心屋認定カウンセラーのハヤケンです。
第1話では心屋マスタコースとはどんな講座なのか
という点について、申し込んだ当時に感じていた疑問などをまじえながらお伝えしました。
今回は実際に心屋マスターコースに通ってみての感想についてもお話していきます。
目次
心屋マスターコースに通った理由
僕が心屋マスターコースを受けようと思ったきっかけは、2016年の4月に正社員として入った会社がまったく合わず7月末に辞めてしまったことが原因になっています。
当時32歳で初めての正社員として勤めた会社をわずか4か月で辞めてしまった自分に劣等感を感じていました。会社を辞めるかどうか迷っているときに心屋仁之助の『会社は辞めていい』を読んで自分の心の声に従ってなんとか辞めることを決断できました。
だから、失った自信を埋めてくれるのは
心屋のマスターコースしかない
そんな思いがあったんです。
受講したのは2016年8月にスタートした心屋マスターコース52期で担当講師はジャージ・コバです。
撮影:ハヤケン
ちなみにこの「ジャージ」というのは、コバが心屋仁之助のマスターコースを受けていたときにジャージを着て受講していたため心屋仁之助本人から愛称として付けられた名前です。
僕は心屋仁之助の本を読んでマスターコースに通うことを決めたわけで
心屋仁之助本人が担当講師になってくれるわけじゃないんだな
というところが結構ショックでした。
ジャージ・コバとかいう怪しいおっちゃんには興味ないんだけどなぁ
と思いつつも、そのときの自分には
マスターコースに行けば何かが変わるかもしれない
という思いしかなかったので行くしかなかったんですね。
ここで基本的なことを確認しましょう。
心屋仁之助はマスターコースの講師を行っていません。
もっと言うと、個別カウンセリングも行っていません。
本人と会うためにはBeトレや講演会となります。
あとはマスターコースを受講すると京都合宿のときに直接会えますよ。
心屋マスターコースは働いていない人ばかりだった
心屋マスターコース52期がスタートしました。
当然初日は自己紹介から始まります。
すると最初に自己紹介をした男の人が
「現在、大家さんをやっていて月に働くのは打ち合わせをする2時間ぐらいですね(笑)」
ていう悩みなんてなんもないだろって思うような人でした。
後から聞いてみると本当に悩みなんてなくて
近所でマスターコースが開かれるって聞いたから遊びにきました
とか言っちゃう人だったんですよ。
心理関係の講座を受けようと思う人って日本だとまだまだネガティブなイメージあるじゃないですか。大きな悩みを抱えていて精神的に病んでる人が行くイメージっていうのかな。
たしかに自分も精神的に悩んでいるときに行ったわけでそのパターンにハマっているタイプだったと思います。それなのになんも悩みもなくて遊びで行っちゃうなんてありなのかよ!(もちろんありなんですが)いきなり衝撃的だったのを覚えています。
そして自己紹介を進めていくと働いてない人多すぎね(笑)
専業主婦で毎日ゴロゴロしてますとか、
離婚した元旦那の養育費で生きてますとか、
別にそれが悪いってわけじゃなくて30超えて正社員じゃなくてバイト生活って「経済的な面も含めてマズイよなぁ」と考えていた自分としては世の中、マジメに会社で働いていなくてもなんの罪悪感も感じることなく生きてていいんだなということに気づけたのが大きかったんです。
心屋に出会う人ってだいたいが心屋仁之助をテレビで見たか、本を読んだことが入口になっているはずです。
でね、心屋仁之助の言葉が心に響いている人っていうのはいわゆる社会の常識にうまくハマることができなくて自分を責めてしまっている人が多いんです。
漏れなく自分もその手のクチだったわけですが心屋マスターコースに通ってよかったなと思うところは同じような境遇の仲間と出会うことで社会の常識にハマることができない自分でもいいんだと自分を肯定できるようになったことです。
これってすごい大きなことです。
心屋認定講師ジャージ・コバについて
私たちの52期を担当するのはジャージ・コバ(以下コバ)です。
撮影:ハヤケン
心屋認定講師っていうぐらいだからすごい人なんだろうなぁ
と思うじゃないですか。
でも52期が始まった最初の2日で分かったんですがコバはビックリするほどなんもしないんですよ(笑)65万の講座がこれでいいのかよっていうぐらいなんもしない。
それでいいんなら俺でもできるぞ
って思っていました。
心屋の講師ってみんなこういうやり方なのかなと思ったらどうやら心屋の講師中でも一番ゆるいようです。
こんな話を聞くと、いよいよマスターコースって大丈夫なのかよって思ってしまいますよね(笑)でもね、心屋マスターコースを卒業してカウンセラーになった今となっては担当講師がコバでよかったなと思っているんですよ。
カウンセリングをして
うまいこと答えられなかったな
と思うときでも
大丈夫!コバよりはうまくできてる!
と思うことができますからね。
コバにできて自分にできないわけがないと思っているので、ある意味でコバは勇気を与えてくれています。
そして、コバのような積極的に教えるのではなく基本的には見守っていて、聞かれたら教えるというスタイルは実は心屋流のカウンセリングをもっとも体現しているスタイルなのです。
例えば、ダイエットをするためにフィットネスクラブに通うことにしたとします。
そのときに本当に痩せられるのか心配でトレーナーに「フィットネスクラブに通ったら痩せられますか?」と聞いたとしたらトレーナーはこう答えるでしょう。
ちゃんとトレーニングして、食事制限をすれば痩せられますよ。
言い方を換えれば、漠然と通っているだけではなくてちゃんとやるべきことをやれば結果はでますよということです。結局は、やるかやらないかは自分次第であってトレーナーがどれだけ一生懸命になっても本人がその気にならなければ効果は出ません。
カウンセリングも同じでカウンセラーはカウンセリングの手法を使って原因を探り、サポートすることはできますが代わりにやってあげることはできません。
でもカウンセラーってカウンセリングが有料か無料かに関わらずついついなんとかしてあげたくなっちゃう。
積極的に解決しようとしてしまう。
特に有料だと払ってもらった分の価値を提供しなきゃいけないと思って肩に力が入りがちです。そうじゃなくて本当の原因は本人にしか分からないのだから本人が自分で気づくまで待ってあげる。
もちろん心屋のカウンセリング手法についてはマスターコースで学ぶことができるんですが知識が増えるとどうしても技術に頼ってしまいます。悩みを抱えている人は弱い人でもダメな人でもなく必ず自力で解決できる。カウンセラーは、そのお手伝いをするんだ。
この感覚をコバが教えてくれた・・・
いや、勝手に学びました(笑)
心屋マスターコースは自分の嫌なところを見つめ直す時間
心屋マスターコースはカウンセリング理論も学ぶこともできますが、多くの時間は4人1グループになって話し合いをします。
特にマスターコースの前半は他人ではなく自分自身のカウンセリング時間です。
自分のコンプレックスの原因は何か?
自信がなくて行動できない理由はなぜか?
自己評価が低いのはなぜか?
様々な問いかけを自分自身にしていくことになるんですがこの時間が結構しんどい。
心屋的には「心の古傷」なんて言い方をしている部分で、それまであえて閉ざしていた古傷をえぐっていくわけです。誰だって自分の弱い部分や嫌いな部分に触れるのは楽しくはありません。でも根本原因を探り当てないと結局何も変わらない。だから、しんどい時間ではあるんですが大切な時間です。
そしてグループワークなので自分の古傷を他のメンバーに発表します。
もうそう聞いただけで行きたくなくなってきますね(笑)
そこは安心してください。
心屋マスターコースの基本ルールとして、強制的にやらせることはないので本当に言いたくなければ拒否してもOKです。
そして、相手の意見を批判するのではなく、そういう考え方もあるんだなと受け入れるのが基本なので告白したからといって他のメンバーが自分を攻撃してくることはありません。
とはいえ、そうはいっても言いづらいなぁっていうのが本音かもしれません。当然、言いづらいですよね。
こんなことを言ったら笑われるんじゃないか。
こんなことを言ったらバカにされるんじゃないか。
そんな不安があると思いますが実際に言ってみると平然と受け止めてくれるものです。不思議なもので他人の悩みを聞いてるときって、この人はなんでそんなことで悩んでるんだろうってぐらい平気で受け止めることができます。
でもこれがいざ自分のことになると大問題だったりします。
これって結局、問題を大きくしているのは自分であって他人からどう思われているかという視線を気にするから雪だるまのように問題が大きくなってしまうってことです。マスターコースの序盤は特に自分自身を見つめ直す時間なのでセミナーが終わってからもすごく心がざわざわします。
まとめ
いや~第2話ではコバがいかに有能な講師であるか語った回となりましたね(笑)
さすがにマスターコースのカウンセリング手法についてはお伝えできませんが、なんとなくどんなことするのかというイメージだけは伝わったかな。
僕がこの記事を書くにあたって伝えたいことはマスタコースを勧めたいからでも、否定したいからでもないんです。イメージができないと行くか行かないかの判断がつかないですよね。
だから、なるべく当時自分が抱えていた不安感とか、心配していたことを素直に書いています。
第3話では「マスターコースは遊んでばっかりって本当?」という噂について検証します。
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