2019年4月号の『BUBKA』は乃木坂46・欅坂46・日向坂46の坂道グループによるグループの垣根を越えた対談企画。意外と接点がない坂道グループなのでこういった企画はおもしろいです。今回は対談の中でも日向坂46の齊藤京子と乃木坂46の秋元真夏の対談の内容から印象的な言葉をピックアップしてお伝えしていきます。
日向坂46齊藤京子 日向坂46への改名記者会見での本音
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— pero齊藤京子 (@perokyonko) 2019年3月6日
先日記者会見の場で発表されたけやき坂46から日向坂46への改名発表。
その場で齊藤京子はこれまで明かしていなかった3つの夢について語ります。
・冠番組を持つこと
・シングルデビューすること
・改名すること
この3つが日向坂46への改名で全て叶ったことになりました。日向坂46への改名という夢が叶った齊藤京子は喜びの感情を爆発させます。しかし、そのことでけやき坂46ファンの中には「今までのグループへの愛着はないの?」という声があがります。このことについて齊藤京子は自身のブログで愛着がなかったわけではないことを説明するという展開に発展します。
こういった自分の感情を表に出して事に対しての反響に対談では本音を語らないほうがよかったのかもしれないと語っていました。
この言葉を読んでちょっと不安になりました。というのも、今回の改名に関連した一連の騒動が起きた理由が自分の本音を素直に表現したことで賛否両論起こってしまったと考えていることです。たしかに本音を語ったことが発端になっていることは原因になっているのですが、本音を語ったかどうかは話の本質ではありません。
今回の問題は、3年にも長期間において「けやき坂46」という名前で活動してきたわけです。ということは、当然にけやき坂46という名前に愛着を持っている人もいるわけで、みんながみんな改名バンザイとはなりません。
だから改名を喜んでもいいんです。いいんだけど、けやき坂46という名前に愛着がある人に配慮する言葉が1つでもあればよかったんです。ほんと些細なことなんですよ。
京子からしたらけやき坂46という名前に愛着がないなんて想像もできないことだったんだと思います。だって愛着があるのは当たり前だから言うまでもないことだったからです。
でも、今後日向坂46がもっともっと知名度が上がって影響力が増していくことを考えると、けやき坂46という名前に愛着がある人にとっては改名したかったという言葉にショックを受けてしまうというそこまで頭を回してほしかった。
本音を言うことは全く問題ありません。言うなら「けやき坂46という名前も大好きだったんですけど、将来的には改名したいなっていうのは夢でした。」と一言添えるだけで違います。
ポイントはここなのに、本音を語ったことが問題と捉えているのであれば本質を間違えてほしくないなと思いました。
そのあとで真夏が「発言が行き過ぎちゃったら危ない」と炎上路線にいかないように諭しているのもいい対談でした。
乃木坂46秋元真夏 ヒット祈願での過酷ロケの極意を伝授
#秋元真夏 pic.twitter.com/UxtzQw5o0X
— pero秋元真夏 (@peromanatsu) 2019年3月6日
真夏といえば『乃木坂工事中』でも過酷なロケのヒット祈願に挑戦しています。滝行、スカイダビングという気持ちが引いてしまいそうなものでも苦手なものほど挑戦する姿を見せることで何かが変わるかもしれないことが分かっているんだと思います。
真夏ほどのアイドルキャリアがあれば握手会で会うファンが何をきっかえにして自分を好きになったかを相当なデータが蓄積されているはずです。そのきっかけの中には「え!そんなところをきっかけにして好きになったの」ていうところもいっぱいあったと思うんです。
苦手な物でもそれを乗り越えた先に見ている人の心を動かす可能性があることを知っているというのは大きなことです。真夏は活動のタイミングが他のメンバーより遅れたため周りのメンバーやファンに認めてもらうためには他の人が嫌がることでも率先してやって根性を見せる必要があったというのもあるんでしょうね。
他の人が嫌がることをやる。他の人が引いてしまうところで一歩前に出て積極性を見せる。
この積み重ねがメンバー、ファン、運営、関係者に少しずつ伝わることで何かが変わった。
京子が対談で語っていたヒット祈願への苦手意識、前に出ることで悪目立ちしてしまうのではないかという恐怖心。こういったものが真夏との対談の中で少しでも解消されたのであれば真夏からいい話が聞けた対談になったと思います。
まとめ
同じ坂道グループといっても実際はあまり接点がないんです。せっかく姉妹グループなのだから先輩にいろいろ聞いてみたいこともあるはずです。
絶対に似たような悩みを先輩も経験して乗り越えたきたわけで、結果を出している人からの言葉は重みが違うでしょう。
年に一回でもいいからまたこういう企画をやってほしいと思います。
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