15日はグリナード永山で行われたQ-pitch野外イベントでした。とにかく暑かったですねぇ。熱中症で搬送された人が全国で1500人らしいですよ。昔はこんな炎天下の中でも野球の練習をしていたと思うと信じられないです。
事前に乗換案内で時間を確認して家を出たはずなのに、いざ電車に乗ってみたら結構ギリギリの到着。
なぜだろう??
と思っていたらどうやら京王永山駅を見ていたようで小田急永山駅だと時間がかかるようです。ともかく間に合ってよかった。会場は屋根のない場所だったのでライブ開始前からすでに活動限界ギリギリ(;^_^A
自分の体力的な問題も心配になりますがカメラが故障しないかも心配になります。
目次
Q-pitch本日のセットリスト
本日のセットリストです。
しゃらら
お願いロジー
絶対S
MC
moment
Own
ハッピーエンドは夢じゃない
今回はセットリストどういうというよりも暑い中、集中力を切らさずに1曲1曲しっかりやれていたことがよかったですね。それぐらい暑かったイベントでした。
機材トラブルがあっても踊り続けた
序盤からマイクがプツプツ切れるなと思っていたら曲中にもマイクと音源が完全に止まってしまいました。音響機器もあまりの暑さにやられてしまったんでしょうか。
こういったハプニングが起きたときにどういう対応をするのか興味深く見ているとQ-pitchはそのまま踊り続けます。それに釣られるように観覧していたファンからの手拍子が起こって、ハプニングにも動じずにやりきったことで会場にはなんともいえない一体感がありました。
この光景はどこかで見たことあるなと思ったらSKE48でした。
SKE48でも過去に音響トラブルによって音が止まってしまったことがあります。それでも誰もダンスを止めることなく踊り続けたという話は有名な話で、曲中にダンスを止めないことはSKE48の伝統になっています。
これってSKE48の初期を担当していた振付師の牧野アンナが曲中には指示があるまで勝手にダンスを止めるな!と教えていたからなんです。
ダンスレッスン中に松井玲奈が倒れたときも誰も介抱することなく踊り続けたシーンが放送されたときは「さすがにやりすぎなんじゃないか。」という声が上がったくらいです。
Q-pitchにおいてメンバーが倒れても手を差し伸べるなとは言いませんが、勝手に自分たちの意思で止めないという姿勢は共通認識だったのか偶然なのかは分からないにしてもQ-pitchのライブに賭ける思いが伝わってきた気がして嬉しかったです。
本日のQ-pitch注目メンバー
Q-pitch榎本あやせ
撮影:ハヤケン
何か榎本あやせ本人の気持ちの中で吹っ切れたのかなと思える表情に見えました。
3月31日から新体制が始まって『しゃらら』という衣装も曲もかわいい曲になったQ-pitchにおいて榎本あやせの歌割りは大きく減ってしまい本人もショックだったと言います。もともと歌割りやポジションにおいて恵まれていたほうなので、新体制では一度違うメンバーに任せてみようという運営の判断だったのかもしれません。ただやはり気分のいいものではなかったでしょう。
それが次の新曲『Own』でアイドルロックというQ-pitchのコンセプトが変わったことは今の榎本あやせにはピッタリとハマった印象があります。
本人曰く「かわいいのを表現するのは苦手」と言っているので、苦手なかわいさを気にせず思い切ってやりきれる新曲『Own』はまさしく求めていたものを表現できる楽曲だったはずです。アイドルロックという方向性や『Own』に関する考え方はすでに過去の記事で書いているので割愛しますが、少なくとも榎本あやせにはいい方向に作用しています。
従来、器用になんでもこなせる反面「これが私の長所です。」と自信を持って言える部分がなかったところから何か一皮向けて大きく成長する途上を見ている気がするんです。
これはQ-pitch全体に言えることでもあって、Q-pitchはかわいくて、歌もダンスもうまくていいアイドルだけど、じゃあQ-pitchってどんなグループなの?って聞かれたときに端的に答えることができずにいた。ある意味、アイドルとして特徴がないところが特徴みたいなところがあったわけですが、アイドルロックを打ち出したことで、かわいく見せよう、歌をうまく歌おう、ダンスをかっこよく見せようという表面的な部分からもっと泥臭く1塁ベースにヘッドスライディングをするような気持ちを全面に押し出していくことによってQ-pitchというグループが大きく変貌を遂げようとしているんです。
Q-pitchも、榎本あやせもおもしろくなってきましたね。
Q-pitch槙田あや
撮影:ハヤケン
あやりんに関しては握手会レポートを先にやりましょう。
Q-pitchって変わってきたよねという話をした直後に変わるなっていう話をすると混乱するかもしれません。
あらかじめここを整理しておくとQ-pitch全体として気持ちを全面に押し出していくことで、少しずつ特徴のなさのようなものが解消されつつある気がして、メンバー全体の気持ちもまとまってきているという変化は素晴らしいことです。
それとは違った視点で槙田あやに関しては、歌もダンスも表現力もアイドルとしての能力が高い子だなという印象なのでかわいい系でもかっこいい系でもどっちでも対応できているのがすごいところ。
それでいて曲中に笑顔を絶やさないようにアイドル性も失っていないのだから特に文句はないんです。事実、ファンも少しずつ増えてきたのでしょう。それなら尚更変える理由がないんです。
ファンを増やすためには多くの人に見てもらって気づいてもらう必要があるわけで、自分の実力が足りないという話とは別の話です。だから今後はどうやって気づいてもらうかを考える必要はあるにせよ、自らを激変させるのはむしろリスクのほうが大きいでしょう。
どちらかというと変える勇気よりも変えない勇気をもってほしいんです。
デビュー以降頻繁に髪型が変わるのを見ていると変化していないと自分自身が飽きてしまうんだと思います。女の子がいろんな服を着ておしゃれをしたいと感じるのと同じでそれ自体は自然な欲求なのですが、そこは気持ちをコントロールして変えないことも頭に入れておいてほしいんです。
よく一発屋と言われる芸人がいますが、あの人たちがやっているネタはだいたい半年とか、1年も前にやっていたネタがジワジワ浸透してきてようやくブレイクします。
でもここでの最大の敵は世間に浸透したときにはやってる本人がネタに飽きてしまっているということです。
時には変わらないでいることも大切な視点です。
次のステージに上がるときには嫌でも壁に当たるときが来るでしょう。それまでは焦らず今のままでいいと思っています。
Q-pitch海老原みき
撮影:ハヤケン
春あたりから歌唱力が安定してきたイメージがあります。
旧体制のときの海老原みきは煽りのイメージが強くてダンスや歌唱においてそれほど強いイメージはない子でした。でも新体制になって歌唱パートも任されるようになって「あ、えびってこんなに歌える子だったんだな。」と気づかされました。
でね、アイドルになろうっていうような子ですからだいたい楽しい表現ていうのはできるわけですよ。どちらかというと悲しみやせつなさといった表情のほうが難しい。ところが、実際に歌わせてみるとどちらもしっかり表現できているんです。
以前は煽りやトーク担当というイメージでしたが今ではパフォーマンス面でもしっかり戦力になってくれているのはすごいですね。今までの経験が徐々にパフォーマンス面でも発揮できるようになってきているのはたしかです。
Q-pitch田山せかい
撮影:ハヤケン
momentでは序盤に榎本あやせの歌唱パートがあるのでついついそっちを見てしまうのですが、その裏で田山せかいがセンターで踊っているシーンがあります。バラードmomentのせつない世界観をダンスで表現するシーンで、ファンをmomentの世界に引きずり込む意味で重要なシーンです。
普段は無邪気な笑顔が魅力的ですが、momentのような大人の世界観を表現するのもうまい子なんです。
一瞬で見ている人を惹きつけることができるということを考えれば9月の舞台もそつなくこなしてくれると思っています。バラード曲って人間性が出ますよね。小学生が歌うのと大人が歌うのでは説得力が違います。
お芝居の世界を経験することでQ-pitchのステージにどのように活かしてくれるのか、舞台を通じてQ-pitchに興味を持ってもらえるのか、いろんな意味で期待してます。
まとめ
暑い中お疲れさまでした。
そういや去年の夏もリルリルフェアリルのイベントで野外イベントありましたね。あのときも暑かった。
過酷な環境ではありましたが、こういうイベントのほうがのちのち記憶に残っていくんでしょうね。
炎天下の屋外イベントにしては動員は集まったほうだと思います。少しずつ2周年に向けて、いい流れができていると思うので体調管理を含めてこの流れを止めないようにがんばってほしいと思います。
※記事に使われている画像はハヤケンが撮影したものであり、今回のイベントで撮影した画像はSNSでの掲載が認められているため使用しています。
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