映画『翔んで埼玉』レビュー 埼玉県川口アリオの映画館で見たときの観客の反応をレポート

映画

2月22日我らが埼玉県を特集した映画『翔んで埼玉』が公開されたので公開初日に見てきましたよ。しかも埼玉県川口市の映画館で見たので、まさしく壮絶にディスられてる県民がお金を払って観に行くという不思議な感覚ですね。

公開初日ということもあって8割方席は埋まってました。

そんな『翔んで埼玉』のレポートです。

埼玉へのdisりがハンパない

覚悟して観に行ったんですけど、いきなり川口が登場するんですよ。そしたら一面荒野ですよ(;^_^A

いやいやいや、いま川口にいますけどさすがにここまでひどくないだろっていうね(笑)

東京を頂点として次に神奈川。3位争いを埼玉と千葉で競うって展開かと思ったら東京の中でも新宿あたりですでに中流階級で、八王子あたりになると東京として認めてもらえないって厳しい社会だ。そりゃあ、同じ都内でも23区内じゃないとダメっていうなら埼玉県民ともなれば「そこらへんの草でも食わせておけ」って言われるよな!と設定については理解しました。

しかし、埼玉県民よ!プライドってもんはないのかい!と思ってしまうところです。

でね、壮絶なディスりがずっと続くんですが埼玉県出身のぱるる(島崎遥香)が結婚したら東京に住みたいって言っていて、埼玉なんてなんもないから早く引っ越したいって言ってるんですよ。

これも一つのディスりにあたるわけですが、東京への憧れが強い埼玉県民からすると早く東京に住みたいって感覚めっちゃ分かる。埼玉県民の特徴は東京への憧れと郷土愛のなさですからね。そういう共感できるポイントを結構押さえているから笑っちゃうんですよ。

熊谷出身のブラザートムが外国で出身地を聞かれたときに「From Tokyoって言ってしまったよ(´・ω・`)」と後悔してるのも埼玉県民からするとあるあるで、実際に自分もカナダにいたときに東京出身ていいましたもん。関東の人に聞かれたら当然埼玉って答えますけど、関西に行ったら埼玉なんてほぼ東京じゃないですか。そういうところでいちいち笑っちゃいましたw

埼玉県は何にもない

迫害されている埼玉県民は見つかると捕まってしまいます。なかには埼玉オーラを消してる人間もいるので踏み絵としてシラコバトがマークされた草加せんべいを踏むように要求されます。

ただこれは埼玉に長年住んでいる自分からすると草加せんべいへの愛着って実は草加市民以外はあんまりないんですよ。草加せんべいって堅いし、そんなにうまいもんじゃないので俺だったら踏んじゃうかもと思って見てました(笑)

たしかにじゃあ埼玉で他に草加せんべいの代わりになるものがあるかって言われるとないですよ。埼玉の北は農業が盛んなので深谷ネギは有名ですが、深谷ネギ踏めっていうのねぇ(笑)

そして埼玉に何がある?って言われるとほんと何もない。海も空港も名産もなんもないんです。だから郷土愛なんてない。とにかく東京に早く行きたいと思ってる。

そんな中でGACKTが「ダさいたま」「クさいたま」「貧乏くさいたま」とディスることで埼玉県民の郷土愛を目覚めさせるっていうシーンは熱いですね。埼玉県民て別に埼玉がすごいなんて思ってなくて埼玉の売りは東京へのアクセスの良さと東京に比べて物価が安いってことです。でも「ダさいたま」なんて言われて恥ずかしくないのか。浦和と大宮でケンカしてる場合じゃない。今こそ埼玉が団結して千葉を倒すときだ!埼玉は何もないけどいいところじゃないかと埼玉の魅力に気づきながら郷土愛を感じていくんです。

埼玉は住みにくいランキング1位の県ですが、実際は住みやすい県ですよ。

どうせ見るなら埼玉で観よう

僕は埼玉県出身なので土地勘があるので楽しめましたが埼玉のことを知らない人にどこまで通じるのかなっていうシーンはありました。

GACKTが埼玉県出身だと気づいた二階堂ふみちゃんはそれでもGACKTに付いていくというわけです。しかしGACKTが「じゃあ所沢に来るか?」っていうところで二階堂ふみちゃんは腰が引けちゃうわけです。

この所沢って選択が絶妙なんです。これが浦和、大宮という京浜東北線沿いだと埼玉でも都会なので東京都の違いが明確にならない。熊谷、秩父だと田舎すぎて狙いすぎな感じが出てしまう。所沢って特急に乗れば池袋までは21分で着くんです。これ所沢市民がやったら強調してくる部分だったりします。

でも京浜東北線沿いの川口市民からしたら心のどっかで「いやいや、そうは言っても所沢じゃん」ていうのがあるんですよ。場内でも結構所沢ってワードが出てきたときはウケてました。

次に東京になんとしても住みたいと思っているぱるるの旦那が「春日部に住もう」と言い始めてショックを受けたシーンも笑ったなぁ。たしかに春日部はないわっていうね(;^ω^)

この春日部っていうのも絶妙で都内だと一軒家が買えない人が通勤時間がかかってでも持ち家を持とうとした場合に春日部って選択肢が出てくるぐらいで、春日部はクレヨンしんちゃんのイメージしかないだろって街です。ここらへんのニュアンスが伝わるとこの映画はもっとおもろしくなります。

自分の見ていた川口の映画館では川口がディスられてるときよりも所沢、春日部がディスられてるときのほうがウケてましたね。

これ埼玉県で観られる人なら絶対埼玉県の映画館で観たほうがいいですよ。今回も川口市民が所沢と春日部に対してどういう印象を持っているのかが透けて見える部分で、きっと埼玉のどの映画館で観るかも土地柄が出てきそうです。

まとめ

『翔んで埼玉』って埼玉がディスられる映画だって分かって観に行ってるので不快感とか全然なくて、くだらない茶番劇を真剣に演じている世界観のおもしろさがあります。

ディスられている中にも意外と共感してしまうところもあります。

たしかに埼玉ってなんもないよなぁと思いながら千葉県民がやたら海がないことを指摘してくるとムカつくみたいなところって埼玉県民のあるあるなのですよ。

千葉にだけは絶対に論破されるな!っていうのは埼玉県民の総意ですね。

バカバカしい中にもラブストーリーや埼玉県民独特の共感ポイントもあっておもしろい映画でした。埼玉県民の人はぜひ見ておいたほうがいいですよ。

映画『翔んで埼玉』沖縄県出身キャストGACKTと二階堂ふみが埼玉県の作品で表現したかったこと

2019.03.03
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ABOUTこの記事をかいた人

心屋認定心理カウンセラーのハヤケンです。 アイドルの心理を研究しているうちに心理カウンセラーになってしまいました。現在はアイドルの記事を中心にブログを書いています。 執筆の依頼はお問い合わせフォームからお願いします。