欅坂46平手友梨奈 映画『響』で石原裕次郎新人賞受賞&エランドール賞新人賞ノミネート

欅坂46

アイドルグループ欅坂46の平手友梨奈が第31回日刊スポーツ映画大賞・石原裕次郎賞の新人賞を受賞。また、日本映画テレビプロデューサー協会主催のエランドール賞の新人賞にノミネートしました。

映画『響』は平手友梨奈にとって映画デビュー作で新人賞受賞の快挙に日刊スポーツの一面に平手友梨奈が登場するというサプライズもありました。平手本人はまだ実感が湧いていないようですがデビュー作での新人賞受賞は間違いなく快挙です。多くの映画関係者からも評価されている映画『響』と主演の平手友梨奈についてまとめていきます。

欅坂46平手友梨奈 石原裕次郎賞新人賞受賞で日刊スポーツ一面を飾る

12月3日の朝に今日のスポーツ新聞一面に欅坂46の平手友梨奈が大きく載っているとSNSで話題になっていました。アイドルが一面に載ることなんて文春砲が炸裂したぐらいでは載らないわけですから本当にすごいことだと思います。

デビュー作にして新人賞受賞という快挙に日刊スポーツの一面にも「この天才ヤバい」という映画『響』で平手友梨奈が演じた鮎喰響(あくいひびき)が天才と言われた表現を使って絶賛しています。鮎喰響と同じ扱いを現実世界の平手友梨奈も歩んでいるのだからすごいですね。

欅坂46の平手友梨奈を知らない人や映画『響』を知らない人は、人気アイドルを主演に使った話題先行型の映画で今回の受賞も話題性重視だろうと思うかもしれません。そんな人には「見てもいないのに評価してんじぇねーよ」と言いたくなってしまいます。

この映画『響』は人気アイドルだから、原作の漫画の実写版だから、そんなことで語れるような作品ではなく、平手友梨奈という女優が最初から最後まで圧倒的な存在感を示し続ける映画なのです。北川景子、柳楽優弥、小栗旬といった役者とも負けない存在感をデビュー作の新人女優が示したのです。そりゃあ、新人賞を獲るのも当然の結果といえます。

漫画の原作者である柳本光晴さんは「『響』の実写版を作るなら平手友梨奈さんしかいない」と主演に平手友梨奈を指名しました。たしかに漫画に登場する鮎喰響は平手そのものに見えますが、役者としてはドラマに2作出演しただけの平手を起用するのは勇気がいったと思います。

平手自身も精神的に不安定になっていた時期だったことや主演というプレッシャーを感じて拒否していたところを運営や制作スタッフの熱心な説得もあり平手も出演をOKします。

月川翔監督も人見知りな平手を思ってスタッフとの関わり方に気を使ったり、不慣れな演技にスケジュールが押してしまうことも考慮していくつものスケジュールパターンを練っていたといいます。しかし、実際には始まってしまえばもっとも順調なスケジュールで進んだというのだから、平手がいかに慎重な性格かが分かります。いざやってしまえばできることも周りに迷惑をかけるんじゃないか、思い通りにできなかったときにどうしようとか、心配事を先回りして考えてしまう性格なんです。

欅坂46のプロデューサー秋元康は「平手は不安を抱えていないと不安になってしまう人」と表現しています。

現状に満足してしまった瞬間に成長が止まってしまう気がして、常に今の自分への物足りなさを感じている。それがいい方向に運ぶと飽くなき探求心として今回の映画『響』のように素晴らしいものを見せられる反面、精神的に不安定になりやすく欅坂46でのパフォーマンスにも露骨に出てしまう危うさがあります。

だからこそ目が離せないとも言えますが、応援する方としたら毎回ドキドキする子させられる子です。

デビュー作で新人賞を受賞という快挙に次の映画出演のオファーは必ずきます。そのオファーに対して平手はどのような判断をするのでしょうか。

平手友梨奈の映画出演第二弾はあるか

石原裕次郎賞新人賞受賞、エランドール賞新人賞ノミネート。これだけでも十分映画界に平手友梨奈の存在をアピールできました。それは同時に、実力派女優として認められことであり今後も映画出演オファーが来ることは確実です。

次回出演に関して『別冊カドカワ』での制作陣と平手との会話でこのように語っています。

月川:平手さんは自分が納得する役しかできないだろうから、どんな作品でも出るということはしないと思うんだよなあ

平手:たぶんそうだと思います

後藤:そこはおれは監督と違ってて。役者は生身だから、30歳に17歳の役はできないと思うんだよね

平手:はい

後藤:それと、10代後半から20代前半て表現者として一番伸び盛りの時期。だからむしろ自分が理解できない役にブチ当たって、役として苦しんで、天性プラスアルファの芝居をつかんでいってほしい。

『別冊カドカワ』メイキングエピソードfrom映画『響』より引用

助監督の後藤孝太郎さんは、平手のさらなる成長を期待して理解できない役に挑戦してみることへの重要性を説いていますが、それは今後の期待値込みでの話であって現状は月川監督がいうように納得できるものだけを厳選してやっていくほうがいいでしょう。

新人賞受賞女優ということで自分の意見を通しやすくなったのであれば今回の受賞は平手が自分らしく生きていくうえで重要な意味があります。

平手は一度鮎喰響という役が自分に入ってしまったらほとんどセリフを間違えることもなく台本も現場で読まないといいます。セリフが出てこないときは何か納得のいかないことがあったときだけ。つまり、平手友梨奈という人物を語る際に大切なのは、いかに平手が納得できるかってことです。

原作の『響』を入念に読み込んで鮎喰響という子が、このときどんな心境だったのかを考える。そこで納得のいかないことがあれば監督に言ってみる。監督との対話の中で納得すればメモも取らずに芝居に戻っていく。それは平手にとってセリフとは覚えるものというよりも鮎喰響から発せられる言葉だからです。だから鮎喰響が納得したのであればもう完了であって、セリフは自然と出てくるものと感じているからこそ台本を現場に持ってくる意味もないのです。

新人賞受賞女優なのだから納得のいく作品だけにしか出なくていいんです。

平手は天才的な才能を持ちながら今にも壊れてしまいそうなガラス細工のようです。その才能を活かすも殺すも起用する側が平手を納得させることができるかという覚悟が必要です。情熱を感じない大人を嫌う平手にとって納得できない作品に出ることなど苦痛以外の何物でもありません。

本業はアイドルというのを都合よく利用しながらやっていいんだと思います。

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平手友梨奈は怪物か

映画『響』に登場する鮎喰響はデビュー作にして芥川賞・直木賞をダブル受賞するという天才という一面、納得できないものには暴力もいとわないバイオレンスな一面、そして好きな作家に握手を求めたり動物園でアルパカと戯れる普通の女子高生としての一面が描かれています。

自分が納得できないものには絶対に迎合しない姿は爽快でありながら大人が現実世界で生きていく上では現実離れしています。ここの部分だけでは鮎喰響はあくまで空想の人物であって現実感がない。好きな作家を見つけたら真っ先に駆け寄って「好き」と伝えるかわいさは鮎喰響の人間ぽさが表現されていて、怪物のような怖さを見せる鮎喰響の凶暴性をうまく中和してくれています。

この感覚って平手友梨奈を見ているときの感覚そのものではないでしょうか。

平手のことをまだよく知らないときの印象ってちょっと怖いイメージがありました。人を寄せ付けない壁を全面に感じるタイプで目力があるので攻撃性を感じます。だからかわいい子で魅力的な子なのは分かっていてもちょっと近寄りがたいなと思っていたんです。たぶん平手推しの人も最初はそんな印象だったはずです。

でもこういった印象を変えてくれたのが平手がパーソナリティを務めるラジオ番組『未来の鍵を握る学校 SCHOOL OF LOCK! 』です。

ラジオで同世代のリスナーと語る彼女は本当に楽しそうで普段の元気がなさそうに見えるテレビ収録とは別人の顔を見せてくれます。欅坂46のメンバーに生電話をする企画でも楽しそうに話していて聞いているこっちまで嬉しくなりました。

そこでようやく分かるんです。あ!この子は普通の女の子なんだなって。

鮎喰響も平手友梨奈も一見すると怪物のような攻撃性を発するのでちょっと怖いイメージがありますが、普通の女の子としての一面もあって、むしろ繊細すぎる感性が時に無気力にも見えてしまうのだとすれば一つの一面だけを見て平手友梨奈はこういう人物と断定するのはあまりに安易であることが分かります。

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まとめ

平手は「鮎喰響になりたい」といって改名したいと秋元さんに言ったことがあります。言いたいことはスバズバ言えてしまう鮎喰響でいる時間が心地よかったのでしょう。平手がいくら迎合しないとはいっても納得いかないやつに飛び蹴りをかますわけにもいかないので、サイレントマジョリティーの歌詞にある「君は君らしく生きていく自由があるんだ」を体現するためには鮎喰響にならなければできないこともあるのです。

映画『響』は誰かの意見に流されるのではなく「自分はどう思うんだ」という部分を徹底的に突かれる映画です。だから見ていて爽快であると同時に意思を押し殺しながら生きている自分の心をえぐられる映画でもあります。

これはもちろん演じている平手自身も感じた部分でしょう。

自分はどう思うんだ?

自分はどうしたいんだ?

アイドル活動休養中に、この作品に出会えたことは価値がありますね。自分を見つめ直す時間になったはずです。

映画『響』を実際に見た人なら新人賞受賞やノミネートも当然の結果として理解できるはずです。

批判をするなら見てから言え!

鮎喰響ならこう言うでしょう。見てないなら跳び蹴りで制裁されます(笑)

見れば分かります。映画『響』を見ると、心が震えます。

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