アイドルを応援していると必ず突きつけられるのはアイドルの卒業です。
推しメンの卒業は本当につらいもので、なかなか受け止めるのも大変なのですが、YouTubeでやっているお悩み相談室で「簡単に辞めないアイドルの見分け方を教えてください」というものがありました。
これは無理です。
なぜならアイドルの卒業には本人のモチベーションの低さ以外に、さまざまな理由があるからです。
なかにはアイドル自身を責めることができないものも多いんです。
この記事を読むと、アイドルが卒業する際の代表的な例7つが分かります。
アイドルの卒業理由あるある7選
経済的な理由
アイドルも売れてしまえば一流芸能人として経済力を得ることができますが、それは一握りの勝ち組だけで多くのアイドルがアイドルだけでは生活ができないのが現状です。
だから深夜にバイトをしている子も多いですし、実家暮らしで生活費はかからないからなんとかやっているんです。
いわゆる売れない芸人みたいなもんで、本業がアイドルであっても生活費は別に稼がないとやっていけない現状があるわけです。
地下アイドルクラスになると交通費が払えないので卒業しますっていうパターンもあります。
ライブや撮影会に出れば給料は出るんでしょうが、交通費は自腹としている事務所が多いので仕事場に行くための交通費が払えないという理由が卒業の理由なんだから現実は厳しいですね。
精神的な消耗
欅坂46を卒業した長濱ねるは卒業イベントで
「この4年間ずっと放電してるような日々で。気づいたら心が空っぽになってしまいました。人前に立つことから距離を取りたいと思ってます。」
と語りました。
注目度の高いグループにいるということはそれだけメリットもある反面、常に誰かから監視されているようなプレッシャーを感じています。
誹謗中傷を受けることも頻繁にあるでしょう。
そういった日々が精神的な消耗を心が空っぽになってしまったという表現で語ってくれました。
SNSでの誹謗中傷も話題になっていますが、今後法整備が進んだとしても人前に立つ仕事である以上はストレスへの耐性は持っていないと消耗してしまいます。
繊細過ぎる子も続けられない仕事なんです。
年齢
アイドルの卒業時期は最近は30歳近くでも現役の子が増えてきましたが、それでも20歳を過ぎたら若くないと言われるアイドル界ですから25歳を過ぎたらそろそろ卒業を考える時期でしょう。
個人的には30歳でもアイドルをやっていて何も問題はないと思っています。
しかし、今でも女性アイドルに求められるのは10代の女の子ほうがウケがいいというのもまた事実なんです。
またファンからの需要以前に体力的にもきつくなってきます。
地下アイドルは毎日ライブをやっているので体力的にかなり厳しく、腰痛やヒザの痛みによって卒業に追いやられてしまったケースも多いんです。
もちろん若い子でもケガで辞める子はいますが、どうしても年齢的にケガのリスクは上がってしまうので体の状態と相談して25歳ぐらいを目途に卒業を考える子も多いです。
学業専念
頭のいい子は学業専念による卒業または活動休止のリスクを考えながら応援する必要があります。
先ほどもお伝えしたようにアイドル業は旬が短い職業なので、一部のタレントを除いては芸能活動を続けることはできません。
そのため親は学業を優先させたいと思う気持ちも分かります。
特に芸能活動をするまで成績優秀だったとあればなおさらです。
芸能活動と学業との両立は難しいもので、芸能活動を優先しようとするとどうしても出席日数も減ってしまうため成績も低下していまいます。
10代の女の子にとって親に強く反対されたらなかなか強くは反論もできないんだと思います。
ただ注意が必要なのは10代の子の場合は、本人のモチベーション低下など公表できない理由の場合も表向きだけ学業専念としているケースもあります。
理想と現実の乖離
芸能界って華やかな世界じゃないですか。
テレビに出て多くのファンに愛されて経済的にも裕福になってと理想を求めて加入したものの、現実は過酷なレッスン、過密スケジュール、休みなしの長時間労働、低賃金とブラックな現実を見ることになります。
想像していたアイドルと違うなと考えて辞める子もいます。
または、まだ続けたいけど年齢的にもそろそろ卒業しようと考えるなど、アイドルという職業の限界を感じるケースもあり、理想だけではやっていけない現実があります。
でも思ってみたのを違うと思って辞めるのは一概に悪いとも思わないんです。
多くのアイドルになりたいと願う子が実際に行動は起こさずに夢を夢のままで終わらせる中で、その子は実際にやってみて思っていたのと違うと判断したのだからいいじゃないですか。
ガッツリ応援してから辞められるより早めに見切りをつけてくれた方がファンとしてもありがたかったりします。
異性問題
恋愛問題によって辞める子は今でも後を絶ちません。
スキャンダルによる卒業は、その子のイメージを悪くさせるので致命的な問題なのですが、10代20代の女の子にとって好きな人ができるのは当然なわけで、アイドル業界独特の風習の是非は今も見解が分かれるところです。
この点について自分は好きな人ができてしまうという本能的な部分については同情する部分もあります。
しかし、その一線を越えてしまうことによるグループへの影響、卒業しなければいけないというリスクなど失うものがあまりにも多いのに、突き進んでしまう点にやはり意識の低さを感じてしまいます。
恋愛禁止のアイドルが恋愛をしてしまったら、もう自分はアイドルではないと認めるようなものです。
だったら卒業して心おきなく付き合ったほうがいいんじゃないでしょうか。
違う目標が見つかった
アイドル活動を通じて違うものが見えてくる子もいるでしょう。
役者を目指す者、歌手活動をする者、結婚相手を見つける者、アイドル活動に限界を感じた者。
活動していく中でアイドルとは違う道が見えてくるのは、けして悪いことはではないと思っています。
ファンとしてはアイドルとして活動していく姿を少しでも長い間見ていたいというのが本音ではありますが、その子の人生でもあるので責めることはできない理由です。
まとめ
その他にも細かい事例を挙げていけばいくらでもありますが、代表的な事例として7つをあげました。
このようにアイドルの卒業といっても本人だけの問題じゃなくて、親の反対とか、経済的な理由とか、続けたいという気持ちだけでは続けることができない理由がいっぱいあるんです。
がんばると言っていたのにすぐに辞めるアイドルは応援したくないと思うファンの気持ちも分かりますが、こういった様々な事情があるわけで辞めない子を見分けるのは困難です。
だからこそ、ファンは結果的に辞めてしまうかだけではなく、単純に応援したくなるアイドルかどうか判断してあげてほしいなと思っています。
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