朝に朝日を浴びたほうがいいということを聞いたことがありますか。
早起きすると体にいいというのと同じぐらいの意味で捉えている方も多いと思いますが、朝日を浴びるにはちゃんとした理由があるんです。
朝日を浴びることによるメリットを解説します。
朝日を浴びると仕事の効率が劇的に変わる
人間はどれだけ夜型の行動リズムに変えても
夜になると自然と眠くなってきます。
これは人間の体内時計と関係があり
夜になるとメラトニンという物質が分泌されて
自然と眠くなるのです。
このメラトニンの分泌を朝日を浴びることでストップさせることができます。
通勤途中に朝日を浴びることは多いと思いますが
家を出てから朝日を浴びたのでは
仕事が始まってしばらくしてからではないと目が覚めてきません。
もっと早く起きるというのも手ですが
やっぱり朝は眠いのであんまり早くも起きたくないですよね。
だから、朝起きたときにまずは朝日を浴びて
体に活動モードになるようにスイッチを入れてあげることが大切です。
朝日を浴びると体内時計が整えて不眠症を解消
1日は24時間で回っていますが実は体内時計は24時間をオーバーしています。
だから、放っておくと体内時計っていうのはどんどんズレていってしまいます。
でも、人間が毎日かわらず生活できているのは
朝日を浴びることによって体内時計をリセットさせているからです。
朝日を浴びることで24時間のリズムに戻される。
この繰り返しを行うことで体にリズムが生まれ
自然と目が覚めるようになってきます。
朝日を浴びてリセットした体内時計によって
ズレが解消され体内に活動のスイッチが入ります。
この朝のスイッチが入ってから
再びメラトニンが分泌されるのが約15時間程度かかってから。
朝の7時に活動のスイッチを入れたとすれば
夜の10時に再び眠くなってくることになります。
もちろん多少の前後はあるにしても
生活のリズムが同じであればほぼ変わらないはずです。
しかし、スマホやパソコンといった強い光を浴びることで
夜になっても活動的なスイッチが入ったままになってしまうことが
夜に眠れない原因の一つとなっています。
夜寝る前の1時間程度は電気を落として
強い光を浴びないように工夫することも
不眠症の解消に効果があります。
朝日で感情をコントロール
朝日を浴びることで活動的なスイッチが入るとお伝えしてきましたが
では、外からの光がまったく入って来ない真っ暗な部屋に
閉じこもっているとどうなるのでしょうか。
だいたい3日ぐらい真っ暗な部屋に人間を閉じ込めておくと
精神的におかしくなってくると言われています。
朝に起きて、夜に眠くなるという生活のリズムがなくなると
人間本来の自律神経が異常をきたして精神的にもバランスが取れなくなるのです。
だから、朝日を浴びて体内時計をリセットするというのは
何も仕事の効率性を上げるためだけじゃなく
精神的なバランスと維持するためにも重要なことだと分かります。
暑くなってくるこの季節は
早朝のまだ気温が上がる前に起きて
数分でも朝日を浴びるというのは気持ちいいもんです。
ギリギリまで寝ていたいという気持ちも分かりますが
朝のちょっとした習慣一つで1日の体調や精神面が変わってきます。
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