欅坂46『黒い羊』歌詞の解釈と平手友梨奈ソロパート「全部僕のせいだ」に込められた意味

欅坂46

1月21日にSOLで公開された欅坂46の8枚目シングル『黒い羊』の反響がすごいですね。特に歌詞を文字に起こして世界観を考えているだけでいろんなことを考えてしまう歌詞だけにTwitterを見てもそれぞれの解釈があっておもしろいなと思います。

現時点でまだフォーメーションやMVも公開されていませんが、おそらく平手友梨奈が今回もセンターを務める楽曲なのではないかと思っています。それはこの曲の世界観が平手友梨奈そのものだからです。初公開から1日経過して『黒い羊』の歌詞の意味を読み解いていきます。

平手友梨奈ソロパート「全部僕のせいだ」

歌詞全体から感じた印象は昨日公開した記事に書きました。

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2019.01.21

今日はもう少し細かい部分まで見ていきましょう。

改めてタイトルの黒い羊という言葉の意味をおさらいすると「除け者」「厄介者」となります。一般的な白い羊の中にぽつんと黒い羊が混ざっていたら目立ちますよね。それを人間関係で見るとするなら調和を乱す厄介者となります。

歌詞の冒頭から僕はずっと居心地の悪さを感じていて、いっそのこと僕がいなくなってしまえばいいのではないかとさえ思っている。平手はよく消えてしまいたいと思うといいます。それは人間関係とか常識とかそういうものを気にして生きることに疲れてしまうからでしょう。繊細すぎる彼女にはアイドルという職業はあまりにも消耗が激しい場所なのかもしれません。

そんな居心地の悪さが溜まりに溜まって曲の後半には「全部僕のせいだ」と平手友梨奈のソロパートがあります。まるで不協和音の「僕は嫌だ」を思わせるような曲の見せ場として強調されています。

「全部僕のせいだ」という言葉を聞いたときは、平手にそれを言われちゃうのかよと思いました。

欅坂46の楽曲の1フレーズにすぎないと言えばそれまでですが、欅坂46の楽曲の世界観ていうのはセンター平手友梨奈という人間を通して発信されることで、さらに特別なものになっていきます。平手は良くも悪くも普通じゃない。

握手会も出ない。ブログも更新しない。時に無気力とも思えるパフォーマンスで批判の的になることもあります。

自分もアイドルであれば基本的には握手会も出るべきだし、ダンスも常に全力で踊るのがいいと思っています。でも平手友梨奈という子を知っていくと握手会がめんどくさいから出ないなんて理由で欠席する子じゃない。ダンスも適当に踊るような子じゃないことが分かります。

平手自身もがんばらなきゃいけないとは思っていても心も体もついていかないもどかしさを感じます。欅坂46のセンターでいることの責任は平手自身が一番よく分かっているでしょう。

「全部僕のせいだ」

という言葉は、欅坂46の全部を僕のせいだと思う必要はないのに・・・と思ってしまいます。

もっと気楽にいこうよ、そんなにいろんなものを背負っていたら疲れちゃうよ、と言いたくなります。

でも秋元さん曰く平手は「不安を感じていないと不安に感じてしまう人」と言っていて、不安を感じなくなった時点で成長が止まったような気分になってしまう。その場にいた平手自身もその考え方に同意しています。

以前プロ野球ヤクルトスワローズの抑えをやっていた高津臣吾投手に対して後輩の五十嵐亮太投手が悩みを打ち明けているシーンが放送されました。

五十嵐投手は「打たれた日の夜は眠れないんです。」という言葉に対して高津投手は「眠れなくていい。それだけ責任を感じて投げなきゃダメだ。」と言っていたのが印象的でした。

つい私たちは「人間誰だって失敗するときはあるよ」とか「気持ちを切り替えていこう」とか言ってしまいがちです。でも実際に抑えを任される立場の人間というのは自分の失敗がチームの勝ち負けに直結します。チームのために必死につないできたバトンを自分が投じた一球でぶち壊してしまうのです。

平手が「全部僕のせいだ」と言っているのを聞くと胸が締め付けられるような思いを感じますが、「そんなことないよ。もっと気楽にやっていいんだよ」と声をかけるのもどこか違う気がするのです。理想が高い彼女のことです。ありきたりな慰めなど求めていないでしょう。

全部僕のせいだと抱え込むのは平手が与えているマイナスイメージが欅坂46のイメージも下げてしまっていることへの罪悪感から来ている気がして、結局この言葉を平手以外に表現できる子などいないなというのが結論です。

欅坂46の魅力は葛藤にある

『黒い羊』のサビの歌詞を見ていくとこのように言っています。

黒い羊 そうだ僕だけがいなくなればいいんだ

そうすれば止まってた針はまた動き出すんだろう

全員が納得するそんな答えなんかあるものか

反対が僕だけならいっそ無視すればいいんだ

みんなから説得される方が居心地悪くて

目配せしてる仲間には僕は厄介者でしかない

楽曲の中でもっとも強調されるメッセージはサビに込められています。

そこには僕は厄介者でしかない。僕だけがいなくなればいいんだとまで言っています。

しかし、これは言い方を変えると黒い羊である自分が白い羊に染まるぐらいなら、つまり、自分が自分らしくいるプライドを捨てるぐらいならいっそのこと消えてなくなったほうがましだという意思を感じます。

欅坂46の7枚目のシングルは『アンビバレント』というタイトルでした。意味は「相反する」。

このアンビバレントで表現しているような二律背反な思いを抱えながらそれでも前に進むんだと訴えてくるからこそ欅坂46の曲は心に刺さるんです。分かったような大人が夢を見ろとか言ってきても全く刺さらないじゃないですか。夢を持ってることってそんなに偉いことですか。別に夢を持たないわけでも、夢を持ちたくないわけでもない。ただ自分のやりたいことがよく分からないからモヤモヤしてるんだよと言いたくなります。

欅坂46は叩かれても平然としていられるような強い人間じゃなく、臆病者で周りの目を気にして自己主張ができないどこにでもいる女の子が、それでも自分の意志を貫いて前に進もうとする。そんないろんな感情がうごめく葛藤を抱えているからこそ共感を生むんです。

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心屋認定心理カウンセラーのハヤケンです。 アイドルの心理を研究しているうちに心理カウンセラーになってしまいました。現在はアイドルの記事を中心にブログを書いています。 執筆の依頼はお問い合わせフォームからお願いします。