「こんなアイドルは嫌われる」「こんなアイドルオタクは嫌われる」というシリーズは好評で毎日継続的にアクセスを集めています。
今回は「こんなアイドル運営はオタクに嫌われる」です。運営をテーマにしてみました。
運営批判は挙げ始めたらキリがないので厳選して6つにまとめてあります。オタクの都合だけではなく運営の都合も考慮したうえでまとめた6つをどうぞご覧ください。
目次
こんな運営はアイドルオタクに嫌われる6選
1.スケジュールの発表が遅い
アイドルオタクをやっているとスケジュールの調整ってかなり優先順位高くなります。どういう仕事をしているかにもよりますが、休みの申請をするにしても1か月ぐらい前には分かっていないと休みの調整ができないという方が多いのではないでしょうか。
当然仕事がなければアイドルオタクも継続できないわけで仕事が大切なことは当然として、それでも急遽日程が追加されたりするとなんとか仕事の調整をつけながらオタクも参加するわけです。
こういったオタクの苦労を少しでも分かっているのであれば運営は可能な限り早くスケジュールを公開すること、公開したスケジュールは公式HPや公式アカウントを通じて発信をすることは運営としてのマナーだと思うのです。
急なスケジュールの変更に対してメンバーがTwitterで謝っていて公式アカウントからは何も発信がなかったりすると、いったい何のための運営なのだろうと思ってしまいます。
各メンバーのツイートをまとめないと公演のスケジュールやタイムテーブルが分からないというのは明らかにわずらわしい。そんなの運営アカウントから発信したら終わりなのに。
メンバーにプレッシャーをかける前に運営がしっかり仕事をしてくれ!と思いながら見ています。
2.メンバーを酷使する
地上アイドル、地下アイドル問わず体調管理もできないほど過密日程でスケジュールを組んでいるグループを目にします。
ゴールデンウィークや夏休みのお盆休みで仕事が続くと体調不良者が続出するのは恒例行事です。運営としては稼ぎ時という判断なのかもしれませんが、体調不良者が続出している時点でやはりそのスケジュールには無理があるのです。
それでも生き残れるメンバーだけが残ればいいというのは完全なブラック企業の発想じゃないですか。
有能なメンバーが続けることができずに離職してしまうリスクや新規採用して新たに教育をやり直さなければいけないコストを考えたら続けられるメンバーだけ続けたらいいという発想は時代遅れもいいところです。
普段は学生のメンバーも多いことを考えると平日は学校、土日はアイドル活動があることを考えると基本的にアイドルは年中無休であることが分かります。
コンサートのリハーサルと舞台の初日が重なっていたり、どういうスケジュール管理をすればそういうブッキングになるんだと言いたくなってしまいます。
休みがほとんどない地下アイドルはケガを抱えながら満身創痍の状態でアイドルを続けている子も多いのが現状です。肉体的にも精神的にも限界まで追い込んでしまうほど消耗させてしまうのは運営の利益にもならないでしょう。
最近では働き方改革の一環として1週間程度の休暇与える事務所も出てきました。いいことですね。卒業によって失われる損失を未然に防ぐ活動の在り方を考えるときが来ているのだと思います。
3.アイドルを預かることの意味を理解していない
以前、とある運営アカウントで「若い子の大事な時間を預かるんだから運営は責任を持て!」という批判に対して「大人の時間も等しく大事じゃない?」と発言し、「大人たちの時間を借りるんだからメンバーも責任を持て!」も成り立つと反論していました。
これ一見すると真っ当な意見に見えます。
当然のように成人しているメンバーも子どものメンバーもその子の人生にとって貴重な時間であることには違いはなく、同じように大人にとっても貴重な時間なのだからメンバーにはアイドル活動を本気で取り組んでほしいという意味であることは察することができます。
しかし、アイドル運営がこの発言をしてしまうのはいかがなものでしょうか。
雇用者である運営と雇われているタレントでは立場が違います。特に小学生、中学生のような幼い子であればなおさら運営がしっかりとマネジメントしてあげないといけません。
大人に比べ判断能力がない子どもを預かるということの意味を理解していればこのような発言は出てこないでしょう。
そのアイドルの人生を預かっているんだという自覚がないのであればアイドル運営など辞めた方がいい。
4.課金イベントへの参戦が多い
AKB48の総選挙を筆頭に、イベントへの参加権を賭けたSHOWROOM対決、DMMyellなど課金イベントはアイドルには多数存在します。
ファンは課金を強要されているわけではないので経済力に似合った課金をすればいいだけなのですが、そこはやはり推しメンの命運がかかっているとなれば放ってはおけないのがオタク心理というものです。
好きなアイドルを観るためにライブに行く、チェキ会や握手会に行くといった行為はアイドルオタクの欲求を満たしているのでいいとしても、イベントの参加権を賭けた課金レースなどオタクの消耗戦です。
そのお金があったらライブやチェキ会に使う方がよっぽどいいでしょう。
AKBグループの総選挙は2019年こそNGT48の問題もあって中止になりましたが、基本的にはAKBグループを応援するということは選挙との関係性は切っても切り離せないものがあります。
SKE48の須田亜香里が初めて選抜入りしたときの選挙では知り合いが6600票ぶっこんでいたりして、世の中にはお金を持ってる人もいるんだなと思ったものです(;^_^A
2018年の松井珠理奈が1位を獲得したときは100位で10,000票を超えているわけで、AKBグループの人気に陰りが見えてきた今さえ選挙に関しては別で圏内のボーダーはどんどん上がっています。
それでもAKB48の選挙の場合は応援しているファンの母数は地下アイドルに比べたら圧倒的に多いわけで、個々の経済力に応じてやれる範囲でやったらいいのだと思います。
しかし、地下アイドルともなると応援しているファンの数も限られているため個々の負担が大きくなります。それでも最後はオタクの判断と言えばそれまでですが、課金イベントへの過剰な参加はオタクを消耗させるだけで長期的に見たらマイナスに作用することが容易に想像できます。
目先の利益に捉われすぎている運営は自らの手でオタクを消耗させているということを理解したほうがいいと思います。
5.〇〇できなかったら解散
動員が達成できなかったら解散といったような解散を打ち出してきたアイドルグループはすでにオワコンである可能性が高いです。
すでに採算的に継続が難しいことが見えていて最後の閉店セールとして解散を掲げて絞り取っているというのが現状です。つまり、運営としては解散してもいいと思っているということです。
アイドルファンにとって一番つらい解散を人質にして動員を稼ごうとする運営にはモラルというものがないのでしょうか。
〇〇できなかったら解散と打ち出してくるような運営はその時点で終わっています。
6.メンバーに対してのやりがい搾取
アイドルのやりがい搾取とは、アイドルという仕事に対するやりがいを全面的に押し出すことで低賃金、長時間労働を押し付けるアイドル運営のことを指します。
アイドルというやりがいのある仕事をできているのだから劣悪な労働条件でもしょうがないという考え方を押し付けるのです。
やりがいだけでは生活することもできません。そういった事務所がアイドルを搾取している現状は一刻も早く改善されることを願っています。
こういう事務所はファンのために一生懸命がんばるアイドルを賞賛する傾向がありますが、正直言うとそんなにアイドルにがんばることを求めるのだったら運営もスケジュール管理や公式発表を迅速行うなどもっと運営を本気でやれよと思ってしまいます。
運営能力のなさのツケをアイドルが払うのではあまりにも彼女たちがかわいそうです。アイドルに本気を求めるなら運営の本気も見せてほしいものです。
まとめ
6個のポイントをあげてみました。
完璧な運営などないと考えれば多少の文句はどの運営にもあるものです。
ですが、あまりにも酷い運営体制のアイドル運営がいるのも事実です。結局そのことで苦しむのはアイドル自身であることを考えると少しでもこういったアイドル運営が少なくなってほしいと思います。
もちろんアイドル運営もボランティアではないのでお金が発生することを悪とは思っていません。程度の問題であって課金イベントへの参加することもあっていいと思います。
ただ目先の利益ばかり追ってしまうことでオタクが離れてしまう損失をもう少し分かってほしい。そんな思いを感じながらこの記事を書きました。
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