カウンセリングというと精神的に病んでいる人が精神科のお医者さんに診てもらうといったイメージを持たれている方がいますが友達の相談に乗ってあげるっていうのは十分カウンセリングだと思うんです。
実は自分もカウンセラーになる前に無意識にカウンセリングをしていたときがありました。今回はそのときのお話を心理カウンセラーのハヤケンがお答えしたいと思います。
仕事を辞めたいと言えますか
ただ身近な人だと相談しづらいこともあります。
例えば、会社を辞めようか悩んでいるときに
会社の内部の人に聞いたら止められるに決まっています。
夫婦関係でも夫が妻に会社を辞めようか悩んでいる
と相談したら当然のように止めるでしょう。
会社を辞められたら会社の同僚も妻も自分が大変だからです。
また、単純にその人のためを思って引き止めるというケースもあります。
収入がなくなるというリスクを冒すよりも
無難な現状維持のほうがいい
と諭すのが一般的な考え方です。
だから本当に会社を辞めたいと思っているなら距離感が近すぎる人に相談しちゃダメ。
難しいところですね。
距離感が近すぎると止められるし、距離感が遠い人なんてそもそも相談したいと思わない。
その中間にいるのがカウンセラーなんだと思うんです。
心理カウンセリングは失敗から始まった
振り返るとカウンセリングしてるなってことは過去にもありました。
10年ほど前だったかな。FPの資格をもっていたのでお金に関する相談に乗っていたことがあります。そのときは必死になって、なんとかしようと思っていろんなアドバイスをしたんです。具体的な節約方法をいくつも教えたのに全然改善しないんです。
理由は本人の問題です。
「本人はお金の問題をなんとかしたい」っていうから必死に考えてるのに、次回会ったときに振り替えると「我慢できなかったので使ってしまった」とか言われると、「そりゃお金が貯まらないよね・・・」と思ったもんです。
そこで分かったのは
結局どんなアドバイスをしても
最後は本人の問題なんだな
ということ。
試行錯誤しながら節約できるように必死に考えても、結局お金を使うのか、使わないのかを判断するのは本人なわけで
他人のお金の使い方を拘束することはできないんです。
悩み相談をしてくる女友達
これ例えば好きな女友達が悩み相談をしてきたとするじゃないですか。そうしたら絶対に悩みを解決しようとは思わないですね。
悩みにバッチリ回答していいところを見せようと思うのは、いかにも男的な発想であって女的な発想でいえば悩み相談て
別に悩みを解決してほしいわけじゃない。
話を聞いてほしいだけなんです。
分かってほしいだけなんです。
解決しようとかそういう問題じゃない。
男の発想でいうと答えを導いてナンボ!って発想になりがちですがそういう問題じゃない。もっというと男からの相談であっても問題を解決しなくてもOKです。しかし、女性のほうがよりその傾向は強いんです。
ちなみに悩み相談をしてくる女友達としたのは、男から見ると「ん! 悩みを相談してくるってことは気があるってこと??」って思ってしまうんです。
これは男が悪いっていうより思わせぶりな態度を取る女にも問題はあるのかもしれませんが、実際のところ、ただ話をしたいだけだったりします。むしろ気がないからこそ遠慮なく話せる対象だったります。
好きな友達からの相談であれば必死に問題を解決せずに聞いてあげる。問題を解決しないほうがまた会えるかもしれないですからね。
そして最後に
「また話したい事があったら連絡してね」
とだけ伝えておきます。言うべきことと言ったらそれぐらい。
こうしておくことで次回も会えるチャンスがある( ̄ー ̄)ニヤリ
と思っていたらなぜか連額が来ないんですよ・・・
なぜ(´・ω・`)
あまりに連絡がないからこっちから連絡してみるとなんか勝手にうまくいって解決しちゃってたりします(;^_^A
なんのために黙って聞いていたと思ってるんや(# ゚Д゚)
と怒りたくもなりますが、解決したものを怒るのもなんかねぇ・・・
近況を聞いてみると
ありがとうございます。助かりました。
彼氏ともうまくいくようになりましたヽ(^。^)ノ
とか嬉しそうに言われると
黙って聞いていただけなんやけど・・・
と思いながらも
そっか、うまくいったんならよかったよ。
と言ってごまかすのが精一杯だったりします(笑)
さんざん手を差し伸べて変化させることができなかったのに
黙って話を聞いていたら解決するってなんやねん!
と思いますよね。
でも心理を学んでいくとそれもまた必然なんです。
解決しないほうが結果的に解決できる。
カウンセラーは
相談者が自力で解決できると信じることができるか。
ここを信じきることができるかなんです。
女友達から相談されたときは
くれぐれも好意があると勘違いしないようにしてくださいね(笑)
最近のコメント