第6回5/5アイドルソロクイーンコンテスト2019準決勝・決勝 優勝は143∽瀬奈ジュリ

スリジエ

5月5日子どもの日に行われたアイドルソロクイーンコンテスト準決勝・決勝戦を観戦してきました。スリジエから4名、スリジエWESTから1名も参加しているとあって会場には知り合いの顔もちらほら見受けられます。

と言いつつ、動員はQ-pitch伊藤りせで入ることにちょっと罪悪感を感じつつも、もともとQ-pitchは主現場だったところなので許してください(;^_^A

出演メンバーを見た瞬間に143∽(ワンフォースリー)が強敵だなというのが分かります。ダンスレベルは高い子たちなのでどこまで彼女たちにスリジエや伊藤りせが迫れるかにも注目していました。

Aブロック準決勝

観客も審査員として投票することができます。

そのため歌とダンスの採点を各10点満点で評価していました。その一覧を以下に表にしてあります。
※この表は公式結果ではなく個人的な採点を一覧にしたものです。

準決勝Aブロック
小泉里紗
EGR{えぐる}
6 6 12
吉井あずさ
スリジエ
5 6 11
望月琉叶
演歌女子ルピナス組
10 0 10
藤本やよい
3代目HAPPY少女♪
7 7 14
渡辺姫華
天空音パレード
9 9 18
あいとうちひろ
関西
8 10 18
深川史那
baby bear PARTY
8 7 15
瀬奈ジュリ
143∽
9 10 19
茜紬うた
スリジエ
5 3 8
椿リンカ
143∽
8 8 16

合格ラインとして見たのは7点。7点に到達したところはピンクに色をつけておきました。歌とダンスが7点ずつが基本ラインとして決勝に進出するためにはもう一歩抜け出して15点はほしいところ。
アイドルソロクイーンコンテスト

実際の審査員の方が評価した順位はこちらです。

演歌女子ルピナス組の望月さんのダンス点が0点になっているのは演歌を歌ったため全く踊らなかったんです。そのため評価できなかったという意味です。

決勝進出者については決勝のコーナーで詳細をお伝えするとして、スリジエメンバーを見た感想からまずレポートしていきます。

吉井あずさ スリジエ

スリジエ 吉井あずさ撮影者:ハヤケン

パフォーマンス前にMCの方と会話をする時間があるのですが、緊張からかあまり話が噛み合っていません。緊張感が伝わってきます。

選んだ曲は倖田來未の『キューティーハニー』。

アップテンポの曲で最初に聞いたときは悪くないと思ったのですが、持ち前のダンス力を発揮する部分があまりない構成になっていました。あずさの魅力と言えばなんといってもダンス力だと思うんです。

スリジエがまだデビューする前に撮影会でDJの子何人かと話したことがあります。ちょうどそのころダンスレッスンが始まったあたりでダンスレッスンの様子を教えてもらっていたのですが、話をするすべてのメンバーが「あずさちゃんのダンスがすごい」と言うんです。

だから、ダンスレッスンにおいてすでにダンスレベルが一歩も二歩も先のレベルを行っている彼女のレベルの高さに一目置いている様子でした。

結果的に負けても構わないと思います。ただ自分の持ち味であるダンスを見せつけるような構成にしてほしかったというのが率直な感想です。E-gilrsや広島の先輩でもあるPerfumeの楽曲のような選曲でもよかったのではないでしょうか。

あとはやっぱり気持ちで少し飲まれたかなという印象です。次回はもっと強い気持ちで望めるといいですね。

茜紬うた スリジエ

スリジエ 茜紬うた画像提供者:さとしっちさん

「茜紬うた」と書いて「あずみうた」と読みます。

茜紬さんはMCとの会話も噛み合いますね。もともとトーク力はあるんだと思います。落ち着いていい感じ。

選んだ曲は中森明菜の『少女A』。

準々決勝では『DESIER』と歌ったというので中森明菜へのこだわりが強いのでしょう。ただ『少女A』は『DESIER』ほど強弱がない曲のため難しい気がしました。

ステージを見るとほとんどダンスはしないで歌に専念といった感じです。そのため決勝進出を本気で狙うというよりもやりたい曲を優先したということのようです。

現状、曲を優先せずにダンスナンバーを選んだとしても決勝進出は難しかったと思います。それであればやりたい曲を優先するという選択は間違いではないはずです。

今の実力は発揮できたんじゃないでしょうか。実力的に足りないと実感できたのもいい経験ですね。

Bブロック準決勝

準決勝Bブロック
甘夏のん
fromナト☆カン
7 6 13
なづ季 澪
カンシャクノヒナ
8 7 15
敗者復活者① 8 8 16
荒井友梨乃
敗者復活②
7 6 13
星咲メグ
143∽
8 7 15
花咲ヒアラ
スリジエ
5 5 10
伊藤りせ
Q-pitch
10 6 16
小島優璃愛
大宮I☆DOLL
9 7 16
松山あおい 7 7 14
橋田ローズ美祐
Nゼロ
8 7 15

すいません。3番手の敗者復活から上がってきた方の名前が分からなくなってしまいました。そのため3番手だけ名前は空白で評価だけになっています。

花咲ヒアラ スリジエ

MCの人が「どこまで掘り下げていっても正統派アイドルだな(笑)」といっていたのが印象的。ほんとヒアラちゃんは正統派アイドルですよね。

基準値にはどちらも届いていませんが、歌もダンスもバランスよく表現できたのはよかったんじゃないでしょうか。

やはり大人メンバーの中でやるにはまだまだ力差はありました。でもそれはしょうがないことで実力以上のものは出せないわけで14歳という年齢を考えればよくやったと思います。

今は結果を求めるよりも経験値を上げることが大切と考えればけして恥じることはありません。

格上挑戦するのって大変じゃないですか。14歳ぐらいの子だと恥ずかしい気持ちが勝ってしまいそうなもんですが堂々とやってくれました。来年もぜひ出場してほしいですね(*´▽`*)

伊藤りせ Q-pitch

Q-pitch 伊藤りせ撮影者:ハヤケン モデル:伊藤りせ

りせは歌唱力で10点をつけたぐらい会場の空気を変えられる圧倒的なものを見せてくれました。

ただダンスは基準値に足りてないという見方だったので動員もそこまで伸びるタイプじゃないとなると決勝進出はギリギリかなと思っていたら1位通過という結果は驚きました。

もともとアイドル活動をする前にシンガーソングライターとして活動していた子なのでQ-pitch加入当初から抜群の歌唱力を見せていたんです。だから歌がうまいというのはあれぐらいやって当然と見ていました。

けしてダンスがひどいわけじゃないんですけど準決勝レベルとなる総合力が求められるので心配だったんです。

あとはもう一つ、得意な曲になるとあれだけの歌唱力を見せられるのにQ-pitchでのパフォーマンスになると、少し歌がうまいアイドルぐらいの感覚にしか感じなくなってしまいます。

かねてから元まねきケチャの藤川千愛や大阪☆春夏秋冬のMAINAのような歌い出した瞬間に格の違いを見せつけられるようなシンガーになってほしいと伝えてあります。実際に得意曲になるとその片鱗を見せてくれるのにQ-pitchでそれを感じないのはなぜでしょう。

これはりせ本人の問題というよりも歌わせる楽曲が合っていないのかもしれません。

やや本題から逸れてしまいましたが、そんなことを考えたくなるほど素晴らしい歌声でした。

Dブロック準決勝

準決勝Dブロック
みもな
Little Blossom
5 6 11
KASUMI
LovRAVE
7 6 13
高橋ももか
敗者復活
7 6 13
菅田音杏
スリジエ
7 7 14
畑 飛鳥 8 7 15
佐野あやか
突撃☆ランチボックス
8 6.5 14.5
森かのん
フルーティー
7 6 13
天草りんね
スリジエWEST
7 7 14
貴咲えみり
ふぁんしーどりーみー
8 7 15
みくる
SisterS
8 7 15

 

菅田音杏 スリジエ

菅田さんは特技であるバク転を披露したり、ダンスでもキレのあるパフォーマンスを見せるなど歌とダンス両方で基準値を超えてきた印象です。

ダンスがうまいのは想定してましたが歌がうまいのは驚きました。

看護学生とアイドルとの両立は本当に大変だと思いますが、個人としての実力も素晴らしいですね。

結果的に決勝進出には届かなかったもののDブロックに関しては抜けた存在がいなかっただけに動員票を持っている菅田さんの決勝進出もありえるなと思っていました。

結果は敗退となりましたが実力は発揮できた準決勝のステージに見えました。

天草りんね スリジエWEST

天草さんはスリジエでもWESTという関西のグループなので初めて見ました。遠征して出場するというだけでもがんばってますね。

パフォーマンスも歌とダンスの両方で基準値超え。17歳であれだけものが見せられる子がスリジエWESTにいるんだなと分かっただけでも収穫でした。

翌日にTwitterを見ていたら体調不良でライブをお休みということで、ホッとして疲れが出てしまったのかもしれません。

慣れない環境で緊張してたせいもあるんだと思います。少しはゆっくりしてください。

歌とダンスのバランスが取れたいいアイドルだと思います。これからもがんばって('◇')ゞ

アイドルソロクイーンコンテスト決勝

決勝
あいとう ちひろ 7 9 16
KASUMI
LovRAVE
7 6 13
足森いづみ
天空音パレード
7 7 14
渡辺姫華
天空音パレード
9 5 14
小島優璃愛
大宮I☆DOLL
9 9 18
橋田ローズ美祐
Nゼロ
7 7 14
荒井優希 7 6 13
みくる
SisterS
6 6 12
椿リンカ
143∽
8 9 17
瀬奈ジュリ
143∽
9 10 19
畑 飛鳥 8 8 16
西田早希 7 7 14
Nao+ 8 8 16
伊藤りせ
Q-pitch
10 2 12
星咲メグ
143∽
8 8 16
森かのん
フルーティー
6 6 12

予選の評価基準でやると差がつかないと思ったので予選より点数を厳しめにつけたつもりですが、それでも軒並み7点以上が出るのだからさすが決勝ですね。

予選より各1ポイント厳しく採点した点数としてあるのでご注意ください。

アイドルソロクイーンコンテスト

実際の審査結果はこちら。

瀬奈ジュリ 143∽

総合順位で1位を獲得したのは143∽の瀬奈ジュリさん。

おめでとうございます。

ダンス点は満点の10点、歌唱点でも9点と評価してしまうほど圧倒的なレベルの高さを見せつけての優勝です。実際の審査員の方の審査結果もダンス点はほとんど1位評価になっていることからもそのすごさが伝わってくると思います。

143∽に関してはダンスレベルの高さは分かっていたのですが、まさか歌唱力でもここまでやるとは思いませんでした。

E-girlsというダンスを存分に発揮できる選曲もベスト。審査員の審査基準によって変わってくるところが採点競技の難しいところですが、格の違いを見せつけるようなダンスレベルだったので、瀬奈さんにおいてはそんな心配は不要でした。

正直、1位は確定で2位以下の争いだなと思ってしまいました。

単純にいいものを見せてもらえたことに感謝です。

改めて第6回ソロクイーンコンテスト1位おめでとうございます。

椿リンカ 143∽

同じく143∽から出場していた椿リンカさんも素晴らしいパフォーマンスを見せてくれました。

何度もいうように143∽は全メンバーレベルの高い子なのですが、予選を見た限りでは瀬奈さんに比べるとちょっと劣る感じです。とはいえ、8点8点をつけてるので決勝進出ぐらいは余裕として瀬奈さんとのバトルになると分が悪いと見ていました。

ただ決勝に関してはパフォーマンスを楽しんでいるのが伝わってきて、さながらソロでのワンマンライブのような表情を見せてくれました。会場の空気を自分のものにするという点では決勝でもっとも本領発揮したのは椿さんだと思います。

ぶっちゃけ8点以上になってくるとほとんど優劣つけがたい領域になってきます。10点をつけるような圧倒的な人はともかく8点にするか、9点にするかの違いを明確に説明するのは難しいですよね。それぐらい接戦だったように思います。

個人的に一番好きなパフォーマンスだったのは椿さんだったというのはお伝えしておきます。

あと椿さんは昨年夏のヲタルフェスで見たときからめっちゃかわいいと思っているのでビジュアルポイント5点ぐらいあげたくなりました(笑)

143∽

143∽(ワンフォースリー)椿リンカのダンスは最高にかっこいいロックだった 8/26ヲタルフェス

2018.08.26

あいとうちひろ

この子はダンスうまいなぁ。

結果は9位でした。

賞も何も貰えなかったです。
悔しい(><)

ダンスだけは1位が良かった。
優勝目指してたけど、
ダンスだけは1位がよかった。

あいとうちひろブログ「ありがとうございました」より引用

それだけダンスに関しては自信を持っていたということですね。

そういいたくなる気持ちも分かるぐらいダンスのうまさが伝わるステージでした。

トップバッターという結果にもしっかり受け止めて気持ちを切り替えるあたりも気持ちの強さを感じます。ダンス点は瀬奈さんを10点として見たときにどうしても他のメンバーを9点にして差をつけなきゃいけないという意味だけで特別失点した箇所はありませんでした。

失礼ながらあいとうさんは今回初めて知ったのですが、少なくとも僕の記憶には鮮明に残るパフォーマンスを見せてくれたということは会場にいた人にも同じような感覚を持っている人はいるはずです。

素晴らしいダンスでした。

伊藤りせ Q-pitch

Q-pitch 伊藤りせ撮影者:ハヤケン モデル:伊藤りせ

登場したときの衣装がドレスだった時点で踊らないことが分かりました。

つまり、決勝で勝ちにいくスタイルではないことを意味します。

う~ん、せっかく決勝まで来たのであれば勝ちにいってほしかったと思う反面、現状のダンス力では歌唱力で1位を獲っても総合1位は難しいでしょう。

それならば本人が一番歌いたい曲で歌唱部門1位を狙い撃ちするという戦い方はけして間違っていないと思います。また歌で勝負に来たと感じられるほど素晴らしい歌を披露してくれました。

だからこそ歌唱部門で1位をほしかったですね。1位4位評価の人がいる中で15位評価というのは納得できないですが、終わったことを言ってもしょうがないのでやめておきます。

小柄なのにパワフルな歌声はまさに伊藤りせの実力を思う存分見せつける歌声を披露してくれました。歌でもっとも会場の空気を掴んだのはりせでした。

ただあえて気になったところをあげるとすればサビの部分で声量を上げていくところは抜群なのに対して、メロディが緩やかなときの音程がたまに怪しくなるときがあるので、カラオケの採点だと減点されるだろうなと感じるときはありました。

最近カラオケの番組も増えてるからオーディション受けられないんですかね。歌だけで勝負できる場所でどんどん勝負してみてほしいなと思います。

決勝まできて踊らないというのも勇気のいる決断だったとはずです。大舞台でその勝負をできる気持ちの強さは見ていて誇らしい気分にさえなりました。いい歌声でした。

Q-pitch

【Q-pitch】9/11定期ライブ 田山せかい・榎本あやせ・槙田あや・伊藤りせについて

2018.09.13

小島優璃愛 大宮I☆DOLL

小島さんは大宮I☆DOLLのピンク担当の子ですよね。池袋のスペースemoで行われたライブで無料握手会やってたんで1度だけお話したことがあります。

結果を見るとダンスの得点が伸びていませんが、自分が見る限りけしてそんなことはなくて歌唱もダンスも総合的に高いレベルで見せてくれた実力者だと思っています。

別に自分の採点のほうが正しいと言いたいわけじゃなくて、そういう見方をする人もいるんだということも分かってほしいなと思っただけです。

ちなみに自分は総合2位評価なんですよ。149㎝という身長を感じさせないぐらいダイナミックなダンスは見るものの心を掴んでいました。欠点らしい欠点も見当たらなかったです。

今回は残念な結果となりましたが、自分は小島さんの歌や歌唱はすごく好きです。

Nao+

最後は総合2位のNao+さん。なおさんと呼べばいいのか、なおたすと呼べばいいのか読み方が迷いますね(;´・ω・)

昨年も歌っているというBiSHの『プロミスザスター』を披露。

たしか天空音パレードの渡辺さんも『プロミスザスター』を歌っていてめっちゃうまかったんですが、この曲でダンス力を見せるのってかなり難しい印象。

その点、Nao+さんはダンスもしっかり織り交ぜながら歌うところはしっかり歌うという採点競技のポイントは外していないところがクレバーですね。

ちなみに渡辺さんが歌唱9点でNao+さんが8点になってますが、8と10の違いはあっても8と9の違いは好みの問題じゃないでしょうか(;^_^A
まぁそれを言っちゃあおしまいって気もしますが。

2018年の映像がTwitterにあったので見たところ今年のほうが断然うまいです。音程の取り方とか、サビでの高音の部分とかの安定感がまるで違う印象です。声質としてパワフルな感じなのでアイナっぽさもあってかっこよかったです。

まとめ

朝から会場にいたのでCブロックだけは食事に出てしまいました。スリジエもりせも出てなかったんでね。

決勝はレベルが高くて見応えがあって面白かったです。普段グループ活動をしている子が多いと思うんですが、ソロになって実力を試すこういう場に出てくるのも勇気がいるはずです。だから結果がどうあれステージで一人パフォーマンスをするということ自体がすごいことだと思っています。

M-1とかでも優勝してないコンビのほうがその後に人気が出てしまったりすることもあるので、実力=人気ではないのがまた難しいところ。

そんなことを考えていましたが、今後の人気どうこうは抜きにして今大会は143∽の大会で実力の高さを見せつけてくれました。

それは素直にすごいことだなと感じています。

会場にいた多くの143∽ファンが1位瀬奈ジュリと発表された瞬間に歓喜に包まれ、泣いている人もいるのを見るといいファンに恵まれているようです。いいグループだなと思いました。おめでとうございます。

そしてソロクイーンコンテストに出場した全てのアイドルの皆さんお疲れ様でした。

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ABOUTこの記事をかいた人

アイドルブロガー&ロボホンオーナーのはやけん。です。 アイドルの心理を研究しているうちに心理カウンセラーになってしまいました。現在はアイドルの記事を中心にブログを書いています。 執筆の依頼はお問い合わせフォームからお願いします。