2月12日夕方に日向坂46の井口眞緒が卒業を発表しました。
卒業の原因となったのは男性と一緒にいるところを週刊誌に撮影されてしまったから。
このことについては井口自身もブログで写真に写っているのは自分自身であると認め活動自粛中でした。そして今回の卒業発表。
そこでSNSではアイドルがなぜ恋愛をしてはいけないのかと言った発言も見られます。そこで今回はアイドルと恋愛について今一度考えたいと思います。
日向坂46井口眞緒が卒業を発表
この後、井口眞緒がデビューアルバム「走り出す瞬間」発売記念けやき坂46日替わりSHOWROOMを配信致します🍪
是非ご覧ください🍘#けやき坂46#ひらがなけやき#走り出す瞬間#SHOWROOMhttps://t.co/m8Hhl4x0kr pic.twitter.com/ocHKL0Ael8— 欅坂46 (@keyakizaka46) June 25, 2018
日向坂46の井口眞緒からのメッセージは公式ブログをご覧ください。
井口眞緒公式ブログ
https://www.hinatazaka46.com/s/official/diary/detail/32595?ima=0000&cd=member
井口は一言でいうと変なやつでしたね(笑)
歌はヘタだし、ダンスもヘタ、マシンガンのように話すし、とにかくぶっ飛んでた。
そんな変なやつなのにメンバーからの人望は厚かった。
それは井口がけして人の悪口を言わないからというのが関係している気がします。
ひらがな推しの企画『スナック眞緒』でメンバーを紹介するときもメンバーのいいところを必ず言っていました。当時はまだそこまでけやき坂46に詳しくなかったのですが、今になって見直すとたしかに井口のメンバー紹介は的確だったなと思える部分がいっぱいあります。
相談したいことがあったときは井口にするというメンバーがいるのも、井口なら絶対に自分を攻撃してこない安心感があるから。
相談して説教されたり、バカにされたらイヤだなっていうのは人間にはあるじゃないですか。
でも井口にはその心配がないからなんでもさらけ出せるんです。
こういう井口の長所って卒業した後でも接客業の方が活かせる気がします。
いつか本当に『スナック眞緒』の経営を考えてみてもおもしろいと思うんです。
仕事の愚痴を話しても、笑い飛ばしてくれる明るさに救われる人はいっぱいいるんじゃないかな。
井口の卒業が発表されてメンバーから続々と井口に関するブログが更新されています。
なかでも親友と公言していた齊藤京子のブログは素晴らしい内容です。ぜひ全文読んでいただきたいのですが、もっとも印象に残ったのはこの部分です。
まおは日向坂46に必要不可欠な存在でした。
まおがいたから"バラエティは安心"だったし、ライブのMCや外番組はまおがいればまず大丈夫と思えていたしまおはグループのムードメーカーでした。
慣れないバラエティ番組でも井口がいてくれれば安心と思わせたのだからすごい子ですよ。
外から見ている以上にグループにとって重要な存在だったんでしょうね。
戻ってきてほしかっただけに本当に残念です。
人生が終わったわけではないので違う道に進んでもがんばってほしいですね。
いつかスナック眞緒が始まって、たまに出勤する京子の歌声を聞きながらママと笑い話ができるときを楽しみにしています。
アイドルと恋愛について
アイドルが恋愛問題で卒業を発表すると必ず巻き起こるのが「アイドルはなぜ恋愛禁止なのか?」という点。
自分はもう20年以上もアイドルを見てきたので、慣れてきてしまった部分もあるのですが、冷静に考えてアイドルが恋愛したら卒業しなければいけないって変だなと思うんですよ。
アイドル事務所がタレントの私生活においてまで拘束してくるのは行きすぎた行為だと思うからです。
たしかにアイドルが特定の男性と交際としているとなればアイドルのイメージに傷がつくと考える気持ちは分かりますが、それでも拘束力はないはずです。
かつてモーニング娘。、シャ乱Q、森高千里といった手掛けたタレントをヒットに導いた敏腕マネージャー和田薫さんはEE JUMPというグループを担当した際に「最初の3年は集中してやってほしい。それ以降はお任せします。」と言っていました。
この和田さんはモーニング娘。初期を担当していたマネージャーさんなんですが、当時のメンバーは毎日のように怒られていたというぐらい厳しい方です。そんな方でもアイドルの恋愛問題に関しては事務所が言うんじゃなくて本人の意識に任せていた部分が多かったようです。
和田さんがモーニング娘。を離れてからも噂レベルではメンバーに付き合ってる人がいるらしいというのは結構有名でした。
具体的な名前を挙げることは避けますが、当時のファンなら当然に知っている話だったんです。
それでもアイドル活動を続けていました。
自分としてはアイドルはアイドル活動をがんばってくれればプライベートに関しては分からないようにやってくれればいいと思っていました。
この流れが変わり始めたのが矢口真里の問題です。
矢口に男性問題が発覚した際に事務所は「別れて続けるのか、辞めるのかどっちか選べ」と矢口に迫ります。
すると矢口は即答で辞めることを選択します。好きな人を切るなど考えられなかったようです。
事務所としても予想外の答えに「ちょっと待て!」となり、かなり事務所と揉めていたことは矢口自身がのちに語っています。
そしてアイドルの恋愛禁止において決定打となったのは、同じくモーニング娘。の藤本美貴と品川庄司の庄司さんとの交際です。
藤本は「アイドルはファンのみなさんのものだから」という理由で、責任を取って卒業しました。
藤本ミキティ問題が起こったときには自分はすでにモーニング娘。から他界していたのですが、アイドルはファンのものという言葉に違和感を感じました。
たしかに好きなアイドルに男がいるとなったらいい気分はしません。
ですが、それは一発レッドカードで退場をしなければいけないことなんだろうか。仕事は仕事でがんばってくれればいいんじゃないか。
当時の自分としてはそういった認識でした。
アイドルが恋愛をしたらアイドルを辞めなければいけない。
このルールをアイドル界全体の文化にしたのはAKB48です。
恋愛問題によって多くのメンバーが卒業していきました。
厳密に言うと、秋元さんはアイドルは恋愛禁止と明言はしていません。
「甲子園を目指す高校球児が恋愛をしながら甲子園を目指せるのか」
という例えを用いて、恋愛することそのものを否定しているわけではなく、アイドルという職業への心構えのことを言っています。だから結婚するなら祝福するとも言っています。
ただ、この言葉にはツッコミどころも多く、恋愛をしないで結婚するのかといった点や、恋愛をしていたメンバーが続々と卒業or解雇といった形で去っていることを考えると額面通りに言葉を受け取ることはできません。
AKB48の過去の事例を見れば恋愛発覚は謹慎からの復帰、または即卒業ですから事実上の恋愛禁止なんです。
しかし、秋元さんが恋愛禁止と発言してしまうことはそれが即AKB48グループ全体のルールになってしまいますから言葉を濁しているのです。
恋愛といっても一概には言えなくて、完全にアウトのものから、本人の意識の甘さからまるで恋愛をしているかのように撮られてしまったということもあるでしょう。
それを恋愛禁止と明文化してしまうことによって一律卒業としてしまうのは避けたいという思惑が透けて見えます。
案件ごとに解釈の余地を残しておくことで卒業を防ぎたいのだとすれば、明文化されていないことにもメリットはあると思っています。
2020年現在においてアイドル界の恋愛禁止は暗黙のルールでありながら業界全体の文化になりました。
暗黙のルールとはいえ恋愛禁止というルールを知らないアイドルなどいません。
そして、いまアイドルをやっている子は恋愛が禁止であることも分かった上でアイドルを目指し、アイドルとして活動しています。
恋愛禁止は当然のごとくファンも知っているルールで、そのことが前提となってチェキ会、握手会、スポンサー契約といった大きなお金が動いています。
恋愛が発覚すれば謹慎や解雇といった制裁を受けることも知っているでしょう。
それなのに週刊誌に撮られてしまうというのは、やはり本人の自覚の甘さを感じてしまいます。
アイドルはなぜ恋愛禁止なのか?
その答えは、それがルールだからです。
そもそもアイドルは恋愛禁止でなきゃ成立しないのかという考えを持つ方もいると思います。恋愛禁止っていうルールそのものがおかしいじゃないかと思う方がいてもいいんです。
しかし、少なくとも今のアイドル界は恋愛禁止なんです。恋愛が見つかってしまえば多くの人に迷惑がかかり、自分のアイドル生命すら危うくなってしまう。それは過去の事例で何度も見てきたでしょう。
アイドルが恋するというそれ自体を否定しているのではなく、それに伴うリスクがあまりにも大きすぎることに考えが及んでいないことが問題なのです。
アイドルはなぜ恋愛をしてしまうのか
では、アイドルはなぜそこまでリスクを犯してまで恋愛をするのでしょうか。
単純に考えが甘かった、欲望を優先してしまったというものもあるのでしょう。
その他にも、地下アイドルになるとアイドルとオタクの距離も近いですから繋がることを目当てに近づいてくるオタクも多いんです。
それが太い客を引き留めておくための枕営業なのか、オタクがかっこよくてタイプだったのかまでは分かりませんが、アイドルとオタクの繋がりはよく耳にする話です。
アイドルも精神的に過酷な職業ですから精神的にストレスを抱えていたり、親元を離れて寂しくなってしまうこともあります。そんなときに支えてくれる人がいたらダメだと分かっていても好きになってしまう気持ちは分かります。
不倫はいけないことと分かっていても浮気をする人が後を絶たないのは、好きな人が出来てしまったという理屈よりも感情の方が先に来てしまうこともあるからでしょう。
ローカルアイドルが事務所のパワハラによって自殺してしまったように、誰かの支えがなければ死んでしまいそうな極限なケースも視野に入れれば恋愛問題と報道されているものの中には責められないものもあるのかもしれません。
しかし、こういったいくつかの極端な事例を除ければ、みんな同じ条件の中でアイドルをやっていて、恋愛をしたいという気持ちも自制しながらアイドルを続けていることを考えればどれも言い訳になってしまいます。
先日、卒業を発表した乃木坂46の白石麻衣はアイドル活動期間中ノースキャンダルです。
白石ほどの美人であればアプローチされたことは1度や2度ではないはずなのに、頑なにアイドルを貫き通したわけです。
男がどれだけ付き合おうとしてもアイドル側がノーと言えば成立しないわけで、結局のところアイドル側の弱さにあるのだと思います。
どうしても恋愛したいのであれば無理してアイドルを続けなくてもいいじゃないですか。
ただ、こういう問題が起こると鬼の首を取ったように叩く人がいますが、それはやりすぎです。
その子の人格を否定するような暴言は度を超えていますし、その子がこれまでがんばってきたという紛れもない事実まで否定してほしくないんです。
だから井口にしても織田奈那にしてもバカだなとは思いますが、彼女たちががんばってくれていた時間に関しては素直にありがとうと感謝を伝えたいと思います。
まとめ
卒業は何度経験しても寂しいものですね。
いいやつだっただけに、こういう卒業になってしまったのは残念でなりません。
一般企業でまともに働けるタイプにも思えないのですが、何気に自分で予備校の学費を稼いで大学を目指したぐらいしっかりしてるところもあるので、営業職とか、接客業とかやったら向いてるかもしれませんね。
新しい夢に向かってがんばってほしいと思います。
これからもがんばってなー(*^▽^*)
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