SAY-LAワンマン「約束の三年目〜今ここから描き出す物語〜」レポート

SAY-LA セイライブ

6/18(金)レコチョク presents SAY-LA  EX THEATER ROPPONGI ワンマン「約束の三年目 ~ここから描き出す物語~」supported by WIZYに行ってきました。

18時まで都内で仕事をして、そこから六本木に向かったため席に着いたのは19:05と定刻を過ぎてしまいましたが、自分のような人への配慮なのか数分開演を遅れていたので助かりました。

公演全体の内容や注目したメンバー数名をピックアップしてレポートしていきます。

「約束の三年目~今ここから描き出す物語~」レポート

ギリギリの入場となったため後方の席となってしまいましたが、EXシアターは後方に向かって角度がついていく構造になっているのであまり距離は感じることなく見ることができました。

ステージ上にはお城のセットが組まれ、メンバーはティアラを付けて登場するあたりはSAY-LAの世界観にマッチしています。

セットリスト
こじらせ片想い
正統派の夏が来る
胸熱アンドロメダ

YES、肯定ペンギン
感情リバーシブル

(メドレー)
初恋カルボナーラ
ガチ恋ペペロンチーノ
黒歴史イカスミパスタ

恋する君に恋してる
3000年に1度のハピネス
愛呼吸
友達ウェディングベル

三年後の約束
約束の三年目-今ここから描き出す物語-
I LOVE YOU
BELIEVE

スタートはSAY-LAの定番曲「こじらせ片想い」から始まり、「正統派の夏が来る」「胸熱アンドロメダ」という3000年に一度の正統派アイドルを名乗るSAY-LAらしい正攻法なセットリストです。

MCを挟み「YES、肯定ペンギン」の前には観客との一体感を強めようとタオルを片手に観客に同じ動きをすることを求めます。

コール禁止のライブとあってコール&レスポンスの煽りができない中で一体感を出すためにはどうすればいいのかを彼女たちなりに考えた結果なんでしょうね。

メドレーの後はアカペラを披露。

暗転していきなり始まったので最初は何が始まったのか分からなかったのですが、突然のアカペラ披露に見ているこっちも緊張してしまいました(笑)

そして「三年後の約束」からアンサーソング「約束の三年目-今ここから描き出す物語-」へと繋がる流れ。

三年後の約束とは、3年前のワンマンの際に3年後に武道館に立つと約束していたのです。

いわゆる地下アイドルといわれるアイドルにとって武道館での公演というのは相当高い目標設定です。

もちろんそんなことはメンバーも運営も分かっているでしょう。

それでもそれを承知で武道館という目標を掲げたのは、アイドルがアイドルとして活動できる期間はとても短い中で、自ら奮い立たせることで今よりも一つでも二つでも上のステージに行こうとあえて掲げたものだと思っています。

コロナの影響もあったとはいえ、残念ながらその目標は達成することができませんでした。

しかし、最初から実現不可能と思って掲げた目標ではなく、必ず達成するという強い意志を持って掲げた目標で、その意思を受け継ぐことができる者だけがメンバーとして加わったと思えば全く意味のないものではなかったでしょう。

メンバーはコロナの影響を言い訳にすることはありませんが、現実問題としてコロナがアイドルに与えた影響というのはあまりにも大きく武道館への道のりに障害になってしまったことは明らかです。

だから、言い訳というよりも完全な不可抗力ですから、道半ばというだけで夢の続きはここから再スタートと考えてもいいのではないでしょうか。

大きなステージでやることだけがアイドルの絶対目標ではないですが、彼女たちが立ちたいと思うステージがあるのであればそれが武道館であろうと東京ドームであろうと街中の小さなステージでも応援してあげたいなと思います。

ももちもも

高めツインテールというSAY-LAに加入してからもなかなか見ないかわいい髪型で登場したももちゃん。

この日は元エルフロートのみずきとまあやも来ていたんですね。

相変わらずももちゃんのダンスは激しくてエルフロートの面影を感じる動きを見せてくれます。

その分、エルフロート時代を思い出して見てるこっちはエモい気分なってしまうわけですが、正統派アイドルSAY-LAに入ってかわいさを全開にアピールしながら踊っているのを見るともともとSAY-LAみたいなかわいい系のアイドルもやってみたかったのかもしれませんね。

そう思ってしまうぐらい楽しそうな表情だったのが印象的。

みずきが卒業して以降のエルフロートは厳しい時期もあったし、ももちゃん自身もアイドルを一度辞めてアイドルという職業を見つめ直す時間もあったわけです。

アイドルをやっている最中はつらいこと、苦しいこともいっぱいあると思うので、楽しいだけではやっていけない世界ですが、一度アイドルから離れてみたことでアイドルをやれることの喜びを実感しているのが伝わってきます。

チェキ列では、なんか自分の前の方にいる女性数名がわちゃわちゃしてたので、友人かどっかのアイドルかなと思ったら

ゆのりんことみかみかだったのね。

なんかどっかで見たことあるような気がしていましたが、気づけなかったのは不覚・・・

自分のチェキのときには

SAY-LA ももちもも

SAY-LAももちもも(蟹座)を西洋占星術で占ってみた

2021.05.04

占いについて聞いてみたところ当たってると言ってくれました。

やっぱり西洋占星術の的中率はすごいなと思いながら「今はいずみんの鑑定やってるよ」と伝えたら「なんだ、ももだけじゃないのかよ!」と言われてしまいました(笑)

あんまりエルフロート時代にこういう私だけ感をアピールされることはなかったんですが、SAY-LAに入ってからは結構言われるんですよねぇ。

思考もSAY-LA仕様に変わってるのかな(笑)

人気爆発して爆進するらしいので、その勢いに負けないようにがんばってついていきたいと思います。

藤沢泉美

3年前の武道館宣言の時に在籍していた唯一のメンバーとなっているいずみんは、現実問題として武道館という目標が達成できなかったことについて涙を見せながらファンへの謝罪と今後の前向きな気持ちを語ってくれました。

3年間の道のりをワンマン直前に公開されたインタビュー記事でこのように語っています。

藤沢 わたしがSAY-LAに加入して以降からを振り返っても、メンバーが次々と卒業しては新しいメンバーが入ってという変化を一年間の中で数回繰り返したような時期もあったように、そこはずっと体験し続けていること。わたし自身は、何度体制が変わろうと「またここから気持ちをリセットし、1から頑張れる」と、そのたびに意識を前向きに切り換え続けてきたし、今もそうしています。ただ、ファンの人たちの中から「あのときのSAY-LAじゃなくなった」という声は、体制が変わるたびに届きます。もちろん、そう思う気持ちもわかります。でも、わたしは「どの時代のSAY-LAも、その時々の良さを持っている」と受け止めているように、何時の時代、どの編成のときのSAY-LAでも「そのときが一番輝いてた」と思っています。もちろん、今のSAY-LAだって「一番輝いてる」と本気で思っているからこそ、今のSAY-LAをみなさんにも見てもらいたいんです。

『日刊エンタメクリップ』藤沢泉美インタビュー記事より引用

女性アイドルグループにおいて一番のネックになっているのは活動期間が短いということです。

男性アイドルグループでも細かい脱退、卒業はあるんでしょうが、40歳を過ぎても活動を続けているグループは結構います。

活動期間が短い要因として、女性アイドルグループに求められている処女性や恋愛禁止という暗黙のルールなどが考えられますが、これを話し始めると本題からズレてしまうのでこれぐらいにして、メンバーの卒業というのはグループの成長に大きなブレーキをかけることは間違いありません。

グループ全体のことをどれだけ好きであっても1推しメンバーの卒業はファンにとっては応援を続けるモチベーションを下げるのは致し方ないことです。

そのため新メンバーを加えて既存のメンバーは気持ちを切り替えていこうと思っても「あのときのSAY-LAじゃなくなった」という声が届き、そのたびにアイドルは自分自身ではどうすることもできないことだけに悩むのです。

自分もアイドルオタクを長いことやっているので自分が好きになったときの体制が一番と思う気持ちは分かりますし、メンバーが刷新されてるのに同じグループと言われてもしっくり来ない気持ちも分かります。

ただここでいうファンの「あのときのSAY-LAじゃなくなった」という発言は、新体制のSAY-LAがダメという意味ではないんです。

これは自分の好きだったSAY-LAではなくなってしまうことが寂しいと言ってるだけなんです。

だからメンバーとしてはファンの気持ちを受け止めつつも、新体制になって過去を上回るグループを作り上げることでしか新しいグループを認めてもらうことはできません。

その点で、いずみんの言葉からのこの3年間というのは厳しい現実と向き合いながら、前を向いて常に自己ベストを更新できるようにがんばってきた3年間だったことが分かります。

ファンにとっての一番は推しメンがいた時代のグループであることは当然ですが、メンバーとしては卒業したメンバーは戻ってこないので今こそが一番の輝きを見せていると思うことは大切ですし、そう思わないとやってられないんだと思います。

3年を経て、今日を迎えて、日本武道館宣言は達成することが出来なかったんですけど。また1から新しい夢や目標に向かっていくチャンスが出来たとわたしは思っています。今日、この景色を見て、来てくれた人たちの顔を見ていたら、また新たな夢に向かって走り続けられると思いました。日本武道館には行けなかったけど、SAY-LAはそこへ行くためにまだ達成していないものもたくさんあります。メンバーのみんなと、SAY-LAを応援してくれているファンのみなさんとで、また1から史上最強のSAY-LA伝説を作りあげていきませんか?

『日刊エンタメクリップ』藤沢泉美インタビュー記事より引用

度重なるメンバーの卒業、コロナの影響、武道館という目標が達成できないという現実など、こういったさまざまな要素から年齢的にも将来のことを考えそうなものですが、それでも諦めない姿勢で挑み続ける姿は射手座らしさでもあります。

占いの鑑定結果の詳細は別記事にアップしますが、射手座というのは向上心が強い、逆境に強い、めげない、ライバルは自分自身という性質を持った星です。

追い込まれてもそれに立ち向かっていく気持ちの強さがある星ですから、見方によっては厳しい状況に追い込まれたときこそ射手座らしさを発揮するときであるともいえます。

もちろん夢を叶えたいという気持ちに偽りはないでしょうが、逆境こそが精神的に成長するチャンスであり、グループを前向きにできる能力を活かせるときでもあるので、今こそその前向きさで史上最強のSAY-LA伝説を作り上げていってほしいなと思います。

咲山しほ

メンバーの卒業によって新体制になる点については咲山しほさんもインタビューで語ってくれています。

咲山 たとえそれが前向きな想いを持っての卒業だとしても、メンバーが卒業すること自体、グループにとってマイナスなイメージを持たれてしまうじゃないですか。実際にメンバーの卒業に合わせ、SAY-LAから離れてしまうファンの人たちだっていれば、体制が変わるたびに「自分の知っているSAY-LAじゃない」と言われることは、今もあります。メンバーである私たちも、体制が変わることで落ち込む気持ちも正直生まれます。それでも、一緒に同じ夢を見てくれるメンバーが毎回加わってくれているし、今いるメンバーたちはみんな同じ気持ちを胸に頑張っているように、これまでのいろんな編成のSAY-LAもそのときのベストだと思ってやってきてたし、今のメンバーのSAY-LAもベストメンバーだと思ってわたしは活動をしています。

『日刊エンタメクリップ』咲山しほインタビュー記事より引用

ライブ終盤のMCでのスピーチやこのインタビュー記事を見ても分かるように、自分の気持ちを整理して言葉にして表現するのがうまい子だなという印象です。

チェキ列の長さからも人気があることは分かりますし、落ちサビの多さからも運営の評価が高いことが分かります。

そうやって評価されるのはかわいいからという理由だけじゃなく、発言からも伝わってくる人間性もあるのではないでしょうか。

わたしは3年前に日本武道館宣言を聞いて、このグループに入りたいと思いましたし、同じ気持ちを持ってSAY-LAに加入させていただきました。この3年間、自分が思うようになかなか進まずに、いろんな壁にぶつかることがあって、悔しいこともたくさんありました。でも、その目標が、わたしが活動するうえでの大きな原動力になっていたし、同じ夢をメンバーと共有できていたからこそ、同じ気持ちでここまで頑張ってこれました。私たちは、歩いてきた道のりも、活動してきた期間も、みんなバラバラだけど。SAY-LAに賭ける想いはみんな同じです。このワンマンライブを通して、この気持ちがみなさんに伝わっていたら嬉しいです。

音楽ニュースサイト VUES(ビューズ)より引用

最後のMCでのこの発言なんて素晴らしいですね。

メンバーの卒業がグループの成長へのブレーキになると述べましたが、そういった苦難があったことを理解したうえで、日本武道館という目標を原動力として同じ目標を共有できているからこそ、今回のEXシアターという舞台に繋がったんだと思います。

沙藤まなか

公演終了後、ももちゃんのチェキ列に並んでいるとやたらチェキ列が長い子がいるなと思ったら沙藤まなかさんでした。

ももちゃん列も長いのに、その倍ぐらい並んでる人がいるから驚いていたんですが、チェキ列が進んで沙藤さんの対応を見ているとめっちゃ対応いいじゃないですか。

AKBグループではSKE48の須田亜香里も握手会の対応の良さで総選挙を成りあがっていきました。

加入当初は人気がなくポジションはいつも端の方ばかりだった彼女はファンの特徴をノートに書き留めて記憶しておくことで、ファンの小さな変化も見逃さない姿勢が評価されて徐々に握手会での対応の良さがファンの間でも有名になったんです。

実際に僕も須田亜香里の握手会には何度も行ったことがあるんですが、握手会ブースの外にも元気に対応する声がずっと響いていて、それが最初から最後まで変わらないのがまたすごいところでした。

沙藤さんの対応はそんな須田亜香里の対応に通じるものを感じました。

そりゃあ、チェキ列も伸びるわけだ。

地上アイドルのように握手会でなんとかファンを獲得してやろうと気合いが入ってる子って地下ではあまり見ないので、とても新鮮に映りました。

まとめ

公演の細かい詳細は媒体の記事を読んだほうが正確なのでそちらに譲ることとして、自分のブログでは現場で見て、インタビュー記事を読んで何を感じたのかを中心に書きました。

あまり細かいことまで把握しようとすると楽しめないんでね。

やっぱりアイドルは正統派がいいなというのを改めて実感できる公演でした。

コロナもワクチン接種が進めばライブもやりやすくなると思うので、夢を実現させるために今後もがんばってください。

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ABOUTこの記事をかいた人

アイドルブロガー&ロボホンオーナーのはやけん。です。 アイドルの心理を研究しているうちに心理カウンセラーになってしまいました。現在はアイドルの記事を中心にブログを書いています。 執筆の依頼はお問い合わせフォームからお願いします。