毎年秋になるとお月見を習慣が日本にはあります。大人になると毎年恒例のイベントなので当たり前に感じるものですが子どもから聞かれるとなんて答えたらいいか迷いまよいますよね。
そこでまず十五夜ってそもそもなんなの?子供にはどうやって伝えたらいいの?といった疑問についてお答えします。
そもそも十五夜とは?
子供に伝える前に大人が十五夜を分かっていないと話にならないのでまずは十五夜とは何かを確認しましょう。
2018年の十五夜は9月24日です。
「15」とついているので9月15日じゃないかと思われている方もいそうですが9月24日です。「じゃあ、なんで十五夜っていうの?」と聞かれたとしましょう。
その答えは十五夜というのは旧暦の8月15日を指します。
旧暦が何を説明するのは難しいし、本題から離れてしまうので「昔は8月15日だったんだよ。」ぐらいでいいんじゃないでしょうか。
また、中秋の名月ともいわれる十五夜は満月と思われがちですが、実際は十五夜の日に満月ってほとんどないんです。これも結構意外に思いませんか。
2018年の十五夜は9月24日とお伝えしましたが満月は翌日の9月25日です。ですが、見た目で1日のズレはほとんど分からないわけで、この点についても子供には満月と伝えても支障はないんじゃないかと思っています。
十五夜は何のためにあるの?
十五夜といえば、月を見ながらおだんごを食べるってことと月でウサギが餅つきをしているというエピソードが一般的ですね。でもせっかく子供向けに伝えようと考えているのであれば本来の意味である豊作祈願という意味についても抑えておきたいところです。
月・・・だんご
稲穂・・・すすき
というように、月をだんごで表現し、稲穂をすすきで表現しています。
だんごはお米で作りますよね。だから月も稲穂もお米の豊作祈願なわけです。
昔から月には神秘的な力があるとされてきたので
月にお供え物をして、お供え物をしたものを食べることで
神様からのご利益をもらおうという発想なんです。
うさぎと餅つき
月にうさぎがいるという話しはインドの神話を由来とするものがあります。
人の役に立つことができないと感じたうさぎが火の中に飛び込んで自らの命を捧げたという話です。う~ん、なんともせつない話なのでこのまま子供に話していいものやら迷ってしまいます。
餅つきに関しては中国が由来で不老不死の薬を作っているという説です。
これに関しても子供に不老不死と言ってもなかなか厳しいでしょう。
だから、うさぎは誰かの役に立ちたいって思ってがんばってるというところと十五夜は神様へのお供え物であるというところから「神様のお供え物をするためにお餅つきをしてるんだよ」と伝えるのがいいのかなと思っています。
まとめ
ここまで出てきたことをまとめます。
・十五夜は9月24日
・十五夜は満月ではない(ほぼ満月なので満月ってことにしてもいいと思います)
・お月見をしながらだんごを食べるのは豊作祈願である
・月にうさぎがいるのは神様へのお供え物を作っている
「十五夜っていうのは9月24日の満月の日にお米がいっぱい収穫できるようにお願いするイベントなんだよ。お月様を見ながらお団子を食べるの。だからみんなのお団子を作るためにうさぎさんがお月様で一生懸命お持ちをついているんだよ。」
こんな伝え方はいかがでしょうか。
細かい話よりも子供への分かりやすさと夢を壊さないように伝えるのがいいんじゃないでしょうか。他にもいい案があったら教えてくださいね。
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