2018年9月20日から27日まで世界柔道2018がアゼルバイジャン・バクーで行われます。今回は東京オリンピック2020でも金メダル獲得が期待される阿部一二三選手を特集します。
阿部一二三選手のプロフィールや独特の発想に基づくトレーニング方法。そしてインスタの写真がかっこいいと話題になっている写真を公開していきます。
阿部一二三のプロフィール
名前:阿部一二三(あべ ひふみ)
出身地:兵庫県神戸市
生年月日:1997年8月9日(21歳)
身長:167㎝
血液型:O型
階級:男子66㎏級
所属:日本体育大学
段位:四段
いま最も勢いのある柔道家と言っても過言ではない阿部一二三選手。2017年ブダペストで行われた世界柔道選手権で金メダル、2018年エカテリンブルグで行われたグランドスラムでも金メダルと男子66キロ級最強の選手です。
今回の世界柔道での金メダルが期待されるのはもちろんのこと東京オリンピック2020でも金メダルの最有力候補とされています。
3歳年下の妹である阿部詩選手も52キロ級で活躍中です。
阿部一二三の成績
これまでの阿部一二三選手の成績を振り返っていきましょう。
2011年 - 全国中学校柔道大会 優勝(55kg級)
60kg級での戦績
2012年 - ブレーメンカデ国際 優勝
2012年 - 全日本カデ 2位
2012年 - 全国中学校柔道大会 優勝
2012年 - アジアユース 優勝66kg級での戦績
2013年 - 全日本カデ 優勝
2013年 - 世界カデ 2位
2014年 - 全国高校選手権 優勝(73kg級)
2014年 - 全日本カデ 優勝
2014年 - インターハイ 優勝
2014年 - ユースオリンピック 優勝
2014年 - 全日本ジュニア 優勝
2014年 - 世界ジュニア 個人戦 2位、団体戦 優勝
2014年 - 講道館杯 優勝
2014年 - グランドスラム・東京 優勝
2015年 - 選抜体重別 3位
2015年 - グランプリ・ウランバートル 2位
2015年 - インターハイ 優勝
2015年 - グランプリ・タシュケント 優勝
2015年 - 講道館杯 3位
2016年 - 選抜体重別 優勝
2016年 - グランドスラム・チュメニ 優勝
2016年 - 講道館杯 7位
2016年 - グランドスラム・東京 優勝
2017年 - グランドスラム・パリ 優勝
2017年 - 選抜体重別 優勝
2017年 - 世界選手権 優勝
2017年 - 体重別団体 3位
2017年 - グランドスラム・東京 優勝
2018年 - グランドスラム・エカテリンブルグ 優勝
2018年 - グランプリ・ザグレブ 3位出典:wikipedia
中学時代から全国制覇を果たすなど頭角を表すと高校、大学と素晴らしい成績を残しています。
特に高校2年時のインターハイでは6試合すべて一本勝ちという圧勝に前日本代表監督の井上康生監督も「高校生レベルじゃない」と語るなど、その才能を認めています。
その後も成績を見れば分かるように圧倒的な強さを見せており、2015年10月から国際大会では連勝記録していました。しかし、7月に行われたグランプリ大会では準々決勝でモンゴル選手に肩車で一本負けを喫し国際大会での連勝は34でストップしています。
世界柔道2018では連覇がかかると同時に連勝記録が止まってしまった雪辱をどのように前向きに持って行けるかが問われる大会になっています。
阿部一二三のトレーニング方法
#ICYMI: #JudoWorlds2018 ?? phone wallpaper released!
?? https://t.co/kT5TIvf8fu pic.twitter.com/LnusRrV8eJ
— Int. Judo Federation (@IntJudoFed) 2018年8月20日
阿部一二三選手の特徴として割れた腹筋を中心とした筋肉も印象的じゃないでしょうか。
もともとルックスいいところに筋肉美もすごいのだからかっこいいのもうなづけます。
これだけの筋肉を見るとスポーツ界のトレンドともいえるウエイトトレーニングで鍛えたと思いがちですが、阿部一二三選手はウエイトトレ―ニングを行いません。メディシンボールやチューブを使ったトレーニングぐらいでいわゆる重い負荷を使ったトレーニングは行わないといいます。
トレンドに反するようなこの発想は、柔道のトレーニングそのものがウエイトトレーニングの代わりになっているという発想からきています。もともと激しいトレーニングをしているところにさらにウエイトをしてしまうと筋肉が硬くなってしまうというんです。
実際に筋肉が硬くなるかは分かりませんが、ウエイトトレーニングに関する考え方はイチロー選手も似たようなことを言っています。
プロ野球選手のイチロー選手はウエイトトレーニングはやるものの体を必要以上に大きくすることはしません。一時期、清原和博選手のように急激に体を大きくするのが流行った時期もありました。しかし、必要以上に体を大きくしたアスリートの多くはケガに悩まされることになります。
イチロー選手は「自分の体に合っていない体作りはしない。」という信念のもと、今でも体を大きくするためのトレーニングは行っていません。
阿部一二三選手のように体重別の競技を行っている選手の場合、今以上に筋力をつけると体重管理が難しくなってしまいます。そのため柔道のトレーニングを中心に筋力アップをするのが阿部一二三選手の中心となっています。
阿部一二三のインスタグラムがかっこいいと話題に
阿部一二三選手のインスタグラムにはインスタでしか見ることができない写真も多数投稿されています。
まとめ
阿部一二三選手のプロフィールを中心にお届けしましたがいかがでしたでしょうか。
東京オリンピック2020では金メダルを獲得してもらわないと困ると言われるぐらいの逸材なので、今年1回負けたのはむしろ連勝記録のプレッシャーから解き放たれてちょうどよかったと思います。
得意技の背負い投げが炸裂することを世界柔道2018でも注目しておきましょう。
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