AKB48茂木忍出演舞台『カーテンコール』レビュー Q-pitch榎本あやせ初出演にも注目!

舞台 カーテンコール

3月29日新宿村LIVEで行われた舞台『カーテンコール』を観てきました。

AKB48茂木忍を中心に多くのアイドルが出演している舞台で、Q-pitch榎本あやせとしては初の舞台出演となります。

Q-pitch田山せかいが出演した舞台『スリーアウト』でも使用したスタジオなのですが、S席にしたら前方すぎて逆に見づらかったこともあって今回はA席を購入。傾斜もあるスタジオなのでちょうどいい高さでした。

舞台のあらすじやレビュー。注目したメンバーについても見て行きましょう。

舞台『カーテンコール』あらすじ&レビュー

あらすじ

春山高校演劇部の結奈たちは、大会に向けて合宿に向かっていた。
ところが、行きのバスで事故に遭ってしまう。
気がつくと、結奈、梢、花音、栞、芽依の5人は幽霊になってしまっていた。
結奈たちは「ゆうれい部員」として、残された部員たちを支えようとする。
そしてついに大会の日を迎え……

舞台『カーテンコール』公式HPより引用

イメージでいうと『ゴースト/ニューヨークの幻』みたいな感じで不慮の事故で亡くなってしまった5人の部員が残された部員のがんばりを見守っていくというストーリー。

主演の茂木ちゃんも幽霊側だったのは驚きました。

意識されたテンポ

舞台は合宿に向かうバスの中から始まります。

このときの会話はまだ事故に合う前ということもあって部員のテンションも高いのですが、印象的だったのは会話のテンポがかなり速いということです。

リアルな会話のスピードよりテンポアップして見せるのは舞台ではよくあることで、その方が見ていて心地いいですしリズムがよくなります。

この舞台に出演している子は女優専業というよりも普段はアイドル活動をしている子が多いと思います。

アイドルは「MCをどうやっておもしろくしたらいいか分からない」と言うので、よく行く現場の子には「一番簡単なのはテンポアップすることだよ」と言っています。会話の内容をおもしろくするのはいきなりできるわけもないので、テンポアップして間がよくなるだけで少しは見られるものになります。

ただこういうのってテンポの重要性を実感している人には腑に落ちるのですが、MCを苦手に感じているアイドルには何を言ってるか分からないんだろうなぁと感じていました。

おそらく演出家の方からもテンポアップはかなり意識するように指示されていたはずです。

なぜ演出家はテンポアップを求めたのか。

その意味が分かるとアイドルに戻ったときのMCにも活かせるのではないでしょうか。

悲劇的な事故の描き方

舞台の構成としてはしっかりまとまっていて役者のお芝居のレベルもしっかりしていたと思います。

ただ自分だったらもっとこういう演出にするなと思う点がいくつかありました。自分の発想の原点は今でもお笑いなのでバカでも分かるぐらい分かりやすい見せ方を意識します。そのため舞台としてそれが正解かは別として自分なりの考えをまとめておきます。

まず構成上、バスの中のシーンは導入部分なので早めに切り上げて、部員が亡くなってからの心理描写で展開させていきたいのは分かります。

亡くなった5人の部員は自分が亡くなってしまったという事実を受け入れながら残された部員を応援していく。残された部員は亡くなってしまった部員のためにもがんばろうとする。

亡くなってしまった部員の存在を受け入れることができなかった部員も、このまま立ち止まっているわけにはいかないと前を向いていく。そんな青春ストーリーがメインです。

でもやっぱり人の死を表現するのであれば、もっと死の苦しみを強調する作りにしてほしかった。

高校生の若い女の子が5人も同時に亡くなってしまうという悲劇的な事故です。死を導入の1つと捉えるのではなく、物語の転換点の1つとして表現してほしいんです。

病気を題材にしたラブストーリーは過去にいくつもあります。

古くは『世界の中心で愛を叫ぶ』『タイヨウのうた』、最近では『君は月夜に光り輝く』などが分かりやすいですね。

簡単な構成はこうです。

起:高校生の男女が出会い惹かれあう
承:恋を2人の楽しい時間が描かれる
転:病気が悪化。親から会うなと言われ現実を知る
結:病気で亡くなってしまう現実を受け入れながら二人は愛を確かめあう。

定番ではありますが、いつの時代でも人の心を動かす構成というのはある程度決まっています。

こういう物語を観に行くときは結果的に亡くなってしまうという結論まで分かっているのに涙が出るのは、二人の幸せな時間がしっかりと描かれているから、その後に来る病気の悪化という受け入れがたい現実が余計にショックを強調します。

今回の『カーテンコール』でも女子野球部を題材にした脚本が出来上がって、全国大会に向けて演劇部が一致団結する様子をもう少し強調する。そのことで事故によるショックをより悲劇的な印象を与えるという方法もありだったんじゃないかなと思います。

あがり症のらん(けちょん)と強気な転校生

緊張するとテンパってしまってしまう女の子らん役を演じたのは、ゆるめるモのけちょん。

あがり症の役なら本番直前に一回腰が引けて「私やっぱりできない(>_<)」と泣きわめいて逃げ出すぐらいのことをやらかすのかなと予想していました。でも結局最後まであがり症は発症することなく終わった感じがします。

本番で声が出なくなったのは声帯の不調であって、緊張しすぎたからではないですからね。

自分がもし脚本を書くとするなら本番前に逃げ出します。部員全員でらんを探しにいく。このときにらんを見つけるのが海外から帰国したあの子(名前が分からない(;^ω^))だとおもしろいなと思ったんです。

というのも、あの転校生がこの物語になぜ登場したのか分からなかった。最後まで見た印象としては生意気で調子に乗った女がいきなり出てきたようにしか見えなかったんです。

例えば、海外に行って自分の実力のなさを痛感して自信を失った。日本人がいきなり行って通用するようなところじゃなかった。でも私に帰る場所なんてないから必死に演技の勉強をした。周りに認めてもらうためには実力をつけるしかなかった。だから誰のことも信用しない実力至上主義になっていった。

そんな彼女があやせの言葉でチームワークの大切さに気付き、本番直前に逃げ出したらんを見つけて私はあなたの実力を認めているから演劇部を続けようと思ったのと本音を告白する。

そのことでらんは自信を取り戻して本番へ向かう。

これぐらい転校生の人間性を見せてもよかったように思います。強気な転校生とあがり症のらんの対比をもっと見せてもよかった気がします。

AKB48 茂木忍

茂木ちゃん久しぶりに見たなぁ。帰りにはお見送りをしてくれたので一言だけ声をかけることができました。

自分がAKB48を好きだった頃というのは指原がまだAKB48にいた頃です。茂木ちゃんが加入してすぐに自分はSKE48推しになってしまったこともあってあまり推してた時期と被ってないんですよ。

有吉AKBで存在は知っていたかな。

その印象が強いというのもあるのかもしれませんが、当時の茂木ちゃんはちょっと性格的に角がある感じといいますかメンバー同士でケンカしてるイメージだったんですよ。そんなわけであんまりいい印象がなかったわけです。

でも今回何年かぶりに茂木ちゃんを見たらだいぶ人間的にマイルドになった気がしました。人間的にも大人になったのかな。もう6年ぐらい経ってますからそりゃあ当時とは違いますよね。

最近のAKBINGOでは楽屋番長としていじられるなど楽屋でおもしろいメンバーとしてあげられていました。今回の舞台も座長として仲の良さがSNSからも伝わってきます。

らんの声が出なくなったときにサポートするシーンは感動しました。これからもがんばってくださいね。

君の隣のラジかるん 和田あずさ

君の隣のラジかるんというグループでアイドル活動をしている和田あずささんは幽霊になった栞役を演じてくれています。

今回初めて見た子なんですが全メンバーの中で一番惹きつけられるものがありました。セリフのテンポのよさ、元気で明るい感じ、どこまでが演技なのかは分かりませんが、おそらく普段の彼女も明るく元気な子なんじゃないかな。

クラスメイトにこんな子がいたら絶対に好きになっているなと思いながら見てしまいました。

そういえば以前好きだった子の名前もしおりだった(;^ω^)

Q-pitch 榎本あやせ舞台初出演

自身のInstagramに舞台への熱い想いを語ってくれています。

Q-pitch入る前からずっとずっと
やりたいと言い続けていた舞台。
私の夢。やっと叶うんだ…

私たちの演じる作品で楽しませたい。
素敵な脚本に色を塗っていくのは私たち。
私たちにしか出せない色を。

そんな私の夢が叶う瞬間を一緒に過ごして欲しいです。
その瞬間をみんなに見守っていて欲しい…
何より来てくれたみんなに
色んな気持ちで一杯一杯になって帰って欲しい。

私って、やるって決めたことには
馬鹿みたいに真っ直ぐ突き進んでいくからさ
これからも夢に向かって追求し続けるよ。

Q-pitch榎本あやせ(qpitch_ayase)Instagramより引用

以前から舞台をやりたいことは聞いていたので、こうしてあやせの夢が叶ったことは本当に嬉しいです。

おそらく舞台出演のためにバイトを休んだことで来月の給料やばいんじゃないかな(;^ω^)まぁなんだかんだ今までもアイドル活動を継続できたわけだからきっとなんとかなるでしょ。

舞台出演はQ-pitchになってからは初めてになるわけですが、頭のいい子ですし吸収力は高いので何にも心配していませんでした。実際に初めての舞台とは思えないほど堂々と演じてくれました。

特にらんに演技指導をするシーンは見せ場でしたね。あのテンポ感はお互いの呼吸が一致しないとできません。少なくとも相方と一言も話さないぐらい仲が悪かった自分にはできませんよ(;^_^A

あやせは人間的に魅力的な子だと思っているので今回舞台で一緒になったメンバーもきっとあやせのことを好きになったと思います。いい出会いがあったようですね。それもこれまでアイドルという職業に誠実に向き合ってきた姿を事務所の人が見ていたからチャンスを与えようと思ったわけです。

ファンとしてはアイドルが夢を叶える瞬間を見られるものほど嬉しいものはありません。

Q-pitchの現場からは離れてしまいましたが、今も変わらず大切な子です。また舞台のチャンスをもらえるといいですね。いい舞台でした。

あと喉の調子がよくないように感じました。今後も喉のケアは忘れずに。

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まとめ

脚本の構成について自分だったらこうするな思うところはいくつか述べてきましたが、全体を通してはチームワークの良さを感じる舞台でした。テンポの良さってお互いの呼吸によるところが大きいので普段からのコミュニケーションが大切になってきます。

Twitterを見ても仲の良さが伝わってきました。いい関係性が築けているからこそ表現できた舞台だったはずです。

千秋楽終了お疲れ様でした。そして素敵な舞台をありがとうございました。

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ABOUTこの記事をかいた人

心屋認定心理カウンセラーのハヤケンです。 アイドルの心理を研究しているうちに心理カウンセラーになってしまいました。現在はアイドルの記事を中心にブログを書いています。 執筆の依頼はお問い合わせフォームからお願いします。