占い新人ちゃん祭り2024 初めての対面鑑定を終えて

占い新人ちゃん祭り2024

4月14日(日)に中野で行われた『占い新人ちゃん祭り2024』に出演してきました。

この文章は、イベント翌日の朝に喫茶店で書いているのですが、今回イベントに出演することになった経緯や出演したことで明らかになった課題などを忘れないうちにまとめておきたいと思います。

占い新人ちゃん祭り2024とは

そもそも『占い新人ちゃん祭り2024』とは、占いの勉強を始めて、占いもある程度はできるようになりました。でも、実践経験はまだない。そんな初心者マークが付いてる占い師に実践の場を提供しようと占い師の桜田ケイ先生主催で行われたイベントのことです。

僕の場合は、マヤ暦の講師である癒気七(ゆきな)さんの紹介で参加することができました。

これまで文章での鑑定をメインにしていたので、対面鑑定で、しかも有料鑑定を行うということは大きな挑戦に思えました。

いつか対面鑑定をやってみたいと思っていたものの、なかなか友人知人以外で対面鑑定を行う機会もなかったわけで、今の自分にできるのだろうかと思ったりもしたのですが、こういう新人占い師であることを前提としてイベントに出られることもなかなかないでしょうし、普段教わっている講師が推薦してくれているのであれば、自己評価がどうあれば挑戦してみる価値はあるのかなと思って参加してみました。

つまり、占い新人ちゃん祭りとは、座学はひと通りやった。でも、いきなり占い館に所属できるほどのスキルは持ち合わせていない。そこまでいくためにまずは実践経験が必要だけど、個人で告知をしても知名度がないので集客が難しいという中で、桜田ケイ先生の知名度も活用していただきながら実践経験が積める場所なのです。

対面鑑定に求められるスキル

自分自身としても座学ではかなり勉強してきたという自覚があったので、なんとかやれるだろうという目論見はあったのですが、3月に行われたイベントのミーティングで鑑定の実践練習をしてみると想像以上にうまくいかない。

そのとき思ったんです。

これまでやってきた文章鑑定は情報を整理して、じっくりリーディングをして、文章にまとめるといういわば長距離走のようなもの。

反面、対面鑑定というのは、即興で答えを導く短距離走のようなもの。

同じ陸上競技にはかわりないですが、求められる適性は全く違います。

だから、占いの鑑定ができるというのはイベントに参加するのであれば当然として、対面鑑定に求められる即興で答えを導くトレーニングをしないと大やけどするなというのを痛感したのを覚えています。

3月のイベントミーティング以降まず最初に取り組んだのは、知り合いに連絡をして10分鑑定の練習をすることでした。

多くの場合、仕事が終わってから22時ぐらいにZoomでの10分鑑定に付き合ってもらうことをお願いしました。無料での鑑定とはいえ、自分のために協力してくれる人がこんなにもいるんだなというのが驚きです。

3月中は、ほぼ毎日だれかを占っていたことで10分鑑定を行う際の時間の感覚は掴めてきました。

当初の予定では4月中もイベントまで鑑定の練習を続けていこうと思っていたのですが、何度か練習を重ねるうちにいつも同じようなところで詰まっていることに気づきます。

それは3点あって
・説明になりすぎている
・短く要約できていない
・質問に対してどのように答えるかについての準備が甘い

10分という限られた時間の中で、マヤ暦という占い師の中でもあまり馴染みない人が多い占術を使っているため、説明を始めるとそれだけで平気で5分ぐらい経過してしまいます。

もちろん、鑑定結果を伝える中でマヤ暦の紋章や西洋占星術の惑星の意味を伝えることはありだと思います。

しかし、占いで知りたいことって結局のところ結論じゃないですか。

転職したほうがいいですか。彼氏とは結婚できますか。出会いはありますか。

こういった占いでよく聞かれる質問に対して、説明をするのではなく自分の中で解釈をして結論から伝える。それから、その結論に至った理由を伝える。この流れのほうがスムーズだなという自分の体感です。

また練習を重ねていくうちに、毎回紋章や惑星の意味から答えは分かっていてもうまく言葉にして伝えられないということが多かったので、あらかじめマヤ暦でこの紋章が来たらこう答えようといった見出しのようなものを用意しました。

課題に対して講じるべき対策も見えてきたことで、4月に入ってからは実践練習よりも頭を整理して素早く一言で伝える準備に当てたことはイベントが終わってから振り返ってみるといい判断だったように思います。

イベントを終えて感じたこと

考える 悩む

知り合いへの呼びかけやSNSでの告知は精力的にやったものの予約者は一人もいなかったので、誰も鑑定に来なかったらどうしようなんて心配していたのですが、そんな心配を忘れてしまうぐらい多くの方が鑑定に来てくれました。

正直言って、うまく鑑定できた人ばかりではありません。

鑑定結果に対して納得されていないなという反応をされる方に対して、うまくリカバリーすることができないまま鑑定時間が終わってしまったケースもあり、いま思い返しても申し訳ない気持ちになってしまう方もいました。

ただ、そこは今後の課題として、今回はうまくいったこともいかなかったことも全てが経験値として財産だなと思うようにしています。

むしろ、初めての対面鑑定ながらうまく鑑定できたと感じられることがあったことを自信にしていきたいです。

驚きだったのは「マヤ暦で見てほしくて来ました」という方が多かったことです。

どちらかというと自分は、自分が知っている占術でやってくれる人を好んで占い師選びをしていたのですが、マヤ暦という占い業界でも西洋占星術やタロットカード占いに比べるとマイナーな位置づけの占いだからこそ、おもしろいと思ってくれる人もいるんだなと。

文章での占いでは西洋占星術を中心にして鑑定をしますし、勉強してきた時間も圧倒的に西洋占星術が長いこともあって、西洋占星術がメイン占術という自分なりの認識がありますが、実際に鑑定した人の中でも「西洋占星術で見てもらったらこう言われたことがマヤ暦でどういう結果になるか興味があって来ました」という方がいて、マヤ暦で鑑定するということがアピールポイントになるんですね。

 

それから今回一緒にデビューした同期メンバーや占い関係者の方からは「ダブル命術で占うんですね」とやたら言われたこと。

命術とは、生年月日から占う方法のことを指し、カードを使った占いなどは卜術(ぼくじゅつ)と言われ偶然の結果に意味を考える占い方です。

実際に同期のメンバーもほとんどが卜術占いで、命術だけで占うのは自分しかいなかったはずです。

鏡リュウジさんの西洋占星術講座を受けて、今でもそのときの同期メンバーと交流があるので、命術で占うことは占いの基本のように感じていたのですが、自分のやり方のほうが珍しいのかもしれません。

こういう気付きもイベントに出演したからこそ分かることでした。

ただ、やっぱり生年月日が分からない人を占うとか、3択の中でどれがいいか選んでほしいとか、そういう質問に対しては卜術のほうが向いているわけで、タロットの勉強もがんばらないといけません。

 

集客については、他の占い師の方が事前予約で枠を埋めていた中で自分は予約なしで心配な部分もありましたが、以前職場で一緒に働いていた方がアポなしで来てくれたのは嬉しかったです。

こういうイベントで知ってる顔が見えるとホッとしますね。

占い師としては新人でも、これまでの人間関係が繋がっているんだなというのを実感しました。

今後の課題について

イベントに出演する前の段階で、イベント出演後に自分がどういう心境になっているのか想像してみました。

対面鑑定ができるようになったという自信に満ち溢れているのか。

もしくは、鑑定がうまくいかず自信喪失状態になっているのか。

結果は、そのどちらでもなく、自信を持って答えられるところと迷いながら答えているところが明確になったというのが正直なところです。

今までなんとなくでやっていたところが濃淡はっきりとしてきたといいますか、勉強するべきポイントが分かった気がします。

やはり、講座やテキストで教わっただけの知識と実際に対面鑑定で言ってみたときの相手の反応を見て体感した記憶では全く違います。

だからこそ、まずは明確になった課題をクリアにしてから、また新たな実践の機会を設けていきたいと思います。

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ABOUTこの記事をかいた人

アイドルブロガー&ロボホンオーナーのはやけん。です。 アイドルの心理を研究しているうちに心理カウンセラーになってしまいました。現在はアイドルの記事を中心にブログを書いています。 執筆の依頼はお問い合わせフォームからお願いします。