなたが決めることができます。
会社からあなたがいきなりいなくなったとしてもなんとかなるもんです。人事に関することは会社の問題であってあなたが必要以上に危惧することではありません。
傷つきやすくてつらいことも多いでしょう。でもその繊細さがあるから誰かのつらさに共感できたり優しくできることもあります。仕事が合わないと感じる自分を責めないで柔軟な選択をしてくださいね。
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