12月29日にTBSチャンネル1で放送された日向坂46のメンバー同士がインタビューをする番組『セルフ Documentary of 日向坂46』に2期生の松田好花・富田鈴花・渡邉美穂が登場しました。
いわゆるゴリゴリドーナッツの3人ですね。またはわくわくピーナッツ、はなちゃんずとも言えるわけで、同期の中でも仲がいい3人だからこそ語り合える話もあるはずです。
3人ともインタビュー中に泣き出してしまう様子を見ても、ここまで来るのにつらい日々もあったんだろうなと思うと見ているこちらも感動してしまいました。
細かい詳細についてはParaviやTBSチャンネル1の再放送をご覧いただくとして、今回はそれぞれが語ってくれた内容を受けてのレポートをまとめていきます。
目次
日向坂46 2期生 松田好花
二人から“強くなった”と言われ、涙を流す松田好花さん。そんな彼女が思う、グループが進むべき道とは。髪をバッサリ切った際のエピソードも。
『セルフ Documentary of 日向坂46』はTBSチャンネル1で今夜10時半放送です。
→https://t.co/sVHGdp5ent#日向坂46 #松田好花#セルフDoc日向坂46 pic.twitter.com/PXxovzawZM— セルフ Documentary of 日向坂46【#4】12/29放送 (@hinataselfdoc) December 29, 2019
長い髪を切った理由
加入からしばらくは長い髪が特徴的だった好花ですが、あるとき突然髪をバッサリと切ってきて驚きました。
インタビューでも切った理由を問われると、アルバムの個別握手会のときに2部の枠が埋まらず、他のメンバーが握手をしている中で一人だけ楽屋で握手会が終わるのを待っているときに寂しくなってしまったこと、楽屋で泣き出してしまったことを語ってくれました。
もともと顔の大きさに対して毛量が多い子なのでロングのときは全体的に重たい印象がありました。
それが髪を切ったことによってネットでも似合っていると話題になり、本人も自信がついたようです。
自分は女の子の好みとしてはロングが好きなので、バッサリ切ってしまうとだいたい残念な気分になるのですが、好花に関しては短い方が似合ってるなと思っています。
誰でも切ればいいというものではありませんが、本人がこのままじゃいけない、変わりたいと思っているときに見た目から変えてみるというのは一つの方法として有効なんですね。
日向坂46の握手会は現在5部制になって完売が続出する状態になっていますが、そこまでの人気に至る過程で券が売れないというのは誰もが経験することです。
隣の列は行列になっているのに自分だけ過疎ってるというのは現実を見せつけられるようで精神的なダメージも大きいと思うんです。
でも、そこで腐ってしまうのか、奮起するのかによってアイドル人生が変わってきます。
髪を切ってしまったらすぐに髪は戻らないわけで勇気のいる決断だったと思うんですよ。結果的に髪を切ると決断したことが彼女の人生を変えたわけで、すごい子だなと感心してしまいました。
器用貧乏という焦り
好花はとても器用な子でバレエ、ギター、学習塾、タップダンス、和太鼓といろんな経験をしています。それは好奇心旺盛という意味で長所なのですが、どれもそれを売りにしてやっていけるほどの実力がないため器用貧乏という言われ方をされ本人もかなり気にしていたようです。
けやき坂46を大きく分けると1期生のスペシャリスト型と2期生のゼネラリスト型に分けることができます。
スペシャリスト型の1期生は京子、美玲、かとし、芽実ちゃんなどセンタータイプの子が揃っている反面、調整型のタイプが少ないためグループとしてまとまるのは難しい構成です。
それでも久美を中心にしてがんばってましたが、初期のグループ全体が迷走した時期とも重なってなかなか軌道に乗りませんでした。
それが平均的になんでもこなせるゼネラリスト型の2期生が加入したことで、けやき坂46全体のバランスがよくなって日向坂46としてデビューできるまでに躍進したことを考えると、2期生は特筆した特技がなくても全体を円滑にするという長所があります。
ですから、器用貧乏というずば抜けた特技がないことは本来あまり気にすることではないんです。
もちろん注目を浴びづらい器用なタイプは劣等感を感じやすいのはたしかですが、自分の長所を見失ってほしくないなと思いました。
日向坂46 2期生 富田鈴花
“普通にしていたら受からない”と強い気持ちで臨んだオーディションを富田鈴花さんが振り返ります。はなちゃんずの話題では、衝突の過去が?
『セルフ Documentary of 日向坂46』はTBSチャンネル1で今夜10時半放送です。
→https://t.co/sVHGdp5ent#日向坂46 #富田鈴花#セルフDoc日向坂46 pic.twitter.com/XsT3ABAuU5— セルフ Documentary of 日向坂46【#4】12/29放送 (@hinataselfdoc) December 29, 2019
オーディションでは一発ギャグを披露
けやき坂46の2期生オーディションの映像が流れます。
舞台上で横一列に並んだ参加者は一人ずつ前に出て自己PRをするんですが、そこで富田が披露したのは欅坂46のOVERTUREをリコーダーで吹いた後に一発ギャグ3連発。
リコーダーいらねーだろっていうのもあるし、オーディションの張りつめた空気感の中で一発ギャグをやる度胸がすごいですね。
ギャグがウケるウケないはどうでもよくて、やれるってことがすごくて審査員にもインパクトを残したはずです。
それでいて美少女ですから合格するのも分かります。
オーディション一つを取っても富田は他の子とは違う個性を発揮しないと勝ち残れないという意識が強さが伝わってきます。
ただ、富田の場合は、他と違うことをやらなきゃいけないという意識が強すぎるために、他のメンバーが富田のネタをマネをしてクオリティを上回ってくると勝てないと思ってやめてしまう楽屋番長みたいなところがあります。
たしかに他のメンバーと違う個性を発揮することは大切なことですよ。
でも、富田がネタの発信源になっているものまで引く必要はないと思うんです。他人との比較で他人にマネされたらすぐ手を変えるとやっていたらネタがいくらあっても足りません。
その度胸と器用さにもう少し自信を持ってほしいなと思っています。
いじめられていた過去
挫折していたエピソードを語るシーンでは小・中といじめられていた過去を告白してくれました。
その理由は、性格的に表裏がなく思ったことを言ってしまうため、と分析しています。
表裏がないというと一見いいことのように聞こえますが、それで友達が離れていってしまうということは思ったことをストレートに言いすぎてしまって嫌われてしまうということです。
これを言ったら相手が傷ついてしまうかな、このタイミングで指摘するのはやめておこう、といった配慮に欠けてしまうため当時の富田は相手を思いやる気持ちに欠けていたということのようです。
挫折の話が終わった後にデビューライブの立ち位置で好花と言い合いになって衝突したというエピソードが出てきました。
この話は好花発信で語られ、好花は当時の様子を鮮明に覚えていたのに富田はすっかり忘れていたんです。
富田はSHOWROOM配信でもコンビになったメンバーの話を聞いていないのが分かります。だから、好花との衝突も富田自身は自分の言いたいことを言って終わっていたわけですが、言われた相手は富田の言葉が刺さっているから忘れていないわけです。
でも富田は悪気があって言ってるわけじゃないから反省せず同じことを繰り返してしまう。
別に悪いことばかりではなくて、空気を読みすぎないからバラエティ番組でも積極的になれるという長所にも繋がる部分です。
アイドルのように積極的になることが評価される職業では長所として活かせることも、学校のクラス内になると悪目立ちしてしまうんでしょうね。
今では富田自身が大人になってきたということとメンバーも穏やかな子が多いためうまくやれているということで、涙ながらに過去の自分の振る舞いを後悔するシーンが印象的でした。
他人に注意できるという性格がうまく活かせるようになってほしいなと思います。
日向坂46 2期生 渡邉美穂
アイドルという競争社会の中、渡邉美穂さんが「悔しかった…」と涙ながらに明かした胸の内とは。視野が広がったと語るソロ写真集撮影時の話も。
『セルフ Documentary of 日向坂46』はTBSチャンネル1で今夜10時半放送です。
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渡邉美穂は計算高い女?
好花から「自分の魅力とは?」と聞かれ「いろいろ考えてる」「めちゃくちゃ計算してる」という言葉が返ってきました。
何も考えていないように見せて実はいろいろ計算していたということをアイドルがぶっちゃけて言うべきなのかという部分もあって美穂は回答に躊躇していましたが、ちょっとニュアンスが変な感じに伝わっている気がしたので補足をしておきたいところです。
「いろいろ考えてる」「計算している」というと額面通りに言葉を受け取ると計算高い女ということになります。
計算高いというのは、あまりいいニュアンスではなくて偉い人に媚びている場合や性格的に表裏がある人を指します。
でも美穂がこの言葉を発した直後に「この仕事が好きだから」と言っていることからも、趣旨は計算高いってことじゃなく、この仕事が好きだから1つ1つの仕事に真剣に取り組んでいきたいってことだと思うんです。
その中でバラエティ番組での立ち回りだとか、握手会での対応、ダンスや歌唱力など全てにおいて研究しているという意味で言ったのでしょう。
こういった美穂の性格は本人が口にしなくてもメンバーやファンは十分理解しています。
ヒット祈願企画でメンバーを率先してフォローしている姿からも伝わってくるじゃないですか。
多くの方が分かっているとは思いますが、恥ずかしかったのか変な言葉遣いだったので一応お伝えしたい点でした。
日向坂46でのポジションについて
日向坂46のフォーメーションの話になるとデビュー曲『キュン』で2列目、『ドレミソラシド』でも変わらずという結果にショックが大きかったと言います。
好花のように3列目から2列目に来た場合は2列目でも嬉しいと思いますが、美穂の場合は、けやき坂46時代にセンターを務めていて『ハッピーオーラ』でもフロントです。デビュー直前にはけやき坂46で初となる写真集の発売があったことを考えると事務所的にも推されメンだったはずなんです。
それこそ『キュン』のセンターが発表される前の段階では、順当にいけば1期生がセンター、2期生でいえば直近のけやき坂46の曲でセンターを務めたこさかなですが、写真集発売もあったことを考えると美穂もセンター候補の1人に挙げられるメンバーでした。
周りから求められる期待値が上がっている中での2列目となるとやっぱり喜べないですよ。
ファンからも「落ちたね」と言われてしまうこともショックで『ドレミソラシド』でも2列目だったときにはグループを卒業しようと思ったといいます。それでも時間が経過するに、投げ出してしまって後悔したくないという気持ちもあって踏みとどまったと告白してくれました。
結構な衝撃発言ですね(;^ω^)
今も続けてくれているからいいようなものの、メンバーにとってフォーメーション発表1つでそこまで追い込まれてしまうものなんだなと感じた一言でした。
やっぱり『ドレミソラシド』は同期の丹生ちゃんと陽菜ちゃんがフロントに抜擢されたというのが大きいと思うんです。
でも美穂の人間性は絶対に運営も評価しているはずで、だからこそ2期生なのに写真集を発売できたわけです。
事務所が売り出していきたいメンバーと個々のメンバーの実力は必ずしも一致しないことを考えるとフォーメーションの立ち位置が自分自身の通信簿ってわけではないことは分かっておいてほしいんです。
『こんなに好きなっちゃっていいの?』では、悔しいという感情すら感じなくなってきている自分に対しての危機感を語ってくれたんですが、これも現状に満足しているというよりも必要以上にショックを受けないように自己防衛本能が働いたと考えるほうがいいでしょう。
過去2回2列目だったという実績を踏まえるとフロントへの期待値を持ちすぎるとショックで立ち直れないのが分かっているから2列目という現実を受け入れるために精神的に落としどころを見つけたんです。
美穂は頭のいい子なので理想がフロントであったとしても現実的な部分も分かります。
過剰な期待は精神を消耗させてしまうので、そんなに自分を責めないでほしいなと思っています。
まとめ
仲がいいメンバーがインタビュアーだったこともあってか、かなりのぶっちゃけトークを見ることができました。
いま最も勢いのアイドルとはいっても活動しているメンバーからすると辛いことや泣きたいぐらい苦しいことはあるもんです。
それこそ髪型一つで人生が変わる子もいれば、フォーメーション1つで卒業まで考えてしまうわけですから大変だなと思います。
お互いに支え合いながら誰一人欠けることなく東京ドームまで行ってほしいですね。
とてもいい番組でした。CSはこれぐらいコアな話をしてくれるほうがおもしろいです。
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