2019年1月23日21時に欅坂46公式サイトにおいて平手友梨奈の脱退が発表されました。
心身共にギリギリの状態であることは分かっていましたが、今までもそうやって続けてきてくれていたので、これからもそうやって続けてくれることを願っていただけに本当にショックです。
なかなか気持ちの整理ができずブログでまとめることができずにいました。
しかし、推しメンである平手の脱退をまとめないわけにはいかないと思い、ようやく書き始めることにしました。
平手への想いは語り切れないほどのものがあるので、なかなか記事にするのが難しいのですが、今思っている気持ちを整理しながら書いてみました。
平手友梨奈は欅坂46のセンターに立ち続けた
#21枚のカウントダウン、17日目は #平手友梨奈 さん× #神藤剛 さんの『共振』。幾度と撮影を行なってきたこの組み合わせ…必見です!#欅坂46 ファースト写真集『#21人の未完成』発売まで…残り4日! pic.twitter.com/f5A0pVBfpr
— 欅坂46 ファースト写真集『21人の未完成』公式 (@keyaki_first) November 17, 2018
欅坂46平手友梨奈が脱退を発表したことで、デビュー曲『サイレントマジョリティー』から8枚目『黒い羊』までの表題曲全てを平手友梨奈が担当しました。
精神的に不安定な時期やケガに苦しんだときもセンターに立ち続け、終盤は満身創痍の状態でもがんばってセンターをこなしてくれました。
そのことは見方によっては欅坂46運営が平手を酷使したとも取れます。
たしかにそういった部分もあったと思うので全面的に否定はしませんが、平手のコンディションが整わず思うようなパフォーマンスができないときでも絶対にセンターを外さなかったのはセンター平手友梨奈への信頼の証という見方もできます。
アイドルグループのセンターとは、野球でいえば4番バッターであり、エースピッチャーということになるわけですが、4番がちょっと調子を崩したからといって代えないでしょう。エースがちょっとピンチになったからといって代えません。
グループの方針として楽曲ごとにセンターを代えるという意図をもってやっているなら別ですが、そうでないなら簡単にセンターは代えるべきではないと思っています。
そもそも平手をセンターから外してポジションを下げることは本当に平手のためになるのでしょうか。
たしかにセンターというプレッシャーからは解放されるかもしれません。
でも、それは平手友梨奈のプライドを傷つけることにはならないのか。
センターで起用し続けたことでの酷使とセンターから外すことでのデメリットを天秤にかけて考えなければいけないという点は持っておくべき視点だと思います。
映画『響』の中で祖父江凛夏がふみに作品の内容を変えるように提案されておかしくなったことを明かしたときに響は「決めたのは自分でしょ」と言います。
どんな事情があったとしても決断を下したのは自分なのだから、結果が思うようにならないことも自己責任なんだという鮎喰響らしい言葉です。
鮎喰響は平手の内面を強調したようなキャラなので、響が言っていることを平手に置き換えて考えることができます。
平手は映画『響』の脚本を最初に読んだときに「つまらなかったです」と言ってしまう子です。
セットリストが納得できなくてセットリストの構成にも加わるようになっていることからも、完璧主義な面があります。
そんな平手が例え運営からの指示によってセンターを任されたのだとしても嫌々やるでしょうか…積極的に受け入れたとは思わないにしても最後は平手自身がセンターをやることを受け入れたのであれば、それはもう平手自身の意思だと思っています。
センターのプレッシャーや批判されることで傷つくことを受け止める覚悟がなければ平手ならセンターを拒否するんじゃないでしょうか。
誰かの指示で立ったポジションであったとしてもやると決めたからには自分で責任をもってやる。平手の思考からするとこんな発想をしている気がするのです。
なぜこんなことを言うかというと、平手のイメージが欅坂46のために消耗し続けながらも活動を続けた悲劇のヒロインとして表現されることが多いからです。
もちろん心も体もギリギリの状態でやっていたことは分かっています。
ですが、平手が欅坂46として過ごした4年間が平手の自己犠牲によって成り立っていたという見方をされることが本当に平手が望んでいることとは思えないんです。
欅坂46に入るまで何も情熱的になれるものがなかった子が、あんなにも情熱を持って過ごしたわけですからそのこと自体が素晴らしい4年間だったと思います。
2018年の休養の段階で絶対に卒業は選択肢に入っていたでしょう。
それでも再び戻ってくると決めた理由は、自分の存在を受け止めてくれるメンバーの存在や欅坂46が平手の心の拠り所になっていた部分もあるはずです。
こうやっていろんな視点から見ていくと、あまり悲劇的なストーリーでセンター平手友梨奈を語りたくないんです。
卒業と脱退の違いは正直どっちでもいい
織田奈那と鈴本美愉の卒業、平手友梨奈の脱退と言葉を使い分けたことで、卒業と脱退の違いについて様々な憶測が飛び交っています。特に脱退という表現に関しては卒業よりもネガティブなイメージを受ける言葉です。
平手がグループの運営方針に納得いかずケンカ別れで離れることになったために脱退という表現を使っているという見方もあります。
ラジオ番組で平手が脱退の理由について語っていないことも拍車をかけている部分もあるのかもしれませんが、少なくとも平手が欅坂46に対して憎しみを持っているわけではなく、離れることが寂しいと感じていることだけははっきりと伝わってきました。
結局、運営や平手が脱退の真相について語っていない以上は全ては憶測でしかありません。
卒業であろうと脱退であろうと平手友梨奈が欅坂46を離れるという結果は確定した事実と考えれば、もはや言葉遣いの違いなどどちらでもいいと思っています。
脱退時期と2019年末の歌番組楽曲披露
12月のSOLでは田村保乃ちゃんとの共演を楽しみにしていた平手が共演するのを待つことなく脱退発表したのを見ると脱退が確定したのは12月のSOLから1月のSOLまでの1か月間ということになります。
ですが、最後の決断を下したタイミングがここであったというだけで以前から脱退の話し合いはされていたんだと思います。
9枚目シングルのリリースが遅れたことはメンバーの卒業・脱退・活動休止が影響を与えていることは容易に想像できます。
通常主要メンバーがグループを抜ける場合は1年前ぐらいから話し合っているケースが多いのでタイミングを計っていた中で一度は平手センターでリリースするという話で動き始めてからのストップですから脱退の話が本格化したのは秋ごろだと考えられます。
具体的な脱退発表がいつになるかは未定であっても、平手にとって2019年の年末が欅坂46として活動する最後の冬になることは分かっていたわけです。
2017年はFNSで平井堅とのコラボなど存在感を示すも紅白で倒れてしまうなど不安定さを見せるシーンもありました。
2018年はケガによるコンディション不良により休養。
一曲入魂の平手は一回あたりの消耗が激しいので年末のハードスケジュールをどうやって乗り切るかは大きな課題でした。
それが分かっていたから毎回歌番組で見るたびに心配をしていたのですが、2019年に関しては精神的に安定していましたし、ダンスについてもかつてのキレを取り戻していました。
さすがにレコード大賞、紅白歌合戦あたりはギリギリの状態になってしまったものの、むしろラストスパートで乗り切れるところまで状態がもったことがすごいことです。
特に2019年の年末の歌番組は『黒い羊』『二人セゾン』『アンビバレント』『風に吹かれても』といった表題曲だけでなく、『避雷針』『月曜日の朝、スカートを切られた』といったライブで人気のカップリング曲まで披露しました。
そしてなんといってもMステでの『角を曲がる』です。
このセットリストを並べたら1つの公演になりそうです。
それぞれの披露が平手友梨奈センターで披露する最後となることが分かっていたからいろんな楽曲を見せてくれたのだとしたらそれは感謝しかありません。
レコード大賞と紅白歌合戦はコンディションは限界に達していたと思いますが、それでも走り切ったのだからよくがんばってくれました。
平手友梨奈と過ごした1年4か月
家のレコーダーには3年前からのけやかけが残っているぐらい番組は見ていましたが、特別欅坂46推しというわけではありませんでした。
当然デビューしたときから欅坂46の存在は知っていました。
『サイレントマジョリティー』のときにアイドル業界が騒然としてしていたのは目にしていて、『不協和音』のMVがすごいと聞けばMVも見ていたんです。
それでも特別気になる存在にはならなった中でTIFで初めて生で欅坂46を見ることになります。
当時は地下アイドルをメインに応援していたので実力の地下、知名度の地上といった印象で、噂の欅坂46がどれほどのものかお手並み拝見といった感じで見ていました。
初めて見た欅坂46ときの衝撃は今でも覚えていて、フォーメーションダンスの美しさや前髪で顔を隠して表情を全く見せないセンター平手友梨奈に目を奪われました。
今になって思えばここで欅坂46推しになってもおかしくなかったんですが、ここでも推すというレベルにはいかず最終的に決め手になったのは映画『響』での平手友梨奈を見たときでした。
アイドルが知名度を武器に主演をやった映画なんかではなく、平手友梨奈が最初から最後まで圧倒的な存在感を示し続けていました。
「この才能はヤバい!」
一気に平手友梨奈の虜になりました。
『響』を見た2018年10月から平手が脱退する2020年1月までの1年4か月に渡って欅坂46平手友梨奈を応援してきた中では文句の1つも言いたくなることだってあります(;^ω^)
精神的に不安定、ケガによる休養、ブログやメッセージの更新はほとんどなし、集合写真ではめっちゃ真顔とか、欠点を挙げ始めたらキリがないぐらい出てくるのに脱退まで変わらず好きでいたのは欠点を補って余りあるだけの魅力があったからです。
実際の恋愛でも同じだと思うんです。
他人なんだから相手の欠点ほど目に付くものです。
それでも相手のことを好きでいるのは揺るがない核となるものがあるからです。
そんな子ってなかなか出会えるもんじゃないです。
本当はもう少し長い間、欅坂46の平手友梨奈を見ていたいですが、本人が決断したことならしょうがないです。
今はとにかくお疲れ様と伝えたいです。
まとめ
1月29日にリリースされた『欅坂46 LIVE at 東京ドーム ARENA TOUR 2019 FINAL』が平手友梨奈が在籍期間中に円盤化された最後の作品となりました。
東京ドーム公演のときは平手が最初からフルで出演できることに感動したのを覚えています。
この東京ドーム公演から年末の紅白まで平手のパフォーマンスはいいときの状態に戻っているように見えました。
精神的にも不安定さをあまり見せなくなっていたのは、ゴールが見えて肩の荷が下りて少し楽になったのかなとか思い返すといろいろと辻褄が合ってくるところがあります。
デビュー当初から応援している人に比べたら平手友梨奈とすごした期間は短かったかもしれません。
しかし、平手を応援できた時間はかけがえのないものであったと自信を持って言えます。
今はゆっくり休んで、また活動したいと思える時が来るまで充電してほしいなと思います。
またどこかで会えることを楽しみにしています。4年間本当にお疲れ様でした。
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