誰でも一度は経験したことがある失恋。
好きな気持ちが強いほどフラれたときのショックは大きいものです。こんなにつらい思いをするなら二度と恋なんてしたくないと思ってしまいます。
そんなつらい失恋から立ち直るにはどうすればいいのでしょうか。
もちろんこれをやれば失恋のショックから立ち直ってサッパリ忘れられるという特効薬のようなものはありませんが、こういう考え方をしておくと立ち直りやすい、こういう考え方をしているとドツボにハマってしまうという傾向はあります。
こういったポイントを押さえておくだけで精神的にはかなり違ってくるので、失恋をしたときの考え方についてぜひ参考にしてみてください
・失恋や推しメンが卒業をしたときにやってはいけないこと
・失恋や推しメンが卒業をしたときの立ち直り方
目次
なぜ失恋について語るのか
日頃このブログを読まれている方は普段アイドルの記事を書いているのになぜ失恋について語るのかと思ったかもしれません。そもそも心理カウンセラーなので心理について語ることは自分としてはいつもと変わらないことなんですけどね(;^_^A
アイドルを応援していると推しメンの卒業を必ず経験することになります。
推しメン以外のメンバーも含めれば1年に数回は経験することになるので好きなメンバーとのお別れという意味では、実際の恋愛による失恋よりも圧倒的に出現頻度が高いわけです。
アイドルに興味のない人は実際の恋愛とアイドルの卒業を同列に扱うことに違和感を覚える方もいるかもしれません。アイドルが卒業するときに泣いてる人を見て「いい歳した人がなんでアイドルの卒業で泣いてんだ」と思ったりするものですが、実際に自分が応援する立場になると実際の恋愛と何も変わらず、泣きたくなるほど悲しい気分になるものなんです。
つまり、実際の恋愛での失恋もアイドルの卒業による別れも心理的な構造としては同じとなります。
そう考えると1年に何度も別れを経験する中で感じた対応方法というのは実際の恋愛にも応用できることがわかります。そこで失恋から立ち直れずにつらい思いをしている人にも伝えられることがあるのではないかと思い伝えたくなりました。
失恋や推しメンが卒業した時に絶対にやってはいけないこと
誰もが大切な人との別れはつらいものです。
こんなつらい思いをするなら二度と好きな人を作らないほうがいいんじゃないかとさえ思ってしまいます。
こういった絶望的な気分は何度経験してもつらいもので、けして慣れることはないんです。
だから、まず1つ押さえておきたいのは別れをつらいと感じることは自然なことで精神的に弱いからではないのです。
ここを前提にしておかないと必要以上に自分を責めてしまい立ち直ることができなくなってしまうので、つらいのは当然と考えるようにします。
それでもやっぱりつらい…そうなると気持ちを紛らわせようとすぐに違う好きな人を見つようとする人がいます。
これがよくない。
というのも、精神的に正常な判断ができなくなっているときに新たな出会いを求めてもまともな判断ができないからです。
例えば、チョイ悪なイケメンが好きな女性がいたとします。
この方の好みのタイプはチョイ悪なイケメンがデフォルトなのに、失恋したショックから二度と同じ失敗はしたくないと思ってマジメな人を探そうとしてしまいます。
たしかに同じ失敗を繰り返したくないという気持ちは分かりますが、その気持ちは痛みを回避しようとするあまり自分の本来の好みのタイプがどういう人なのかという視点が抜け落ちてしまっているのが問題で、結局マジメな人を好きになろうとしても本来の好みじゃないのだからしばらくすると冷めてきてしまうのです。
失恋直後に違う好きな人を探そうとすると真逆の人を好きになろうとして失敗するのがオチです。
気持ちが動揺しているときは誰だって冷静な判断ができないものです。だから、決断をするのは先送りにするべきで急いじゃいけないんです。
これはアイドルが卒業を発表した時のオタク心理も同じで、1推しのメンバーが卒業した直後に「もうTwitterやめます。今までありがとうございました」とか言ってしまいがちです。
そもそも本当に辞めるなら宣言なんてせずに勝手に辞めたらいいんです。Twitterをやることに誰の許可もいらないじゃないですか。
こういう発言をしてしまっている時点で誰かに構ってほしいという気持ちが出てしまっています。
要するに誰かに「やめないで(T_T)」と言ってほしいんです。
こういう方はその後もダラダラ辞めないケースが多いので、フォロワーからの信用を失う結果になります。
だから、とにかく気持ちの整理がつくまで決断を下さないことです。
ショックから立ち直るための3つの方法
ではショックから立ち直るためにどうすればいいのでしょうか。
その方法は3つあります。
①決断を先送りする
決断を先送りするというと何の問題解決にもなっていないように聞こえると思いますが、私たちは政治家じゃないので先送りしたところで誰も困りません。
むしろ、冷静な判断ができないときに決断をしてしまうことのほうがリスクがあります。
失恋した直後にどうするか決断せず保留でいいんです。
1週間、2週間と時間が経過することで少しずつ気持ちの整理がついてきます。
先日、欅坂46の平手友梨奈がグループからの脱退を表明しましたが、しばらくは動揺したものの1週間すると少しずつ気持ちの整理ができて現実を受け入れられるようになってきました。
同じ結論になったとしても脱退発表直後と1週間後では全く気持ちが違います。
とにかく焦らないことです。
②忘れるなんて無理だと悟る
どうやったら好きな人を忘れられますか?
と聞かれることがありますが、逆に聞きたいのは、あなたは大好きな人のことを忘れてしまうんですか。
自分だったら絶対に忘れません。
1つ1つの思い出を鮮明に覚えていて一生忘れることはないと思います。
だから、忘れるなんて無理なんですよ。忘れられるような恋なら最初からつらくないでしょう。
2015年1月4日にイタリアンレストランで食事をしてるときにフラれたなと今でも思い出して、毎日思い出します。
それはとてもつらいことなんですが、それほど大好きな人だったということです。
忘れられないことが確定してるのだから無駄な抵抗はやめましょう。
少しずつ少しずつ好きな人がいない現実を受け入れながら慣れていくしかないのです。
③やることはやったのか問いかけてみる
好きだった人を毎日思い出すといいましたが、全く後悔はありません。
なぜなら、自分の気持ちをしっかり伝えてフラれるという結論が出たからです。
もちろん、好きな人と両想いになりたいと願いましたが、当然相手がいることなので結果に関してはどうにもできないことがあります。
でも、いいじゃないですか。好きだと伝えてダメだったという結論が出たわけですから。
これが気持ちを伝えずに「もし告白していたら両想いになって付き合えてたかもしれないな」と妄想をめぐらせていてばかりいたら傷つくリスクはなくても、結論が出ていないので後悔したはずです。
平手友梨奈の応援に関しても、平手が欅坂46として活動していた時間は自分なりの全力で応援してきました。
よくアイドルオタクは「アイドルは推せるときに推しておけ」なんて言ったりします。
後悔のないように応援しろという意味ですが、いつ卒業するかなんて誰も分からないわけで毎日閉店セールみたいな気分で応援したりしないじゃないですか。
大切なことはやるべきことをやったのか。気持ちをちゃんと伝えたのかということで、相手の気持ちはコントロールできない以上どうすることもできません。やれることとやれないことの線引きをすることで必要以上に落ち込むことを防ぐことができます。
まとめ
急がずに気持ちの整理がつくまで待って、無理に忘れようと無駄な抵抗をしない。そしてやるべきことをやったのであれば自分を責めるない。
こうすることで自然と気持ちは回復してきます。
時の経過を待つというのは何もしていないように見えて実際には一番回復が早い方法だったりします。
二度とこんなに好きになる人には出会えないと思っていても必ず出会いはあるものです。
やるべきことやったのであれば、あとはゆっくり待ちましょう。
つらいことを忘れようとするのではなく、一緒に寄り添いながら生きていくと受け入れてあげることができれば自然と前を向けるようになります。
自分にはその力があると信じてあげてくださいね。
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