2019年6月号『ROCKIN'ON JAPAN』に「平手友梨奈の17年」という超ロングインタビューが掲載されています。
Vol.1ではインタビューの冒頭部分について触れました。
Vol.2となる今回はいよいよ本題に突入です。まだ本題に入ってなかったのか!って感じですが、本当にインタビューでも本題はここからですって言ってるんですよ(笑)
幼少期の頃の平手友梨奈から見ていきますよ。
平手友梨奈の幼少期はトトロのメイちゃん
これのポスターほちい??
ご飯作り終えた笑#平手友梨奈 #ロッキンジャパン pic.twitter.com/qgPEOkoKCR? こんがりてっちー???? (@7Jm9Un4WHODpdom) 2019年4月25日
平手が元気だったというのは意外すぎますね。今の平手からは想像もできないです。
でもメディアを通して作られたイメージってあるじゃないですか。それこそイチローや中田英寿とも似ている部分を感じる子なんですが、メディアを通すと愛想が悪いイメージがある人も心を許している人には自然な笑顔を見せています。
平手もKEYAKIHOUSEを見ても分かるようにメンバーと一緒にいるときは楽しそうな表情を見せていますしラジオ番組を聴いても普通の高校生なんだなと感じます。
そう思うと、もともと平手友梨奈の原型というのは活発な明るい子ということなんだと思います。それが小学校に入って人とコミュニケーションを取るにつれて徐々に今の平手が形成されていったということなんだと思います。
小学生時代の平手友梨奈
#欅坂46 #平手友梨奈 #黒い羊
創拡#絵を描く人々 #絵描き人 #絵描きの輪 #イラスト塾 #絵師の集い #イラスト基地 #私の描いた推しを見て pic.twitter.com/IfQR4W3ioo— ちゃん☆恋塚 (@koizuka61) 2019年5月7日
他人の感情を敏感に読み取ってしまう点についてはまさに平手友梨奈って感じですね。メイちゃんのように無邪気な子が人見知りな女の子に変化していく過程において、平手の敏感すぎる感受性というのは大きく影響を与えているはずです。
敏感に反応しすぎると花粉症になったり、アレルギー反応が出たり、悪影響が出てしまいます。ある程度の鈍感さがあるから日常生活を送れている部分があるわけで、平手のように相手の感情が感覚的に分かってしまう子は神経が疲れるんです。
これポジティブに反応できているうちはまだいいんです。でも神経質な人というのはだいたいネガティブに受け取る傾向があります。
「きっとあの人は私のことが嫌いなはず」といった方向性で受け取ってしまうと精神的にもネガティブな人間が出来上がってしまいます。心理の世界にいる人ってだいたい繊細な人が多いので、勝手に予測変換して不幸になってる人ばっかりですよ。
人間関係においても何を持って友達というか分からないというのも平手らしい考え方だなと思います。
ガラス細工のように繊細な平手の心は友達というものに期待していない部分もあるし、友達だと思っていた人に裏切られることに耐えられないからあらかじめ友達なんて思わなければいいと思っていたのかもしれません。
小学生の子どもにしては随分大人っぽい思考の持ち主だったことはたしかです。
平手ほど好きなことと嫌いなことがはっきり分かれる子にとって、やりたくもない勉強など苦痛以外の何ものでもなかったことは容易に想像できます。
小学生ぐらいの女の子って友達意識強いじゃないですか。男よりも女の子のほうが横のつながり意識が強い。
はっきり言って何を持って友達かなんて僕だってわからないですけど、いつも一緒にいるやつとか、同じ部活でよく話すやつとか、定義の問題以前になんとなくで形成されている友達という概念を適当に受け入れるものですよ。それを、いったい何を持って友達というのか明確に述べよみたいなちょっと考えただけでもめんどくさい思考で考え続けるのが平手なんです。
ちなみにうつ病になる人はこういう答えの出ない自問自答をやりがちです。本来答えなんて〇か×かしかないはずなのに、答えの出ないことを悩み始めると潜在意識は答えを出すまで検索を始めます。これ意識的にはもう検索終了と思っていても潜在意識はエンドレスに探してしまう。
そうすると何が起きるかっていうとバックグラウンドでフル回転してるスマホみたいなもんで急激にバッテリーを消耗します。そしてあるときバッテリーがゼロになって電源が落ちるわけですが、これが人間でいうとうつ病のようにやる気を失うか、倒れたりして危険な状態になります。
平手の場合は平常運転で悩み続けてるので2017年末に平手の表情から感情が消えたのは、やる気がないとかそういう問題じゃなくて心が電池切れを起こしたと考えたほうがしっくりきます。
単純にやる気がないのと、心の電池切れは見た目上は同じ現象に見えるので同一のものと考えられがちですが、心の面でいえば全く違うものとして捉えています。
ただ物事は複雑だなと思うのは悩みを抱えずにあるがままに受け入れることを平手ができるかっていったら絶対に無理じゃないですか。カウンセリングで話しを聞いてると、他人から見たらちっちゃいことを大事件のように考えて悩んでいる人ばっかりですよ。
でもそれを受け流すことができないから困ってるわけです。考えすぎる人にとって考えないってことができない。もうそうなると諦めるというか、自分はもうそういう人間なんだって受け入れるしかないんだと思います。今の平手は1周回って自分という人間を受け入れたような感じがして、それが2019年になって表情が晴れやかになった理由の1つでもあるんじゃないでしょうか。
あるがままを受け入れられない。だから悩む。でも変えようと思ったけど結局いつもの自分に戻ってしまう。もう悩み続けるのが私なんだなと受け入れる。
受け入れられないからスタートして自分への諦めもあって少しずつ受け入れられるようになったという感じです。
平手友梨奈とは「無」である
やっぱ写真集出して欲しいなー??
(出ないだろーなー??)#平手友梨奈 pic.twitter.com/mtebAMLMsG— こんがりてっちー???? (@7Jm9Un4WHODpdom) 2019年5月8日
インタビュー中も夢について問われて「ない」を連発しています。なんにもないのかよ(笑)
いや、なんかあるでしょうよ。17年も生きてきて全く熱中できるものがなかったとも思えないというか、秋元さんが言うには相当いろんな音楽を聴いてるらしいので本人は好きなものでも平手自身が気づいていないだけという可能性はあります。
でも少なくとも本人の自覚においては自らの意思においてやりたいと思ったものはないと言うんです。
なんかこの平手をどれだけ掘り下げていっても「無い」しか出てこない現象ってどっかで見たことあるなぁと思っていたら別冊カドカワでの遠山校長と対談でした。
この本を読んだのが欅坂46を好きになったばかりのときだったのでいまいちピンと来なかったんですが今なら分かります。平手自身は空っぽであるからこそ何かを表現しようとしたときに憑依したように主人公が入ってくる。
広末涼子が女優という仕事について語っているときに「自分からどんどん遠ざかる作業です」って言っていたのを覚えていて、演じるにあたって普段の自分ていうのは邪魔な存在でしかなくて、普段の自分をどんどん遠ざけるからこそ役になりきれると言うのです。
とはいえ、平手も17年も生きていれば自我というものが強く出てきそうなもんですけど、無でいられるというのも天然記念物のような感じですね。単純に物を知らない子なので、17年も生きてきてよくそれを知らずに生きてこれたなって思うようなこともあって不思議な感覚になります。
将来の夢なんか語ってみたところでどうせ夢なんて叶わないよと思ってしまう冷めた子どもだったとも語っています。同じ秋元康プロデュースグループでありながらAKB48は「努力は必ず報われる」を体現しようとするグループであり、欅坂46のセンターは「努力は必ず報われるとかそういう嘘はいいから」というまさしく今どきの子って感じの感性を持ってるというのもおもしろいなと思います。
インタビュー記事を読んでいると平手本人も冷めた自分を不思議に感じるようです。普通こういう強烈な性格が形成される過程には、両親の離婚とか、親友に裏切られたとか、いじめられたとか、性格を形作るなんらかの出来事がありそうなもんですが、それがないっていうんだから余計分からなくなります。
将来の夢といった自分の将来を決めてしまうものがなにもなかった。本人に言わせるとそれは今もないと言います。
ただ、この平手は自分というものがないからこそ何にでもなれる。天才的な感性で物語の主人公を体内に憑依させることができるのだとしたらあまり常識に当てはめようとすると平手本来の姿を見誤ってしまいそうです。
まとめ
Vol.2はここまで。いやいや、全然終わらないんですけど(;^_^A
今回も3ページ分しか進んでないし・・・
気分的には一生終わらない気分になってきましたが、このインタビュー記事は平手推しとしてどうしても書いておきたい内容なのでちゃんと書きますよ。
あとインタビュー記事で「クラスでどんな存在だった?」と聞かれたときに「普通でした」って答えてますけど、平手が同じクラスにいて普通の目立たない子だなって周りが思ってるわけないだろって思っちゃいました(笑)
絶対にクラスの男子は平手のこと好きだったから。もうこれは断言できますね。間違いない。
他人の感情はやたら敏感に感じ取るくせに男子の目線には気づいていない疑惑ありますね。
さてVol.2はいかがでしょうか。本を購入されている方はもう一度読み返しながらこの記事を読んでいただけるとインタビュー記事の内容の感じ方が変わってくるかもしれません。
【Vol.3はこちら↓↓】
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