欅坂46から櫻坂46に改名をしてセンター変更・選抜制・歌詞の世界観など違いを徹底解説!

櫻坂46 欅坂46

櫻坂46のデビューシングル『Nobody's fault』が発表され12月にはリリースを控えていますが、まだまだ欅坂46と櫻坂46の違いを簡潔に伝えようとするとファンでも迷ってしまいます。

そこで現在まで分かっている欅坂46と櫻坂46の違いをここでまとめておきましょう。

そのことで今回の改名がどういう意味をもっていたのかを考えていきます。

センター固定制から変動制へ


欅坂46から櫻坂46に改名してもっとも分かりやすい変化はセンターでしょう。

欅坂46はデビュー曲『サイレントマジョリティー』から8枚目の『黒い羊』までを平手友梨奈が担当しました。

最後の9枚目こそ小林由依が担当しましたが世間的なイメージでいえば「欅坂46=平手友梨奈」でした。

だからこそ平手脱退後の欅坂46の方向性に苦しんだ結果、平手の欅坂46を超えるものを作り出せないと判断したから改名して違うグループになることに活路を見出そうとしました。

欅坂46のラストが小林由依だったのは平手在籍中から代理センターの筆頭だったことと欅坂46の最後は1期生で締めるという意味でも納得です。

櫻坂46のデビュー曲に関しては改名による変化を印象付けたいことから2期生をセンターに任せたのも分かります。

センターを任されたるんちゃん(森田ひかる)は2020年1発目のカウントダウンTVで披露した『黒い羊』でセンターを任されていたことを考えると、平手友梨奈脱退後のセンターとしてるんちゃんでいくことは2019年時点から構想にあったようですね。

幻の表題曲となってしまった『10月のプールに飛び込んだ』のMV撮影シーンがドキュメンタリー映画でも映っていましたが、るんちゃんのダンスのキレは目を見張るものがありました。

小柄ながらダンス中は全く小ささを感じさせないダイナミックさを感じさせてくれます。

本人はかわいく見えてしまうことは本意ではないようですが、それは見ているこちら側が徐々に慣れてくれば自然と見られるようになると思います。

そしてもう1つ、櫻坂46になったことでの大きな変更点として楽曲ごとのセンター変更です。

表題曲は森田ひかる、それ以外の楽曲も従来であれば平手が担当していましたが、今回から藤吉夏鈴、山﨑天が担当することになりました。

欅坂46のままでは固定されていたセンターを櫻坂46になったことで、もっとフレキシブルに変えられるようにしたいと思っているはずです。

だからデビュー曲をるんちゃん、2曲目を夏鈴ちゃん、3曲目を天ちゃんというようにローテーションさせていく可能性はあると思います。

でもセンター変動制のデメリットとしてイメージが定着しない点があるので、もしかしたら1年ぐらいはるんちゃんで固定させるかもしれません。そこらへんは運営の考え方次第ですね。

何もアイドルに限った話ではなくプロ野球でもスタメンを固定するとうまくいってるときは強いですが、控え選手とスタメンの実力差が大きくなってしまう点や控え選手のモチベーション維持が難しくなります。

欅坂46は平手友梨奈の圧倒的な存在感があったから唯一無二の存在感を発揮できた反面、平手が出られないとなったときに脆さを見せてしまった時期もありました。

終盤は平手がいないときでも対応できるようになっていましたが、それでもやっぱり平手ほどの存在感には及ばなかった印象です。

それぞれ一長一短があるので何が正しいというものではないので、櫻坂46になってセンター変動制がうまく定着するといいですね。

選抜制の導入

選抜制が初めて導入されたのは欅坂46の9枚目シングルなる予定だった『10月のプールに飛び込んだ』からです。

10月のプールは平手センターで行く予定が延期になったりして結局幻の9枚目になってしまったので、どこから選抜制が採用されたかを厳密にするのは難しいですが、少なくとも運営的に櫻坂46は選抜制でいくというメッセージはデビュー曲で出したかったと思うんです。

それが櫻坂46の人数を絞った選抜制でしょう。

もちろん欅坂46が全員選抜制を採用したことによって成長してきたことは分かっていますよ。

ですが、選抜制はダメ、新メンバー加入もダメというファンの視点が運営側の視点で見ると手詰まりを感じさせてしまったところもあると思うんです。

特にコロナ以降、運営の収益が悪化する中でグループを継続させていこうと思えば、人件費・スケジュール調整・衣装・交通費など含めて経費を絞っていこうと考えるのは当然の流れでしょう。

そう考えると選抜制の採用というのは致し方ない決断なのかなと思います。

とはいえ、欅坂46では選抜制に対する嫌悪感は根強かっただけに、櫻坂46では選抜制が当たり前のシステムであることを印象付けたかったはずです。

2期生加入も以前は大反対の声がありましたが今では2期生に対して反発しているのは少数派です。

きっと選抜制も1年もすれば定着して、思い返して昔はなんで選抜制に反発していたのか分からなくなっている気がします。

結局、選抜制にしても新メンバーの加入にしても当時の欅坂46が崩壊していしまうことへの恐怖心が根底にあったんです。

それもまた一つの愛の形と考えればしょうがないのですが、行き過ぎた批判もあっただけに常に柔軟な考え方は大切だなと改めて考えさせられます。

変わらなかった歌詞の世界観と変わった世界観

櫻坂46のデビューシングル『Nobody's fault』の世界観は欅坂46の世界観を踏襲したと思っています。

欅坂46が『Nobody's fault』を歌っていてもそんなに違和感はないはずです。

けやき坂46はひらがな時代は欅坂46と似た世界観を表現していましたが、日向坂46に変更後は王道アイドル路線へと変更しました。

同じように改名によるイメージの変更が起こるのかと思ったら、さすがに櫻坂46を王道アイドルに変更するほど大きな変更はありませんでした。

けやき坂46はもともとバラエティ適性が高い子が揃っていたことや世間一般の認知度もまだ低かったこともあって、抜本的な改革も可能もまだ可能な時期だったんです。

しかし、欅坂46に関しては既に世間的な認知度も高く、欅坂46が表現していた楽曲に対する世界観のファンが多いことを考えると欅坂46で積み上げてきたものをリセットしてしまうのはもったない話です。

改名は楽曲の世界観をそのままに、センターの変更や選抜制の導入といったシステム的な部分の変更に留まりそうです。

そんなことを思っていたときに藤吉夏鈴センターの「なぜ 恋をして来なかったんだろう?」が公開されました。

このMVで印象的だったのは、操り人形と化したメンバーの糸に体を縛られたセンター夏鈴ちゃんが笑顔のまま糸を断ち切りメンバーを解放するところです。

これが欅坂46の世界であれば周りのメンバーに同調して苦しみ、共感してあげることによって救おうとするところです。

それが明るく笑顔のまま解放するというのは表現力の幅を感じました。

世界観に何が正解といったものはありませんが、櫻坂46になったことで欅坂46的な表現はそのままに、明るさによっての救うという引き出しの多さを見せてくれた。

そんな印象を受けたMVでした。

まとめ

けやき坂46から日向坂46への改名のようにイメージを大きく変えるものではなく、欅坂46のカラーを踏襲しながら櫻坂46のカラーを模索していく感じのようです。

さすがに櫻坂46になったからといって欅坂46を完全に否定することはないと思っていましたが、欅坂46のいいところは残してもらえるようで安心しました。

2曲目以降に誰がセンターになるのか、選抜メンバーは誰なのかによっても今回の内容に補足が必要になってくると思うので、今後の櫻坂46の動きを見て追記していきたいと思います。

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アイドルブロガー&ロボホンオーナーのはやけん。です。 アイドルの心理を研究しているうちに心理カウンセラーになってしまいました。現在はアイドルの記事を中心にブログを書いています。 執筆の依頼はお問い合わせフォームからお願いします。