2018年AKB48世界選抜総選挙2位でバラエティ番組にも多数出演していることで注目を集めているSKE48の須田亜香里がNGT48の山口真帆の事件についてTwitterで言及しています。
その内容を受けてTwitterのリプ欄には賛否の声があがっています。須田亜香里が言及した内容とファンの反応も含めてまとめていきます。
SKE48須田亜香里の見解
アイドルとしての品格を保ってファンと接するべきという話をさせていただきました。
でも私は加害者側に関わってしまったメンバーだとしても表立った謝罪や解雇は避けたほうがいいのではないか。というのが個人的な意見。
大きな過ちでも一生表立って避難を受けるのは10.20代の女の子には酷だと思う。— 須田亜香里(SKE48) (@dasuwaikaa) 2019年1月13日
もちろん被害者側のメンバーは一生分の恐怖を背負ったと思う。でもそれについて本人以外の人がどれだけ親身になったつもりでも寄り添ってあげきれないことだから、それがまた悔しく申し訳ないです。
— 須田亜香里(SKE48) (@dasuwaikaa) 2019年1月13日
起きるはずのない事件だと思っているからこそ、この件についてはっきりと誰かを否定したりする判断は私には難しい。ごめんなさい。
事件以前の問題に疑問を持っているからこそ。
曖昧な運営側の言葉は多くの人を混乱させているのは事実。でも誰かが辞めたらそれでハッピーエンドって話でもないと思う。— 須田亜香里(SKE48) (@dasuwaikaa) 2019年1月13日
なるほど、加害者側を擁護する立場を取る内容で発信するというのは随分勇気がいる発言ですね。世論的にも被害者を守り運営と加害者を批判すれば彼女にとっては追い風になる可能性もあった中で、あえて逆風にさらされるようなことを発言するのはすごいことだと思います(どっちがいいとか悪いとかではなく)。
まず前提条件としてどうしてもお伝えしておきたいのは須田亜香里自身はルールに対して誰よりも厳しいタイプの人間だということです。
恋愛禁止とされるアイドルにおいて男性スキャンダルは卒業or解雇という処分が科せられるケースがあります。しかし、それはアイドルになってからの男性問題であってアイドルになる前に付き合っていた人が逆恨みして暴露してきたとしても本来セーフであるべきです。だってアイドルになる前は普通の女の子であったわけで、そのときの話を持ち出して解雇は厳しすぎるでしょう。
それでも須田亜香里は例えそれがアイドルになる前の出来事であったとしても卒業するというのです。
これはもうルールを守るというよりも彼女の哲学の問題とも言えますが、どんな理由があれスキャンダルが出てしまった以上はアイドルは続けられないと考えています。それはアイドルとしての自覚ある行動を誰よりも意識しているからこそで、そういったスキャンダルが出ないという意思表示でもあります。
また元大阪府知事の橋下徹さんと対談をしたときも須田亜香里は選挙のネット投票には反対と言っていました。それは実際に投票所に足を運ぶことで一票の重みを感じてほしいからと言うのです。その言葉を聞いた橋本さんは「まるで大御所政治家と話をしているかのような意見だ(笑)」と笑っていました。
須田亜香里という子はバラエティ番組で見せる積極性からは想像もできないかもしれませんが、決められたルールに対しては保守的な子なんです。だから、その考え方に従うなら加害者は卒業と考えるほうが須田亜香里らしいことになります。
なぜ加害者を擁護するのか
もし須田亜香里が加害者の立場だったら間違いなく卒業します。もちろんそんなことをする子じゃないと信じてるのもありますが、仮に加害者であったすれば卒業をすると断言できます。
でも今回の件はNGT48単体の問題ではなく48グループ全体の問題として捉えるべき話で、もっといえばアイドル界全体の在り方が問われるような大きな事件です。
そうなると48の代表として意見を求められるのは総監督よりも世間的には選挙1位の発言が気になるところですが、1位は珠理奈なので長期休養を経てようやく復帰した珠理奈に今回の件について語らせるのはマズイでしょう。そう考えると総選挙2位で知名度も上がってきた須田亜香里が何を語るのかに注目が集まるのも分かります。
そしてTwitterを通して発言された今回の加害者擁護発言。
須田亜香里本人の件だったら卒業している。運営の対応についても言いたいことはあるでしょう。
それでも今回の発言になったのは人が人を処罰する難しさというか、その子の人生を終わらせてしまうある種の死刑宣告をすることの難しさを考えてのことだと思います。
本当に難しい問題で自分が被害者側の立場だとしたら加害者の人権などどうでもいい話だと思うのも当然です。
事件にまで発展してしまっている今回の件で犯人に対しての何ら処分が行われず、まるで「私もみんなから犯人扱いされている被害者なんです」とでも言わんばかりに平然とアイドルを続けている。しかもそれが被害者と同じグループにいるとなれば被害者心理を考えれば加害者が処分されるのは当然の成り行きといえます。
ただ、ここらへんのことは当然須田亜香里も分かっているわけです。Twitterでも被害者のことについてもちゃんと話しています。
加害者が完全なる悪意を持って山口真帆を襲うように仕向けたことであれば救いようがないですが、もしその子の意識の甘さからうっかり言ってしまった発言で今回のような事件にまで発展するとは想像出来ていなかったしたらどこまで責められるべきなのか難しくなってきます(もちろん悪意がなければ許されるというものではありません)。
結局のところ、須田亜香里の見解に対して彼女に文句を言ってもしょうがないんです。今回のような発言をすることはリスクさえあれメリットなど何もないわけで、勇気をもって発言したと思います。
あとはそれを受けてどう感じるかは個々に判断すればいいんです。
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