こんにちわ。心理カウンセラーのハヤケンです。
今回は生きるのがつらいときにやるべき3つの行動というタイトルでお話をしていきたいと思います。仕事がつらい、生きるのがつらい、好きな人にフラれた。絶望を感じるときは今までに何度もありました。でもなんとか今も生きている。
今になって思うと、つらかったときにあんな思考になれたから今も人生を続けることができているんだなと思うことがあります。もしこの記事を読んでいる方の中に生きることがつらくなって自殺が頭をよぎっているのであれば、その決断をする前にまずはやってほしいことがあります。やることはたった3つです。
人生の最後の決断をする前に3つだけやってみてほしいんです。僕の人生を救ってくれた3つの行動をお伝えします。
目次
夢を諦めたときに生きるのがつらくなった
現在は心理カウンセラーを名乗っていますが子供の時から夢はお笑い芸人でした。
よく「なぜお笑い芸人になろうと思ったんですか?」と聞かれるんですが、もう物心ついたときには目指していたので原点がどこにあるのかさえ分からないぐらいです。自分はおもしろいと思っていたし、芸人になるのは当然だと思っていました。
だから、勉強することも意味を感じなかった。ただ芸人になるっていってもどうすればいいか分からなかったから結論を先延ばしにするために大学行ったようなもんです。いよいよ大学を卒業するっていうタイミングでワタナベプロの養成所に通って芸人として1年間活動することになるわけですが、そこで見た現実は厳しいもので自分自身の芸人としての才能のなさを痛感する日々です。
同期で入った芸人と比べても才能の差は歴然としたものがあります。それは努力とか経験値とかそういう次元の話じゃなくて圧倒的な才能の違いを感じたんです。
自分はこの世界では通用しないな・・・
その現実を知って、芸人という夢を諦めるという決断をしたときに、自分はこれからの人生をどうやって生きていけばいいんだろうと分からなくなりました。
勉強もしてこなかったし、まともに会社勤めをできるような性格じゃない。
悪いことは続くもので親が経営していたラーメン屋を締めることになり、家では親がケンカばかり。自分の夢も諦めて、家族も崩壊している。なんだかもう生きているのがつらいなと頭によぎってきます。
でも、自分にはこのまま終われないっていう思いがありました。
そのときに思い残すことなく、やりたいことを全部やってみてそれでも人生に絶望するなら、自分の人生の結末を自分で終わらせるのかどうかを考えよう。全部やってみてまた違う景色が見えているならそのときはそのときで考えよう。そう思ったんです。
会いたい人に会ってみる
まず思ったのが一度でいいから会ってみたい人に会ってみようということです。当時はアイドルにも興味をなくしていた時期だったので会ってみたいと思ったのはこの3人です。
大竹しのぶ
【ニュース】命日には生歌唱も!大竹しのぶが『ピアフ』を語る https://t.co/ri0WVJVvpR … 大竹しのぶが4度目の主演を務める舞台「ピアフ」。開幕に先がけ、エディット・ピアフの命日である10月10日(水)にトークショーも開催される。舞台とトークショー、そして歌について、大竹に話を聞いた。 pic.twitter.com/3hjyEfT0zw
— げきぴあ byチケットぴあ (@gekipia) 2018年9月27日
明石家さんまさんの元妻であることでも有名な女優の大竹しのぶさんです。
映画やドラマのお芝居を見て、その圧倒的な演技力は日本の役者さんの中でもトップクラスの実力がある名女優。そんな大竹しのぶさんのお芝居を生で見てみたいなと思ってお芝居のチケットを購入したんですが、これがチケット代金12,000円とかする結構いい値段のするチケットでだいぶがんばりました。
でも人生の最後の思い出だと思えばケチっててもしょうがないです。
そう思って舞台を観に行って直接見ることはできたわけです。残念だったのは12,000円も払ったのにあんまりおもしろくなかったってことぐらいでしょうか。まぁそれは結果論であって今回は大竹しのぶさんを直接見ることができたというだけで良しとしましょう。
市川海老蔵
十一代目 市川 海老蔵(いちかわ えびぞう)1977年12月6日生まれ 。身長176cm、体重80kg。血液型はAB型。歌舞伎名跡「市川海老蔵」の当代。本名は堀越 寶世(宝世)。旧名は堀越 孝俊。愛称に「海老さま」。 妻は小林麻央。 pic.twitter.com/cCCbnupBKN
— 日本のイケメン_bot (@jpnmen) 2016年6月3日
市川海老蔵さんも言わずと知れた歌舞伎役者さんですね。
当時はまだベストファザーのようなイメージではなくてプレイボーイなイメージで週刊誌をにぎわせていた時代です。そんな市川海老蔵さんでしたが、自分としては歌舞伎役者市川海老蔵さんをどうしても見てみたかった。
特に海老蔵さんの「睨み」は有名で、そのパワーは歌舞伎をまったく知らない自分でも心惹かれるものがありました。
そこでホームページでチケットを購入して歌舞伎座に行ったのはいいんですが、いわゆる想像していた歌舞伎とは違って普通のお芝居だったんですよ。隈取メイクをイメージしていただけにショックでした。睨みも見られなかったし。
しかもチケットが14,000円とかめっちゃ高い。途中の休憩のときにお腹すいたからお弁当でも食べようかなと思って、お弁当の価格を見てみると3,000円とか書いてあります。嘘だろ・・・と引いていると隣のおばちゃんが「あら、お弁当が3,000円なの。随分安いわね。」とか言ってるわけです。
歌舞伎座の中だけ物価のレートが変わってるのかって思うぐらい金銭感覚の違いに驚きました。
そんなわけで自分が求めているものとはだいぶ違う結果になりましたが、とりあえず市川海老蔵さんに会うことも完了。
木田元
⑱木田元
元中央大学名誉教授。日本へのハイデッガーの紹介者にして反哲学者。プラトンのイデア論を、設計図的な制作的生成論として、それが自然を我が物とする悪しき人間中心主義を生んだと主張。その流れを組む近代合理主義を批判し、初期ギリシアの成る自然観を日本の自然(じねん)に通ずると再評価 pic.twitter.com/KngqnR8xJc— 親衛隊長たまごちゃん?? (@aiki_1582) 2018年5月5日
最後は元中央大学名誉教授の木田元(きだげん)さんです。
木田先生を知ったのは当時NHKで放送されていた『爆笑問題のニッポンの教養』という番組で見たときです。1925年生まれの木田先生は広島で原爆が落ちるのを見たことがあるという戦争体験者で、当時少年だった木田先生は進駐軍の武器を盗んでは売りさばいて生活をしていたという壮絶な経験をしています。
頭がからっぽになると不安が襲ってくる。だからとにかく小説を読みあさっていた。
そのときにのめり込んだのがドストエフスキーの『罪と罰』や『カラマーゾフの兄弟』です。
自分もドストエフスキーの作品は読みましたが、夏目漱石とか太宰治とか、この時期の小説の特徴として自分はこんなもんじゃないっていうプライドばっかり高いくせに文句が多かったり不安な気持ちに押しつぶされそうだったり、自分の能力の行き先が分からない。そんなメッセージを感じました。
木田先生のいう頭がからっぽになると不安が襲ってくるという感覚と1900年代初頭の小説の特徴が将来の不安に押しつぶされそうになっていた時分にはうまくハマったんです。
だからとにかくひたすら小説を読んで不安を入ってくる隙を与えないようにしていました。
そんな木田先生には池袋ジュンク堂のイベントで会えたんですよ。しかも直接質問もできて感動しました。ただ木田先生の本やハイデガーの『存在と時間』は難しすぎてまったく理解できませんでした。哲学って難しいんですよね。
文句を言いたい人に文句を言ってみる
自分の性格的に文句があると無口になって感情を押し殺してしまうところがあって、その根幹は小学生の時からやっていた野球の影響も大きくて絶対的権力者である監督には意見をしてはいけないというのが染みついていました。
お笑いの世界もそうで芸人ていうのは反論を許されるような立場じゃないんですね。
そうやって無意識的に押し殺していた感情そのままにしておくのもなんか納得できなかったんですよ。だってもう怖いものなんてないんだからムカつくやつには、いかに自分がお前のことを嫌いか徹底的に言ってやりたいじゃないですか。相手がショックを受けて立ち直れないぐらい罵倒してやりたい気分です。
それまで抱えていた自分の負の感情をすべてぶちまけてやる! そんな気分でした。
そのときの自分は空気を読まずに思ったことを全部言っていたので、周りにいた人は大変だったと思います。でもそこで気づけたのは「意外と大丈夫」ってことです。たしかにその場の空気を凍り付かせたことは一度や二度ではありませんでしたが、嫌われたらどうしようとか、相手がどう感じるだろうとか、そういう他人中心の発想ではなくて全て自分中心の発想になったときにストレスがどんどんなくなっていったんです。
生きていくうえで他人と協調していくことは避けては通れないことです。でも協調ばかりを考えて自分の気持ちに無視をし続けているから生きていくことがつらくなったんじゃないですか。当時の自分のやり方が必ず正しいとは言いません。でもそのときの自分にとってはそうするしかなかったんです。自分の気持ちに正直になることを通じて、本当は自分はどんな気持ちだったのかに気づくことができました。
だからあなたが生きるのがつらいと感じているのであればもう空気ばかり読んでないで、もっとわがままに、自分中心に振る舞ってみてもいいんじゃないですか。意外と大丈夫かもしれません。いや、もしかしたらもっと状況は悪化するかもしれません。しかし、ここで重要なのは、今のままじゃ何も変わらないということです。
海外旅行に行く
そして3つ目。最後は海外旅行に行く。
生きることがつらくなっていたときに『ウルルン滞在記』っていう芸能人が海外でホームステイする番組を見たんですよ。結構有名な番組で多くの芸能人が出演していた番組です。
この番組を見たときに思ったのは、自分の過去のことを何も知らないところにいって一度人生をリセットしてみたいなってことです。マイケル・ジャクソンみたいな世界的なスーパースターを除けば多くの方は海外の見知らぬ土地にいけば、あなたのことを誰も知りません。
今の自分の生きづらさの原因て過去の自分から引き継がれてきたものに影響されていると思うんです。職場とか学校とか毎日顔を合わせる人との関係は、居心地の良さもありながらも時にその関係性が原因で居心地が悪く感じることがあります。自分はその環境での時間が長くなるほど他人の顔色をうかがってしまう傾向があると思っていたんです。
だから、もう誰も自分のことを知らないところに行きたい。そう思って選んだ先はカナダのバンクーバーです。
本当はアメリカがよかったんですがアメリカは高くてカナダとオーストラリアのほうが安かった。カナダとオーストラリアの二択ならカーリングが好きな自分としてはオリンピック金メダルを獲得した国で、バンクーバー冬季オリンピック開催も決まっていたカナダにするにことにしました。
英語は話せないけどなんとかなるだろと思って行ったらこれがどうにもならなくて着いて早々に後悔ですよ。1か月の滞在期間中、時差と急激な気候の変化の影響もあって極度のめまいに襲われたり大変でしたが、なんとか生活してました。
1か月のホームステイを通して学んだことは、自分の生きる場所は世界中のどこだっていいってことです。
日本の実家という狭い空間で見ていたところから、視野が世界に広がったことで自分の居場所は日本だけじゃないと感じることができたんです。
この感覚を得るためには2泊3日程度の旅行よりも少し長めの短期留学やホームステイをおすすめします。もちろん経済的な負担も大きくなりますが貯金がある程度あるならその街に住んでみることで世界観や価値観は大きく変わってきます。
空や海といった大自然を感じられる場所はさらにおすすめで、自分の悩みなんてちっぽけだったなと感じさせてくれるきっかけになりますよ。こういう感覚は人になんて言われたとかじゃなくて自分自身で感じられるかどうかが大事なんです。ぜひ参考にしてみてください。
まとめ
生きるのがつらいときにやるべき3つの行動について書いてみました。
すべて自分が実際に経験してきたことなので効果があることは実証済みです。最初に挙げた会いたい人に会うというの1つにしても実はお金を出せば解決できることだったりします。それをやっていない理由ってなんでしょうか。単純にやるのか、やらないのかだけですね。
あとから考えてみると単純なことでも意外と路頭に迷っているときには見えないものです。
だから3つ全部じゃなくてもいいからやってみる。そうすると生きるのがつらい理由は、自分自身の本当の気持ちに蓋をしているからつらくなっているって分かります。自分の気持ちを大切にしてあげてください。生きるのがつらいときにやるべき3つの行動は自分自身の本当の気持ちに気づかせてくれるきっかけになる行動です。ぜひ試してみてください。
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