欅坂46の上村莉菜が『MARQUEE Vol.136』で表紙を務めています。
とにかく圧倒的にかわいいの写真とロングインタビューも載っている雑誌とあって上村莉菜の部分だけでも十分価値のある仕上がりになっています。
インタビューで選抜落ちのことや2期生のことなど、なかなか普段聞くことのできない本音を語っている素晴らしい内容です。そこで語られた内容を受けて考察をまとめていきましょう。
選抜制について
早くもご好評をいただいております #21枚のカウントダウン!
3日目となる本日は、#上村莉菜 さん×#奥本昭久 さんの『小動物の衝動』。
21作品それぞれにつけられているタイトルも合わせてお楽しみください!#欅坂46 ファースト写真集『#21人の未完成』発売まで…残り18日! pic.twitter.com/tJbi9Fd0XD— 欅坂46 ファースト写真集『21人の未完成』公式 (@keyaki_first) November 3, 2018
8枚目の『黒い羊』まで欅坂46は全員選抜制を採用していて9枚目の次回から初めての選抜制が採用されることになりました。
AKB48や乃木坂46では当たり前となっている選抜制なのに欅坂46では9枚目にして初めての採用ですから異例なグループです。
最初から全員選抜でやっていこうと思っていたわけではなく、けやき坂46をアンダーグループとして結成していることから選抜制になることは時間の問題と思われていました。
けやき坂46がもう少しレベルアップしたら欅坂46とけやき坂46を1つのグループとして欅坂46も選抜制にしようとしていたところ予想以上に欅坂46が21人で結束してしまったために、それぞれを独立させたというのが本当のところ。
ですから、結果的に8作連続で全員選抜制を採用していただけで、その途中でメンバーは次こそは選抜制になるかもしれないという思いを持っていたわけです。
特に2列目3列目が多い上村莉菜は選抜制になったら当落線上のメンバーとされてきました。
本人も選抜になると聞いた段階で自分は落ちるものだと思ったといいます。
たしかに鈴本、小池、齋藤、石森といったダンスメンと言われるようなメンバーが結果的に選抜落ちすると知る前の段階であれば上村は厳しいかなと思ってしまいます。
そういった選抜落ちを覚悟した中でも選抜されたのは、上村自身がダンスをがんばってきたことが評価されたからでしょう。欅坂46加入当初のダンスレッスンに全く着いていけなかった時代を考えれば本当にがんばってくれています。
本人はダンスが苦手であることへの劣等感を強く持っていると思うのですが、当然ながら欅坂46はアイドルグループなわけで上村のかわいさってグループにとっても大きな戦力です。
本来は自分のかわいさにもっと自信を持っていいと思うんです。あのルックスで自分のことをかわいいと思えないって信じられません
ツアーで2曲ほどセンターを務めたことについても、それは自信ではなく経験の1つにすぎないと言ってしまうのだから周りが見ている上村莉菜の評価と本人の自己評価には大きな隔たりがあることが分かります。
アイドルオタクであることの功罪
発売中のMARQUEE vol.136 長月翠(ラストアイドル)、ArcJewel連載ページ(AJ祭実行委員&Jewel☆Neige)、エルフロート+リカソロ、ラブマリンのインタビューを担当してます。いつも3つくらいだけど今号はなぜか多くなりました。表紙はこんな感じ。 pic.twitter.com/TM9goX4NPS
— 南波一海 (@kazuminamba) December 20, 2019
上村といえばアイドルオタクであることで知られています。
中学生のときにインフルエンザで学校を休んでいるときにアイドルにハマり、今でも乃木坂46の齋藤飛鳥の画像を検索しているほどアイドル大好きな子です。
好きが高じて自分がアイドルになってしまうというパターンはよくある話なので、アイドルが好きなことは問題ないのですがアイドルファンからアイドルになった場合、確固たる自分のアイドル像が出来上がっているケースが多いんです。
仮面女子というグループで活動していた立花あんなは「自分が好きだったアイドルはいつも笑顔にしてくれた。だからアイドルがSNSで弱音を言ったりするのはのが珍しくない今でも私はSNSでそういう姿は見せたくない」と言っていて、2018年末に卒業するまでそのポリシーを貫き通してくれました。
でも立花あんなはメンタルが強い子だったので貫き通せましたが、普通は理想と現実のギャップに苦しむものです。
上村が好きな乃木坂46といえば王道アイドルです。反面、欅坂46は真逆のアイドルです。
どっちがいいという問題ではないので比較すること自体が間違っていることは冷静になれば分かることであっても、理想像が王道アイドル乃木坂46の中でもかわいいとされる齋藤飛鳥という明確な存在があるからこそ比較してしまい自分のアイドル性のなさにショックを受けてしまっているようです。
過去のインタビュー記事も含めて何度かインタビュー記事は読んできましたが、語っている内容を読むと学力テストこそ低い点数しか取れないものの欅坂46の活動に関する考え方においては、本当にいろんなことを考えている子なんだということが分かります。
アイドルというのは本来はこうあるべきなんだという理想像があって、本当はそういう理想のアイドルになりたいけど自分にはとても王道アイドルなんてできないという劣等感がある。
欅坂46のライブを客観的に見たことがないからファンの人は楽しんでくれているのだろうかと不安になってしまう。
上村の性格からして他人と比較しがちなところがあって、理想とのギャップを感じているから経験値が自信となって蓄積されていかないんだと思います。
日向坂46の存在
2019年、欅坂46がリリースしたシングル曲は『黒い羊』1枚のみとなりました。
当初、冬にリリースする予定だった9枚目が延期になったことよるイレギュラーとはいえ結果的に1枚であることは事実です。フェスへの参加や全国ツアーや東京ドーム公演といったライブ活動の充実を考えれば彼女たち自身は忙しい毎日を過ごしていたはずです。
しかし、AKB48のように劇場を持たない坂道グループですからシングルのリリースとPR活動に伴うメディア露出がメインとなります。
そう考えると妹グループである日向坂46は2019年の春にけやき坂46から日向坂46に改名してデビューしたにも関わらず2019年に3枚ものシングルをリリースしました。さらには2020年2月にも4枚目をリリースすることが発表されています。
夏から秋にかけてはフェスへの積極的な出演など2019年もっとも勢いのあるアイドルグループといっても過言ではありません。
それに比べると、欅坂46が停滞しているように見えてしまうのはしょうがないところです。
この欅坂46の停滞感についてはキャプテンの菅井友香や小池美波も触れている部分なので欅坂46メンバー全員が内面的に抱えているのだと思います。
もちろん言っている部分は分かりますし的確な判断だなと思う部分もあるんですが、欅坂46と日向坂46ではグループのカラーが全然違いますし、デビュー直後で事務所が強烈にプッシュしている日向坂46と欅坂46を比較してもしょうがない。
でも危機感を感じることはけして悪いことはありません。
選抜制導入や日向坂46の躍進などが刺激になって、より彼女たちを成長させてくれることでしょう。
まとめ
インタビュー記事を読むと、いろんな視点から課題を見つけ悩んでいることが分かります。
普段ブログも全然書かない子なので有料のメールサービスでも加入してない限り心境を知ることができません。もうちょっと書いてほしいんですね(;^ω^)
まぁそこは置いといて、本音を素直に語ってくれたインタビュー記事だったと思います。
卒業を考えていないと断言してくれたのも嬉しい(*^▽^*)
気になった方はご自身でも読んでみてください。
最近のコメント