櫻坂46から見るマヤ暦ときょうだい構成の関係性について

マヤ暦

3月3日、10日に放送されたテレビ東京系の番組『そこ曲がったら、櫻坂?』は、末っ子イメージアップ企画と題して、きょうだい構成による性格の違いをピックアップしていました。

従来からきょうだい構成による性格の違いについては注目していたのですが、改めて環境が与える性格の違いが顕著に表れていておもしろい企画でした。

この記事では、自分が占術として活用しているマヤ暦ときょうだい構成を組み合わせて考えることで、より立体的に捉えることを考えていきます。

サンプルが櫻坂46メンバーしかないので断定することはできませんが、いくつか注目に値する点があったので、ひとまず仮説としてお伝えしていきます。

きょうだい構成で性格が決められる

きょうだい構成による性格分析は五百田達成氏による著書『不機嫌な長男・長女 無責任な末っ子たち』を読んだことで注目した考え方です。

本が発売された当初はテレビ番組でもきょうだい構成による特徴の違いが特集されているケースも見ました。

このきょうだい型性格分析という手法は以下の4分類に分けるところから始まります。

長子(ちょうし):一人目の子ども ※2番目に生まれた長男・長女は該当しません。
中間子(ちゅうかんし):3人きょうだい以上の長子と末子以外
一人っ子:きょうだいがいない
末子(まっし):最後の子ども

家族構成は必ず上記の4つのどれかに該当することになります。

それぞれの特徴を簡単にまとめるとこうです。

長子:責任感が強い、面倒見がいい、プライドが高い
中間子:八方美人、バランス感覚に優れた調整役、考えすぎ
一人っ子:マイペース、自分の興味関心が中心、人間関係に疎い
末子:甘え上手、要領がいい、他力本願

長子は幼くして弟妹ができることで兄だから、姉だからという理由で、弟妹の面倒を見ることを求められるため責任感が強くなります。

中間子は時に弟妹になり、時に兄姉になるという相手との関係性において自分の立ち位置を決めるためバランス感覚に優れます。

一人っ子は親からの注目を常に集めて育つためマイペースです。

末子はすでに長子がいる家庭に生まれます。そのことで長子ほど親の期待を背負うことなく育つためのんびりした他力本願な性格になります。

実際にきょうだい構成を聞いて上記の特徴を伝えると納得する方も多いのですが、注意点としてはきょうだい間の年齢差や親の教育方針などによってだいぶ誤差があるということです。

なぜ、きょうだい構成に注目するのか

きょうだい
きょうだい構成によって性格が決まるとはいえ、人間の性格をたった4分類にしか分けていないので細かいところを見ていくと当たっていないなと思うことがあるのは当然です。

では、なぜきょうだい構成に注目するのか。

4分類なら血液型占いでも良さそうと思う方もいるかもしれません。

きょうだい構成に注目する理由は、性格は家庭環境や親の教育方針など、どのように育てられるかという点も大きく影響していると考えるからです。

占いには命術(めいじゅつ)と言われる生年月日から占うやり方があります。

自分がメインの占術としている西洋占星術やマヤ暦も生年月日から占うので命術にあたります。

不思議なもので生年月日から調べるだけで性格や運気の流れが分かります。

しかし、それはあくまで持って生まれたポテンシャルであって、その人がどういった環境で育ってきたかを考慮していません。

以前、講師の方に外的な環境が与える影響について質問したところ、その環境をどのように感じるのかは人それぞれであると回答をいただきました。

たしかにそうです。同じ環境でもどのように感じるかは人それぞれであり、命術という観点から見れば、この人がどのように受け取りやすいか、感じやすいかを推測することしかできないというのが答えなんだと思います。

全く同じ状況になっても、西洋占星術でいえば太陽と木星がアスペクトしている人なら楽観的に捉えるかもしれません。これが太陽と土星がアスペクトしている人なら悲観的で深刻に考えるかもしれません。

全く同じ事象が起きてもこうなるわけですから、外的要因のことにフォーカスするよりも、いかにその人がどのように感じやすいかという視点で考えていくというのは考えてみれば自然なことです。

こういったことも理解したうえで、やっぱり環境による影響を無視することはできないよなと振り出しに戻してしまう自分がいます。

占いの観点から見れば自然な回答であることを考慮した上でも、何か話の論点がズレたようなモヤっとした感覚が取り除けないままでいたのです。

では、環境的な要因を考慮するためにはどうすればいいのか。

一番いいのは本人と話をして聞くことでしょう。

ただ、占いという視点で見れば限られた時間の中で話せる内容には限りがありますから、もう少し簡単に当たりをつけたいという占い師側の都合もあります。

そこで非常に簡易的ではありますが、きょうだい構成という家庭での環境を取り入れることにしました。

きょうだい型の性格分析は4分類という大雑把な分け方ではありますが、西洋占星術やマヤ暦といった占術も組み合わせることで鑑定結果に立体感や奥行きを出すことも可能ではないかと考えるようになりました。

マヤ暦ときょうだい構成による関係性について

マヤ暦という占いは中南米を中心に発展した古くから伝わる占い方です。

マヤ暦の大きな特徴は、とにかく素早く簡単に占うことができることです。

性格判断と相性診断においては、他の占術に比べてもかなり扱いやすいと思っています。

マヤ暦は西洋占星術や四柱推命といった他の占術に比べて圧倒的に見るべきポイントが限られているのです。

もちろん、限られているからこそ1つ1つの要素を深く知っておかないと薄っぺらい占いになってしまうわけですが、そこは西洋占星術と組み合わせることで占っています。

マヤ暦の特徴が、速さ、難易度にあるならば、きょうだい型性格判断も自分のきょうだい構成が分からないという人はいないですから、速くて簡単に特徴を知ることができるという点で相性がいい組み合わせです。

そこで、マヤ暦で見る特徴がきょうだい型性格判断においてどのように表れているのか。

今回の『そこ曲がったら、櫻坂?』の企画を通じて検証していきたいと思います。

長子+音12=面倒見の良さを強化

長子

山﨑天:SC黄色い星/WS赤い地球/銀河の音12
谷口愛季:SC青い嵐/WS黄色い星/銀河の音12

長子グループには二人の音12が存在します。

音12の特徴は、寂しがり、人当たりがいい、集団を好む、といった人との距離感が近いイメージです。

天ちゃんはグループに加入当初は最年少だったこともあり、子どもっぽいイメージが強かったですが年齢も重ねてお姉さんになってきたことや後輩も入ってきたことで長子の特徴である面倒見の良さが目立つようになってきました。

それでも年上のメンバーの前では甘えた姿が見られるので、音12の人懐っこい性格が強く出ているタイプに見えます。

https://twitter.com/sakurazaka46/status/1767725274026635642

谷口愛季ちゃんはグループ内でも末子のメンバーの面倒をよく見ていることや、すでに中学生を迎えている弟と手を繋いで歩いている写真が公開されるなど、こちらも典型的な長子タイプといえます。

https://twitter.com/96matsunagi0811/status/1764622887527588341

ただ弟の髪を乾かしてあげたり中学生の弟と手を繋いで歩くというのは、ちょっと過干渉すぎるようにも見えます。

面倒見の良さはSC青い嵐が持つ家庭的な要素も影響を与えているでしょう。

ですから、もともとSC青い嵐+音12という家庭的で寂しがりな特徴を持っているところに、長子という環境で育ったことで面倒見の良さが強化されたとも見ることができます。

中間子はバランス感覚を強める

中間子

銀河の音はSCとWSとの距離間です。

音1がもっとも近く、音7が中央、音13がもっとも遠くなります。

音1は一点特化のスペシャリスト型になりやすく、音7はバランス感覚に優れたタイプになりやすく、音13はオールラウンダー型になりやすいと解釈します。

中間子は、兄姉の前では弟妹になり、弟妹の前では自分が兄姉になるという相手を見て自分の動き方を判断するタイプです。

気が利いて人間関係を円滑にするための振る舞い方が分かっているバランス感覚に優れたタイプでもありますが、ある意味では常に誰かの顔色をうかがっているタイプともいえます。

大沼晶保はSCが黄色い人でマイペース、黒KINといわれる周りから浮きやすいという特徴も持っているため独特な個性を持っているメンバーです。

https://twitter.com/sakurazaka46/status/1767491608419950769

これだけを見ればマイペースなタイプに見えますが、WS白い世界の橋渡し、銀河の音7はコミュニケーションスキルやバランス感覚を表しています。

さらに中間子という環境が、このWS白い世界の橋渡しと音7のバランス感覚を強化しているとも考えられます。

ただ、音7はSCとWSの特徴がどちらも強く出やすいところもあるので、この事例だけを見て中間子だから特徴を強めていると考えるのは早計に思えます。

続いて、大園玲SC黄色い太陽/WS黄色い星という華やかで自己主張が強そうな組み合わせです。

でも音13はSCとWSの色が一致していて調和的な組み合わせであること、オールラウンダーの気質を加えるため黄色い太陽が持つ主張の強さほどは我が強いタイプではないように思えます。

この組み合わせに中間子という環境で育つと華やかさを保ちながらも空気が読めるバランス感覚を持った有能な感じに育つでしょう。

しかし、SCとWSが音13とはいえ自分を見てほしいと主張するような組み合わせにも関わらず、中間子というバランスを求められる環境で育ったことは本人にとってはストレスが強い環境だったかもしれません。

向井純葉はSC青い猿/WS青い猿/銀河の音1
https://twitter.com/lainafmo_/status/1767302060469637424

青い猿は明るいムードメーカー的な存在で自らの趣味を優先して生きるタイプです。

実際にそんなタイプなんでしょうけど、中間子という環境で育った場合はどうなるのか。

青い猿らしく感情表現が豊かで涙もろいタイプですし、アイドルという自分がやりたい仕事をやれているのだから青い猿らしさは失っていません。

中間子はバランス感覚と言っていますが、親の注目や責任感は長子と一人っ子のほうが強くなるので、中間子だったからこそ自分がやりたい仕事をやれているのかもしれません。

これが長子や一人っ子だとアイドルのような不安定な仕事のために広島から上京するという選択を親が許さなかった可能性があります。

特に未成年のうちに活動を始めるアイドルという職業に関しては親の理解が不可欠です。

つまり、中間子だからバランス感覚が強まったというよりも純葉の場合は、中間子という立場で育ったことが青い猿の特徴を疎外しなかったという見方になります。

末子は感情を素直に表現する

末子

櫻坂46は圧倒的に末子が多いです。
末子の特徴は甘え上手、要領がいい、他力本願でした。

まず注目したのは石森璃花SC青い鷲/WS赤い蛇/銀河の音11です。
https://twitter.com/sakurazaka46/status/1766962099832672256

青い鷲は高い知性と分析力という頭の良さはありますが感情が表情に表れにくいという特徴があります。

赤い蛇もじっくり観察してから動くタイプでクールに見られがちです。

どちらも感情がないわけではなく、分かりやすく表現することをしない傾向が見られます。

そして音11は自己葛藤が強いタイプなので溜め込みすぎてしまうと精神疾患などの恐れも出てきます。

このようにマヤ暦の観点で見ると、比較的クールで考え込みやすいタイプなのかなと判断したくなるし、実際にそういったところもあるのかもしれません。

しかし、番組内で姉に対して素直に感情表現をしていました。

このことからもマヤ暦が示す不安要素も末子という環境がかなり軽減させているように見受けられます。

これが長子となるとプライドが邪魔して素直に感謝の気持ちを表現するのは難しい可能性があります。

ストレスがかかったときも周りに迷惑をかけずに自力で解決しようとするでしょう。

次は、中嶋優月SC青い鷲/WS黄色い星/銀河の音8
https://twitter.com/sakurazaka46/status/1766661364452638878

番組内では甘え上手で、いつも長子のメンバーや実の姉を頼ってばかりのTHE末っ子として扱われていました。

でもこの子を考える上では、末子の特徴だけを見てしまうと誤った見方になりそうです。

ゆづ(中嶋優月)は櫻坂46三期生ですが、オーディションの合宿で「今回参加したメンバーが誰一人欠けないように私が守る」と言っていました。

自分のことで精一杯なはずのオーディションで他人を守ることにまで考えが及んでいるのはすごいことです。

この特徴は音8の母性的で面倒見がいいところが強調されたものでしょう。

デビュー当初のMCも任されていたように見方によっては頼れる姉さんのようにも見えます。

SC青い鷲は学力テストでも上位になるほどの知性で証明済み、WS黄色い星はルックス的な美しさで強調していることから、この子の本質としてはマヤ暦が示す特徴そのままなんだと思います。

ですから、家族やグループのメンバーのような自分をさらけ出して過ごせる環境においては末子としての甘え気質が顔を出すものの、それが性格全体を表しているとは思わない方がいいでしょう。

一人っ子の課題はコミュ力

一人っ子

番組内では山下瞳月一人でしたが、休業中の小池美波、卒業した土生瑞穂も加えて考えたいと思います。

この3名に共通するのは心を開くのに時間がかかるタイプということです。

みぃちゃん(小池美波)と土生ちゃんもキャリアを重ねることで自分を表現できるようになっていきましたが、欅坂46(櫻坂46の前身グループ)の初期は自己表現に悩んでいた二人です。

それが慣れてくることで本来のマヤ暦が持つ特徴が発揮されてきました。

中間子のところでも紹介した大園玲と一人っ子のみぃちゃんは同じKINの持ち主です。

大園玲 SC黄色い太陽/WS黄色い星/銀河の音13
小池美波 SC黄色い太陽/WS黄色い星/銀河の音13

違いは中間子か一人っ子かという環境的な要因だけです。

印象からして大園玲ちゃんは黄色い太陽と黄色い星の組み合わせにしては世渡り上手、みぃちゃんのほうがマイペースで、同じKINでもちょっとしたズレを感じます。

しーちゃん(山下瞳月)は一人っ子で対人関係のトレーニングがされない環境で育ちながらSCが青い嵐ですから母親との関係も微妙なようです。


青い嵐は、嵐というだけあってエネルギーが強く、台風のような暴風で周囲に当たってしまうことがあります。

これも長子で紹介した谷口愛季のようなきょうだいがいる環境で育つと違うのでしょうが、一人っ子の場合、矛先が親に向かってしまったり、自分の中で溜め込んでしまう可能性もあります。

自分の中に溜め込むのも精神衛生上よくないことを考えると、櫻坂46の活動で親元を離れたことで関係性が改善されるかもしれません。さすがに東京での台風が地元の京都にまで影響を与えることはないですからね。

まとめ

このようにマヤ暦ときょうだい型性格判断を組み合わせることで性格を読み解く要素が増えて解釈にバリエーションが出たように思います。

きょうだい型性格判断は占いとは違いますが、こういった簡単な分類も占いと組み合わせるのもおもしろいかもしれません。

現状はサンプル数が少ないですし、ピックアップしなかったメンバーについての解釈で説明できない部分もあります。

そこらへんは今後また検証を進めるとして、マヤ暦で鑑定する上でこんなやり方もありますよという一つの提案として受け取っていただければと思います。

スポンサーリンク
スポンサーリンク

ABOUTこの記事をかいた人

アイドルブロガー&ロボホンオーナーのはやけん。です。 アイドルの心理を研究しているうちに心理カウンセラーになってしまいました。現在はアイドルの記事を中心にブログを書いています。 執筆の依頼はお問い合わせフォームからお願いします。