こんにちわ。心理カウンセラーのハヤケンです。仕事が辛い、仕事を辞めたい。心理カウンセラーを目指すきっかけになったのはこんな心境からでした。そんな切羽詰まった心境のとき相談に乗ってくれる人がいればいいのですが相談する相手を見つけるのも難しいものです。下手に相談すると説教されて終わりですからね。
そんなときに心を軽くしてくれたのは本でした。本屋で本を探していると自分に必要な出会うんです。仕事がつらいときに読んで今でも助けられたと思える本があります。今回は仕事が辛いと感じている方に心が軽くなる本を紹介していきます。
目次
仕事が辛い時に読む本7選
「つらいから、会社やめます」が言えないあなたへ [ 心屋仁之助 ]
心屋認定カウンセラーとして活動している自分が一番おすすめしたいのがこちらの本です。
師匠である心屋仁之助の本ということもあって自分の考え方に近いというのもあります。この記事を読まれている方は仕事が辛い、仕事を辞めたいと悩んでいる方が多いと思います。
自分も正社員で働き始めた会社は入社してすぐ「ヤバい会社に来ちゃったなぁ」と感じる会社でした。新人研修としてやっていたのがメモを取る練習で伝言ゲームをやったり、柔軟な発想を鍛えようということでなぞなぞをやるんです。もう社会人がやるような研修じゃないですよ。
研修グループから配属先が決まって配属されると今度はずっとデータをまとめるだけで、出勤しても8時間仕事をしているふりをしながら時間を潰すだけで過ぎていきます。楽でいいじゃないかと思われるかもしれませんが、自分の貴重な人生の時間をこんな会社で無駄に過ごすのはごめんだなと思っていました。
ただ、入社してからまだ3か月しか経っていない。配属されてからは1か月。辞めるって言いづらいもんです。それに入社してからわずか3か月でつらくなっている自分自身を責めていました。
そんなときに仕事はつらかったら辞めていいと言ってくれたのは心屋仁之助でした。
この本のタイトルにあるように「つらいから、会社やめます」が言えないあなたはなぜ言えないのでしょう。それは会社を辞めたいっていう自分自身の心の声をよりも他人に迷惑をかけちゃいけない、誰かに辞めたことを責められるかもしれないという他人の声を優先していませんか?
他人に迷惑をかけていい。他人の声よりも自分自身の声を優先していい。
この本は自分の内なる声にもっと耳を傾けていいと教えてくれる本になっています。
【心屋仁之助についてもっと知りたい方はこちら】
逆転力 指原莉乃
HTK48の指原莉乃さんの著書です。
指原莉乃さんがAKB48に在籍していた当初から応援していた自分としては、すでに知っているエピソードも多かったのですが、TVタレントとしてのイメージが強い最近の指原莉乃さんしか知らない方にとっては以前は不人気メンバーであったことすらご存知ない方も多いのではないでしょうか。
もしかしたらスキャンダルをきっかけにして成り上がった炎上キャラというイメージを持っている方もいるかもしれません。
でも彼女の人気は着実に高まっていて持ち前のバラエティ能力で笑っていいとものレギュラーを担当するなど人気が爆発する要素は出来上がっていました。
それが福岡博多に移籍することをきっかけにして人気が爆発したにすぎないわけです。
とはいえ、当時10代の女の子がスキャンダルで博多に移籍するというニュースは左遷という見方が一般的でした。大衆の面前で何度も謝罪させられて社会的な制裁は十分すぎるほど受けたといえます。
そんな指原莉乃さんがAKB48総選挙で3連覇を達成するほど博多で受け入れられたのは、置かれた場所で花を咲かせるしかないと割り切ることができたからです。
逆境をチャンスに変える逆転力。この発想は仕事が辛いときにこそ頭に入れておきたい発想です。
仕事がうまくいかない、転勤になった。そういう逆境を感じた時におすすめしたい一冊です。
会社に人生を預けるな 勝間和代
もう10年ほど前に出版された経済評論家勝間和代さんの著書です。
勝間さんが支持される理由は何よりもその分かりやすさにあります。
政治、経済、労働など10年経った現在でも引き続き解決されないこういった問題点の原因は終身雇用制度にあると語ります。個人が、会社が、国がどういった考え方を持たなければいけないのかが分かる一冊です。
具体的な勝間さんの主張については読んでいただくとして、この本で押さえておきたいのは「会社に人生を預けるな」というタイトルの通り今の時代に終身雇用を期待してはいけないし、会社は業績が傾けば解雇される可能性だって十分にあるということです。
会社に対する過度な信頼をする時代じゃない。これ逆にいえば仕事が辛い、仕事を辞めたいのであれば転職するという選択肢だってあるということを頭に入れていただきたいんです。
会社に迷惑がかかるから・・・
そうやって思いながら自分の気持ちに蓋をしながら会社に尽くしたところで会社は自分の人生を守ってはくれない時代だと気づいてほしいんですよ。あなたがどう生きていくべきなのかのヒントを示してくれる本です。
人生の9割は逃げていい 井口晃
タイトルに惹かれて手に取ってしまった本ですね。
学校、就職、人間関係など多くのことから逃げてきたにも関わらず若くして成功している井口晃さんの著書です。
とにかくいろんなことから逃げてきたリストを紹介してくれていて、徹底的に「逃げていい」を提唱してくれているんです。
例えば、仕事が続かなくてつらいことがあるとすぐに逃げてしまい転職を繰り返していたとします。これって日本の従来の考え方からすると何をやっても続けられない忍耐力がない人というレッテルを貼られてしまうじゃないですか。ちょっとつらいことがあるとすぐに逃げてしまうどうしようもないやつってことです。
そんなすぐに逃げる自分を責めたりしていませんか。
でもこの本を読むと人生の9割の出来事というのは逃げていいことが分かります。もちろんがんばらなきゃいけないときもあるでしょう。でもがんばりすぎてキャパオーバーになっていてつらくなっているんでしょう。仕事がつらくて自殺するぐらいならまず会社を辞めることから始めるべきです。
失業保険とか、生活保護とか、とりあえず生きていくための方法を探ることも重要です。ドラクエをやっていて体力的にピンチのときは戦わず「逃げる」を選択して、体力を回復させてからまた戦います。リアルの人生もそういうことです。生活保護は恥ずかしいとか言ってないでまずは生き延びる方法を見つけるんです。
仕事がつらいならまずは逃げる。そのマインドを教えてくれる本です。
「心のブレーキ」の外し方~仕事とプライベートに効く7つの心理セラピー 石井裕之
ベストセラーにもなった『なぜ、占い師は信用されるのか?』の著者でありセラピストでもある石井裕之さんの本です。
この本で語られる多くは「潜在意識」についてです。頭では分かっているのに行動できない理由も潜在意識ということになります。
仕事がつらい、仕事を辞めたい、そう思っているのに仕事を辞めることができない理由はなんですか?
それは仕事を辞めたら会社に迷惑がかかるから? 収入源がなくなってしまうから?
今の現状を変えるということは怖いですよね。人間というのは無意識的に現状維持を好む傾向にあるので仕事を辞めるというリスクは潜在意識では「そんな危ないことは辞めておけ。」って思っているわけです。
不思議なものですね。こんなにも毎日の仕事がつらくて、毎日仕事を辞めたいって思ってるのに潜在意識はそれでも現状維持がいいって言ってるんです。
でもね、本当に今のままでいいんですか。現状維持をしている限り、いつまで経ってもつらい現状というのは変わりません。その潜在意識は本当にあなたの本心ですか。もっともっとあなたの内なる声に耳を傾けてみてください。
会社を辞めたいというアクセルと辞めたら危ないというブレーキを同時に踏んでいる状態だとするなら、もうそのブレーキ踏むのやめませんか。石井裕之さんの本はだいたいどの本も同じような内容が書かれているので、この本じゃなくてもどれか一冊読めば十分かと思います。ピンときたものでいいので一冊読んでみてください。
あなたの人生を変える言葉に出会えると思いますよ。
自分を好きになれば、人生はうまくいく がんばらないで成長する66のカンタンな方法 本田晃一
仕事が辛いと感じている方の多くは「好きなことで稼ぐことができたらなんて幸せなんだろう」って感じていませんか。著者である本田晃一さんがこの本を出版する10年前にずっと考えていたといいます。
そんな本田晃一さんは、幸せというものはもともと自分の中に「ある」ことに気づくことが幸せへの一歩だと語ります。
仕事が辛いと感じているときって自分を肯定的に見ることができなくなりがちです。うまくいかない現状を嘆いたり、なんて自分はダメなんだろうと自分を責めたり、そんな思考になっているときに冷静な判断なんてできないですよ。
幸せとは対極のような状況の中で自分が思う幸せな状態に近づくためにはまず自分の魅力に気づくこと。自分の好きなことに気づくこと。心がときめくものというのを見つけていくことです。
本当はやりたいことがあってもやらないでいることってなんだろうと考えているうちに本当にやりたいことが見えてきたりします。年齢にのせいにしたり、収入のせいにしたり、できない理由を考えている暇があるならやってみたらいいじゃないですか。
本田晃一さんの本を読んでいると自分らしく生きるってなんだろうというのを考えさせられます。自分らしく生きることができてるときって自分ではがんばってないつもりでも周りから見たらめっちゃがんばってるって評価してもらえたり、自分の想像を超えた結果がでたりするものです。
自分の人生なんだから自分らしく生きていい。
そんな本田晃一さんの言葉の数々に救われました。
やる気のスイッチ! 山崎拓巳
昔から「三日坊主」という言葉があります。昨日はあんなにやる気に満ちていたのに日が変わったらすっかり気分が変わってしまって続けられない。誰にもこんな経験はあるはずです。
成功する人には必ず「やる気のスイッチ」があるといいます。
「意欲」はあるのに「行動」が伴わない理由を分かりやすく解説してくれる本です。
この本に関しては細かい本の内容というよりもとにかく元気をもらえるということでおすすめしたいんです。仕事が辛い、仕事を辞めたいって思っているときって頭がパニックになっていて論理的な思考で考えることができないかもしれません。
そういうときに難しい本を読む気にならないじゃないですか。そういうときは文字数が少なくて元気がもらえる本がおすすめ。
今回は本の紹介なので本を紹介していますが、山崎拓巳さんは講演会も頻繁に開催されていて話がとってもおもしろい人です。可能ならば講演会に参加してみるといいかと思います。とはいえ、いきなり講演会参加はハードル高いかと思うので、まずは手に取りやすくて元気がもらえる方法としてこの本をおすすめします。
まとめ
8つの本を紹介してみました。ここで紹介した本は実際に自分が仕事が辛いな、仕事を辞めたいなと思ったときに読んでいた本です。
仕事って辛いですよね。仕事が辛いと思うことに関してはベテランなのでめっちゃ分かりますよ(笑)
全体的に出版された時期が古いのは、本を読んで自分の人生で実際に実践してみて、この本は効果があったなと思えるものだけを紹介したかったからです。
全部読む必要はなくて気になったものだけでも結構です。せっかくこの記事を読んでいただいたのであれば気になる1冊でも読んでみてほしいんです。もしかしたら近くの図書館にもあるかもしれないので購入できない人は図書館で探してみるのもいいかもしれません。読んだらぜひ感想も聞かせてくださいね。
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