今回テーマに挙げるのは「人見知り」です。
うまく打ち解けることができない、話をすることができないと悩んでいる人は多いのではないでしょうか。人見知りだと疎外感を感じて寂しい思いをして居心地が悪いものです。
そんな人見知りをなんとかして改善したいと思っている方に4つのテクニックをお伝えします。
実際に自分自身もこの方法でだいぶ気持ちが楽になりました。
どれもとても簡単な方法なので即実践可能です。
人見知りとは誰を基準にしているのか
「人見知り」とは
・コミュニケーションが苦手
・知らない人がいると緊張する
・打ち解けるのに時間がかかる
・人前で話せない
こんな感情を抱いている人のことを指します。
自分も幼少期は特にこういった感情が強くてクラスの中でもおとなしいほうでした。授業中に手を挙げて発言するなど信じられなくて、授業参観のときにがんばって手を挙げたときの記憶が今でも残っているのだから相当緊張したんだなと思います(^-^;
そんな自分は当然のように人見知りだと思って疑わなかったわけですが、中学時代の野球部の友達が「俺は人見知りだから」と語っているのを聞いて驚きました。
なぜなら、その友達はクラス内でも積極的に発言する目立つタイプのキャラだったからです。
自分は明らかに影が薄いキャラだったので典型的な人見知りタイプって感じですが、積極的に発言するタイプの友達は明るくて誰とでも仲良くなってしまうように見えていました。
それでも自分を人見知りと思っているということは、自分のことを人見知りと感じている人は心のどこかで
・コミュニケーションが得意
・知らない人でも緊張しない
・打ち解けるのに時間がかからない
・人前で話すのが得意
こういうコミュニケーションモンスターを前提に、自分はあの人よりコミュニケーション能力が低いから人見知りなんだと思っていませんか。
はっきり言ってこんな人はめったにいませんよ。
例えば、その道のプロとして活躍している人と比べて自分は劣っているからダメなんだと考え始めたら何一つ自信が持てるものなどなくなってしまいますし、そもそも日常生活においてそんな高度な能力なんて求められていないわけだから比較するほうが間違っています。
人見知りというのは誰かと比較して、コミュニケーション能力がその基準に満たないから自分を人見知りに認定しているわけです。
でも自分という人間は自分しかやったことないわけだから、自分にとっては初対面の人と話せないことも人前で話せないことも当たり前のことじゃないですか。
だったらうまくコミュニケーションが取れない自分が普通で、コミュニケーション能力が高すぎる人が異常ってことにしちゃっていいと思うんです。
もちろんコミュニケーション能力が高い人を悪く思うわけではなく、自分自身の心の持ち方の問題としての話です。
自分にとってはこれが普通なんだから自分は人見知りじゃない。
そう思うと、すごく気持ちが楽になります。
空気を読まない
人見知りな人間にとって初対面の人と二人きりで過ごさなければいけない時間というのは想像しただけでも苦痛です。
何かを話さなければいけないとは分かっていても何を話したらいいか分からない。話しかける勇気もない。沈黙の時間だけが過ぎていきます。
人見知りとはいえ、生きていればあまり面識のない人とコミュニケーションを取らなければいけない状況に追い込まれることがあります。
こういうときに焦れば焦るほど人見知りを発動してしまうのが人見知りというもの。
ここで1つお話ししたいのが、以前、自分の師匠にあたる心屋仁之助のイベントで会場内アンケートとして「寂しいと感じる人はどれぐらいいる?」と挙手を求めたところ、感じる人と感じない人の割合はだいたい50:50でした。
この結果は寂しさを感じている人にとっては意外なんじゃないでしょうか。
寂しさなんて睡眠や食欲ぐらい人間が本能的に感じる欲求だと思われがちですが、寂しさを感じない人っていうのは結構いるもんなんです。
自分も寂しさは感じないタイプですね。
そりゃあ全く感じないわけではないですが、一人でいることの孤独感は感じません。
これは一人っ子というのも大きいんだと思います。
一人っ子にとって一人でいることは日常です。むしろ、誰かと一緒にいるときのほうが緊張感があるので落ち着きません。
でも兄弟姉妹がいて常に家には誰かがいる環境で育った人にとって一人でいることは孤独感が強いでしょう。
このように1対1で沈黙が続いたら気まずいという当然のことのように思われることでも、実は相手はなんとも思っていないかもしれません。
自分が感じているから相手も同じように感じているとは限らないんです。
もし気まずいと相手が感じているなら相手から話しかけてくるでしょうから、人見知りの人は空気を読みすぎなんです。
それでも察してしまう人も解決しようとせず、悩むのは相手に任せようと悩むことを放棄してしまえばいいんです。
人見知りと認めない
人見知りというのは他人から言われるときもありますが、自分で自分のことを人見知りと言っている人が結構います。
特にまだそんなに面識がない段階で「私は人見知りで…」と言われると、この人は人見知りだからなかなか心を開いてくれない人で絡みにくい人だなという印象を与えてしまいます。
ここまでにも話してきたように人見知りというのは、コミュニケーション能力が高い誰か基準にして自分はそれよりも劣っているから人見知りなんだと自分自身で認定していることが要因であるとお伝えしてきました。
人見知りかどうかの認定基準なんて自分で決めてしまっていいと思うんです。
他人から見たら明らかに人見知りを発動している人でも自分では認めない。
なぜなら自分にとってはこれが普通のことだから。
人見知りと自分のことを認めた段階で、すでに自分は人見知りしてしまう人間なんだという暗示にかけています。
初対面の人がどれだけ苦手でも認めない、人前で話すことができなくても認めない。
どれだけ状況証拠が揃っていても認めなきゃいいんです(笑)
こうすることで少なくとも自己暗示にかかることはなくなります。
最初から親しい関係などありえない
自分を人見知りと決めてしまう前に、まず押さえておかなければいけないのはそもそも初対面で親しい関係などありえないということです。
だから最初は緊張するし、うまく話すことができないのは当然。
そう考えるだけで少し楽になりませんか。
緊張するのは当然なのだから自分の反応は普通で、他の人と比べてどうこう考える必要はありません。
もっと言うと、人見知りを解消しようとするのを諦めると周りが気を遣ってくれるようになるので自分自身はめっちゃ楽になります。
そうすると周りに迷惑をかけるんじゃないかと思うかもしれませんが、はっきり言って自分が思っているほど周りは自分のことに興味がないので大丈夫です。
自分の人生なのだから自分の生きたいように生きていいんですよ。
どうせ人見知りの人が出会っていきなり友達みたいに話すなんて無理なんだから無駄な抵抗は止めて流れに身を任せていれば自然と居心地のいい環境が出来上がっていますよ。
まとめ
人見知りというのはそれ自体が問題というよりも自分が人見知りであるということで自分を責めてしまうことにあります。
いったい誰を基準にして自分はコミュニケーション能力が低いと決めたのでしょう。
本当にコミュ力が全くなければここまで生きてこれなかったんじゃないですか。
空気を読みすぎて過剰反応しているのは自分だけかもしれません。
だったら人見知りだと認めないで、みんな最初はこんなもんだろと今の自分を受け入れてしまうほうが気が楽です。
そうは言ってもやっぱりもう少し初対面の人とも緊張せずに話したいと思うなら、まず今回挙げた4つを意識してみてください。積極的になろうとしなくても肩の力を抜くだけで極度の人見知りは改善されているはずです。
ぜひこの4つを意識してみてください。
これは実際に自分も常に意識するようになってから気が楽になったのでオススメです。
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