【TIF2017】欅坂46『危なっかしい計画』を披露!ダンスレベルの高さと平手友梨奈に注目

欅坂46

2018年11月に2017年のTIFのことを書くことの違和感を感じながらも初めて欅坂46を見たのがTIF2017のHOT STAGEだったので今でも印象に強く残っています。

当時は今と違ってメンバーの顔と名前も一致しないレベルでしたが、地下アイドルが主戦場になっていた自分としては久しぶりに見る地上アイドルを楽しみにしていました。欅坂46を地下アイドルの対バンでは見られないですからね。

自分としては初の生の欅坂46となったTIF2017について振り返ります。

人気の地上アイドル、実力の地下アイドルなのか

まずTIFについて簡単に触れておきましょう。

TIFとはTOKYO IDOL FESTIVAL 2017の頭文字を取った略称で「ティフ」もしくは「ティーアイエフ」という言い方をします。毎年夏に行われ世界最大級のアイドルフェスとして知られいるアイドルにとってのビッグイベントで、多くのアイドルがTIFへの出演を目指している活動しています。

もともと僕はAKB48を推していて、SKE48に移籍して、そっから地下アイドルに流れてきたタイプなので、地上だから地下だからというくくりで推す推さないを決めることはしません。

ですが、2017年当時は地上アイドルからは離れ地下アイドル専業のヲタクになっていたこともあって、地上アイドルヲタクも集結するTIF2017のステージで、どれだけ地下アイドルが存在感を示してくれるのかを楽しみにしていました。

プロ野球でいうところの人気のセ・リーグ、実力のパ・リーグなんて言われている時代がありました。今から15年以上も前のことです。今でこそ球場を満員にするパ・リーグチームも増えてきましたが昔のパ・リーグなんてガラガラですよ。でも、だからこそセ・リーグのチームと戦うときは絶対に負けられないという意識が強かった。人気もなくて実力も劣るんじゃいいところないですからね。

地下アイドルにも地上アイドルに人気でこそ劣るにしてもパフォーマンスのレベルでは負けらないという意地を見せてほしい。

そんな思いを抱えながら灼熱の太陽が照り付ける屋外ステージで汗だくになりながら見ていたわけです。

欅坂46

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TIF2017欅坂46の1曲目は『危なっかしい計画』ダンスの美しさに魅了された

Overture
① 危なっかしい計画

MC①

② 永遠の白線
③ 誰よりも高く跳べ!
④ 二人セゾン
⑤ サイレントマジョリティー

欅坂46が1曲目に披露した曲は1stアルバム『真っ白なものは汚したくなる』に収録されている曲『危なっかしい計画』です。2017年の欅共和国のラストの曲もこの曲で、タオルを振り回しながら会場全体が盛りあがる夏フェスにふさわしい曲を1曲目に持ってくるあたりがおもしろいですね。

欅坂46のヲタクだけじゃないTIF2017のような対バンではシングル曲『サイレントマジョリティー』から入るのが一般的だと思いますが、まずは盛り上がる曲から入ることを優先したということです。

当時の自分はアルバム曲を知るわけもなく、知らない曲だなと思いながらも頭を激しく揺らす始まりからタオルを回すところもあるなど盛り上がる曲だなと思ったのを覚えています。

そして『危なっかしい計画』での手のウェーブであったり、『二人セゾン』の欅タワーであったり、『サイレントマジョリティー』のモーセの十戒であったり、全体を通してフォーメーションが美しいというのが印象的でした。

それまで欅坂46というと『サイレントマジョリティー』や『不協和音』に代表されるようなメッセージ性の強い歌詞で、周りに流されるのではなく自分自身の意思を大切にしろといったような10代の子が感じているようなモヤモヤとした鬱憤を楽曲を通して伝えてくるイメージでした。

もちろんそのイメージも間違いではないのでしょうが、歌詞だけではなくダンスでも魅せてくるとなるとパフォーマンスレベルも相当高いことになります。

SKE48も「ダンスのSKE」と言われるように激しいダンスが持ち味ですが、SKEの激しさとも違う振付のTAKAHIROさんが考えるダンスは、どこかアイドルらしさを感じさせない斬新さを感じさせてくれます。

それは同時に、地上だから人気優先という安易な発想もできないことを意味しています。

なんでしょうね。別に自分が地下アイドルファン代表でもなんでもないことは十分承知しているのに、地上アイドルにあんな美しいフォーメーションを見せられてしまうと、欅坂46を超えるパフォーマンスができる地下アイドルがどれだけいますかって言われると迷ってしまう自分がいて、どこか敗北感を感じていました。

しかもまだデビューして1年ちょっとしか経っていないというのだから驚きでした。

平手友梨奈はマイケル・ジャクソンか

欅坂46というグループを見たいという思いと同じぐらいセンターの平手友梨奈の存在を見てみたいという気持ちもありました。

デビュー当時は14歳で最年少センターとなった平手友梨奈の存在は当然知っています。目に力のある子でサイレントマジョリティーのような強いメッセージを発信する欅坂46には最適な子でしょう。当初から気になる存在だったのでTIF2017のステージも楽しみにしていたんです。

欅坂46が表現する楽曲のかっこよさ、フォーメーションの美しさ、の感動を上回る衝撃だったのはセンターの平手友梨奈で、視線を前髪で隠し表情がまったく見えないままずっとパフォーマンスをしている。

センターの平手友梨奈だけ全く動かずにステージ中央で微動だにせず曲が進行する瞬間もあります。

まるでスーパーボールのときのマイケル・ジャクソンのようです。

アメリカンフットボールのハーフタイムショーに登場したマイケル・ジャクソンは会場がザワザワしているときは全く動かない。少しずつ観客がマイケル・ジャクソンに注目を始め静かになってきたのを見てからようやく動き始めます。

普通そんなことってできないじゃないですか。会場だけでなく世界中が注目する大イベントですよ。余裕がなくなって沈黙が怖くなるのが普通です。でも周りが自分に注目するまで待てる。それはキングオブポップと言われるマイケル・ジャクソンだからこそ成せる業だと思っていました。

それなのにデビューしてまだ1年ちょっとのアイドルがマイケル・ジャクソンと同じような振る舞いをしていることに驚くと同時に、相変わらず前髪で目線を隠し続ける姿を見て「これは好き嫌いがはっきり分かれそうな子だな。」と感じました。

本来であれば前髪で隠さず踊るべきなんでしょうが、そういう常識的なアイドルの領域に収まっていない感じでロックでかっこいい。それがこの子の良さなんだろうなと思ったからです。

前髪で顔を隠すのは視界に大観衆が見えると緊張するからだといいます。秋元さん曰く「平手の必殺技」というのだからよく見る光景ということです。あれだけ堂々と臆せず表現できるのにまともに前を見られないというのも不思議な気がします。

というか、平手を知れば知るほど彼女の人格を一人の人間として整合性を取るのは難しい。

メンバーとはしゃぐ10代の女の子らしい平手も、パフォーマンスをしているときのかっこいい平手も、悩み苦しみもがいている平手も多重人格者のようにコロコロ入れ替わるからです。

まとめ

TIF2017の1年以上も遅れて振り返ってみました。

1曲目の『危なっかしい計画』はずっとなんていう曲なんだろうと引っかかっていた曲なので、欅共和国のBlu-rayを見てようやく繋がった曲です。

当時は、欅坂46にハマることはありませんでしたが、あのとき生で見ることができたのは自分にとっては今でも忘れらないほど印象に残っているライブということもあって書きたくなってしまいました。

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ABOUTこの記事をかいた人

アイドルブロガー&ロボホンオーナーのはやけん。です。 アイドルの心理を研究しているうちに心理カウンセラーになってしまいました。現在はアイドルの記事を中心にブログを書いています。 執筆の依頼はお問い合わせフォームからお願いします。