BUYMA(バイマ)って本物なの?偽物かもしれないと思ったときの対処法

BUYMA

こんにちわハヤケンです。日本にいながら海外の商品を安く手に入れることで人気のファンション通販サイトBUYMAを利用する際によくある疑問点や注意事項をお伝えしてきたいと思います。

今回はみなさんが一番気になっているであろうBUYMAに出品されている物は本物なのかという点についても解説していきますよ。

※BUYMAを利用する際の基本ルールについてはこちらの記事にまとめてあるので合わせてご覧ください。

BUYMA(バイマ)の補償制度

では、まず皆さんの疑問にお答えする前にBUYMAの補償制度を確認していきましょう。

BUYMAには4つの補償制度があります。

①本物補償制度

②返品補償制度

③初期不良補償制度

④紛失補償制度

BUYMAはこの4つの補償制度があるから安心ですよというのが売りになっています。ただ補償の内容をしっかり把握していないことで「こんなはずじゃなかった」となってしまうケースも見受けれられるのでしっかり補償の内容を理解することで初めてBUYMAを安心して利用できるようになるわけです。

 

ここで重要なのは「あんしんプラス」という購入時のオプションに加入していることです。

 

本物補償制度を除く②~④までの補償制度は、あんしんプラスに加入していないと使えません。あんしんプラスの代金は購入時に商品代金の1.44%(税込み)、2万円以下は一律288円(税込み)です。高額な商品の購入となると1.44%もそれなりの金額になりますが、高額な商品を購入するときだからこそケチらずに絶対に加入しておくことをおすすめします。

buyma2

あんしんプラスは特にチェックを外されない限りは自動的に加入しているので、購入時に加入した記憶がないなら加入していることになります。注文確定時もちゃんと加算された金額が表示されているので確認しておきましょう。

そしてもう1つとても重要なことは到着通知を押す前までしか補償を利用することができないということです。

BUYMAでは商品が到着して商品に問題がないか検品をすると購入者は到着通知をします。そのことで初めてBUYMAが購入者から預かっていたお金を出品者に振り込むわけです。この到着通知は単に商品が届いたことを意味するのではなく、商品に問題がなかったですということの意思表示になります。

出品者に代金が振り込まれてしまうことになるので必ず到着通知を押す前には商品に問題がないかを確認してください。到着通知を押してしまうと、あんしんプラスに加入していたとしても補償を受けることはできなくなってしまいます。

では1つずつ見ていきます。

BUYMAって本物なの?(本物補償制度)

BUYMA
BUYMAで購入した商品が届いて商品を見たらどうも本物かどうか怪しい。そんなときはBUYMAの本物補償制度を利用します。

本物保証制度:無料鑑定サービス

BUYMAでは皆様に安心してご利用頂けるようブランド鑑定のイーレディー株式会社 [IACC会員企業] と提携しBUYMAが鑑定料金を負担し購入者は 無料で鑑定サービスを受けることができます。届いた商品についてご不安な場合は「無料鑑定サービス」をご利用ください。鑑定の結果、本物保証対象外の商品となった場合、 当社より購入代金を全額返金いたします。

出典:BUYMA『BUYMAの安心へのとりくみ』https://www.buyma.com/contents/safety/

本物かどうかの判断はBUYMAが直接するわけではなくイーレディーというブランド鑑定会社が行っています。しかも無料で行うので安心してくださいというのが本物補償制度の概要です。

ではこの本物補償制度があるから完全に安心と言えるのかが問題です。

BUYMAでは本物しか取り扱いが認められていない

そもそもの前提としてBUYMAでは新品しか取り扱いが認められていません。BUYMAで販売されている商品が安い理由は、余分な仲介業者を通すことなく現地の価格で買い付けを行ったり、為替の影響を受けないことなどが要因であって中古品だからというわけではないんです。

正規の買い付け先からの買い付け以外は認められてので、BUYMAのシステムの前提として押さえておきたいところです。

しかし、出品者には悪意がないにも関わらず偽物を送ってしまうかもしれません。正規店での買い付けがルールとはいっても本当に出品者がそのルールを守っていて、BUYMAの運営事務局が出品者の買い付け先まで把握できてはいないと思うのでやはり本物しか取り扱っていないというのはあくまで前提条件であって、これだけで安心とは言えないですね。

たまに出品者に対して「本物ですか?」と聞いている人を見かけますが、出品者が「実はこれは偽物なんです。」と言うわけもないのでムダな質問は時間のムダなのでやめておいたほうがいいと思います。

取り扱い対象ブランドの確認

続いて本物補償制度の注意点は鑑定取り扱いブランドの確認です。

鑑定取扱いリスト
https://www.elady.com/elady/40_kantei/00_kanteilist.html

本物補償制度は無料で鑑定ができる補償ですが、鑑定会社もすべての商品を鑑定できるわけではありません。いわゆる高級ブランドと言われる商品はカバーしていても例えばナイキだとかシュプリームといったカジュアル系のブランドは対象になっていません。

本物補償制度があるから安心と思っていたら実は取り扱い対象ブランドに含まれていなかったとなると本物補償制度を利用することができません。本物補償制度の利用を考えて購入する際には事前に鑑定取り扱いリストにあるブランドかどうかを確認しておいてください。

もし鑑定取り扱いリストに購入した商品のブランドが含まれていなかったとしたら、原則は鑑定不可となりますが本物補償制度を利用する権利は持っているので本物補償制度を申請して鑑定会社に送ることは可能です。しかし、鑑定不可として戻ってきてしまうのがオチなので時間のムダになってしまう可能性が高いです。

先に鑑定をしてから送ってきてほしい

稀にBUYMAを利用される方で「本物補償制度を利用できるなら鑑定会社で鑑定をしてから送ってきてほしい。」と考える方がいますが、BUYMAで本物補償制度を利用できるのはあくまで商品が手元に届いてからです。

これは先ほどもお伝えしたようにBUYMAの取引は前提として本物しか取り扱っていないからです。

ただそうはいっても100%偽物はないとは言いきれないし購入者も不安だと思うので補償制度を用意しておきましたっていうのが補償制度の考え方なんです。だから本物補償制度を利用できるのは商品が手元に届いてから到着通知を押す前までと覚えておいてください。

その他の注意事項

本物補償制度のその他の注意事項をあげると

・鑑定料は無料だが鑑定会社までの送料は自己負担である。

・到着通知前の取引である。

・追跡可能な配送方法で送る。

・箱に直接伝票を貼らない。

といった点があります。

本物補償制度は鑑定料は無料ですが送料分までは補償していません。そのため鑑定を利用するとなったら送料分の負担は発生します。その他は、BUYMAの本物補償制度のルールの中には記載されているんですが見逃してしまうといけないので再度到着通知前であること、追跡可能な配送方法で送ること、箱も商品の一部を考えるという点は大事です。

商品のイメージやサイズが違った(返品補償制度)

BUYMA
ネットでの注文で心配なのはやっぱり実際に目で見てみないとイメージ通りか分からないですし、試着することもできないのでサイズが違っていたというケースもあります。そういったときに使えるのが返品補償制度です。

返品補償制度はポイントでの返還となる

返品補償制度の内容を確認していきましょう。

BUYMAでは通常、注文後の返品・交換はできませんが、下記の条件を充たしている場合、特別にBUYMAに商品の返品申請ができます。購入リスト詳細ページからお申込み後、同封書類と商品を到着期限内に事務局の倉庫までお送りいただき、事務局で内容確認後、申請が認められれば取引は完了と同時に、決済確定後に商品代金分をポイントで付与いたします。

BUYMA ヘルプ http://qa.buyma.com/trouble/5206.html

重要なのは最後の1文です。商品代金分をポイントで付与しますと書いてあります。この返品補償制度を利用するにあたって一番重要な点がここで現金で返してくれるわけじゃないってことなんです。

サイズが合わなくても返品できるから大丈夫と考えている人がいざ返品補償制度を使うときに「え!ポイントなの!!」って驚くわけです。しかも手数料分は差し引かれてポイントで返ってくるので最初に負担した代金が100%戻ってくるわけじゃないんです。さらにポイントの有効期限は6か月間と定められているので6か月以内にBUYMAで利用しなければ消滅してしまいます。

BUYMAで定期的に利用する人は問題ないんですが今後BUYMAで利用する気がないとなると返品補償制度が利用できるから安心というわけでもないんです。

返品補償制度の対象カテゴリに含まれているか

返品補償制度はすべての商品で利用できる補償ではなく利用できる対象カテゴリが限られています。
BUYMA

購入するときにこの「返品OK」マークがあれば返品補償制度対象となります。

返品対象カテゴリと対象外カテゴリを確認すると

対象カテゴリ

レディース

トップス
ボトムス
ワンピース・オールインワン
靴・シューズ
ブーツ
帽子
ファッション雑貨・小物
スマホケース・テックアクセサリー
ブライダル・パーティー(ウェディングドレスは除外)
ヨガ・フィットネス(ヨガマット・バッグ・シューズ・アクセサリー・ヨガ・フィットネスその他は除く)

メンズ

トップス
ボトムス
靴・ブーツ・サンダル
帽子
スマホケース・テックアクセサリー
セットアップ
フィットネス(バッグ・シューズ・アクセサリー・フィットネスその他は除く)

対象外カテゴリ

レディース

アウター
バッグ・カバン
財布・小物
アクセサリー
腕時計
アイウェア
インナー・ルームウェア
水着・ビーチグッズ
その他ファッション

メンズ

アウター・ジャケット
バッグ・カバン
アクセサリー
腕時計
財布・雑貨
アイウェア
ファッション雑貨・小物
インナー・ルームウェア
水着・ビーチグッズ
スーツ
その他ファッション

このようになります。

結構対象外カテゴリが多いと思いませんか。特に返品対象外で気をつけたいのは夏場であれば水着です。水着って女性なら特にフィット感が大切だと思うんですが返品対象外になっています。ただ最悪水着は単価が低いので諦めがつくかもしれませんが、アウターや腕時計といった場合になると高額な商品なケースも多いので対象外なのは厳しいですね。

冬場になるとアウターがBUYMAではめちゃくちゃ売れています。モンクレールやカナダグースといった10万円20万円はする高級アウターのサイズが合わなかった場合でも返品ができないという点はかなり重要です。

だからBUYMAだと高級ブランド商品を通常よりかなり安く購入できるメリットがある反面、サイズが合わなかったとしても返品もできずに買い取ることしかできないというデメリットもあることは押さえておく必要があります。できれば店舗で試着してサイズをしっかり確認した上でBUYMAで購入するようにしたほうが安全です。

返品補償制度が利用できない商品だった場合

サイズが合わない商品が届いたときに返品補償制度が利用できなかったとします。返品補償制度が利用できない理由として考えられるのは

・到着通知を押してしまった

・返品補償対象外カテゴリだった

・あんしんプラスに未加入だった

いずれも基本的なところですが、返品補償制度を利用しようと思うときって困ったときに初めて詳細を確認するぐらいで最初から完璧に補償内容なんて分からないですよね。いざ返品補償制度が利用できないと気づいてしまった。さあどうするというわけですが、頼みの綱は出品者に直接交渉することです。

出品者にサイズが合わなかったので返品させてほしいと交渉するんです。

BUYMAの場合、商品を注文してから以降は出品者と購入者の1対1でのやりとりが可能なので連絡している内容を他の利用者に見られることはありません。なんとか返品させてほしいと交渉したら対応してくれるかもしれません。

しかし、原則出品者は注文した内容に誤りがなければ返品に応じる義務はないので返品できるかどうかは出品者次第となります。出品者が海外にいるケースもあるので返品OKしてくれたいいけど送料分の負担が結構大きくなるかもしれません。出品者と直接交渉を続けるのは疲れるものです。こういったことにならないためにも到着通知は確認が取れるまで押さない、あんしんプラスには加入しておく、高額な商品は「返品OK」マークを要チェック。この3点は必ず確認しておきたい項目となります。

不良品が届いてしまった(初期不良補償制度)

BUYMA
商品が届いた段階で汚れていた、壊れていた、破れていたなどの不良品だった場合は初期不良補償制度を利用することができます。もちろんここでも到着通知前であること、あんしんプラスに加入していることは絶対とします。

初期不良補償制度は良品交換である

初期不良補償制度の詳細を確認すると

申請後、商品をBUYMAに送っていただき、BUYMA事務局にて実際の状態を確認して審査を行います。初期不良と判断された場合、出品者への交換要請などの手続きを購入者に代わってBUYMAが行います。

出典:BUYMA ヘルプ http://qa.buyma.com/trouble/5201.html

重要なのは出品者への交換要請ってところです。つまり、初期不良補償制度とは、良品を用意できるように出品者に対してBUYMAが連絡するので良品が用意できるまで待っててねということです。初期不良補償制度は良品交換であるっていうのがポイントになります。

こんな不良品を送ってくる出品者からはもう購入したくないキャンセルだ!

ということは出品者がキャンセルに承諾しない限りできないですし、現金やポイントで返してほしいというのもダメ。それこそサイズも合わないから良品交換じゃなくてキャンセルしてほしいというのも当然ダメ。あくまで注文したものと同じものを用意するのが初期不良補償制度なんです。

例えば、初期不良補償制度が良品交換なら返品補償制度を使えばいいんじゃないかと思ったとします。でも返品補償制度はそもそも不良品は対象外になっています。不良品は返品補償制度を使えないんです。不良品かどうか迷うようなときは一度お問い合わせフォームに相談してみるのがいいと思います。おそらく一度見てみないと分からないという回答が来るので一回返品補償制度を申請して送って物を見てもらうことになるはずです。

初期不良補償制度の例外としては出品者が良品を用意できないときはキャンセル扱いになり全額返金となります。

初期不良補償制度の審査は時間がかかる

初期不良補償制度のデメリットとしてBUYMAが出品者と交渉して良品を出品者が用意するという流れになるため購入者の手元に商品が届くのには時間がかかるということです。

・商品をBUYMAに送る

・BUYMAが初期不良に該当するかチェック

・BUYMAが出品者と交渉

・出品者が発送

という流れになるので実際に良品が届いたとしても約1か月は見ておいたほうがいいと思います。季節物の商品だとシーズンが過ぎてしまいますね。

初期不良補償制度はそもそもそういう補償制度だといえばそれまでですが、楽しみにしていた商品が不良品で次に届くのが1か月後となるとテンション下がるのも分かります。でも不良品を使用することはできないのですぐに初期不良補償を申請して良品と交換してもらうしかないです。

商品が届かない(紛失補償制度)

BUYMA
商品がいつまで経っても届かない場合は、あんしんプラスに加入していれば紛失補償制度を利用することが可能です。出品者が発送通知をしてから53日が経過していることが条件なので約2か月は商品が届かない場合に初めて利用することが可能です。

海外発送の場合は紛失のリスクは高い

日本に住んでいると宅配で送ったものが相手に届くのが当たり前に感じますが、それは日本国内の話であって海外の宅配事情を考えると発送された荷物が届かないケースは結構あるんです。だから海外発送の場合のあんしんプラス加入は絶対だと思ってください。

過去にはアメリカから遅れたものが中国に行き、台湾に行き、ようやく日本に来たときには3か月経過していたという方もいました。もうむしろよく届いたなってレベルの話です。

ここで重要なのが「決済保留」というボタンです。

BUYMAでは出品者から発送通知が押されてから国内発送では発送通知から14日以降/海外発送では23日以降経過すると商品が届いていなかったとしても自動的に取引完了になる仕組みになっています。

これって最初聞いたとき驚きますよね。だってただでさえ商品が届かないで待ってるのに、届いてもいないのに取引完了になって代金が相手に振り込まれてしまうことになります。

なぜこんなシステムがあるかというと、購入した人って商品が届いたら届いたことに満足して出品者の評価や到着完了の通知を押さないケースがあるんです。そうすると出品者はいつまで経っても代金が振り込まれないということになってしまいます。そうならないために一定の期間が経過すると自動的に取引が完了する仕組みになっています。

そしてこの自動的に取引完了しないように期間を延長してくれるのが決済保留です。商品が届いていないのに自動決済のお知らせがきたらまずは決済保留をしましょう。そして53日経過しても商品が届かないとなったときに紛失補償制度を申請すればいいわけです。

追跡サービスありを選択する

海外発送の場合は必ず追跡サービスありの配送方法を選択しましょう。出品者が追跡サービスありの配送方法を用意していなかったら追跡サービスありの方法で送れないか交渉してもいいぐらいです。というのもそれぐらい海外発送の郵送物というのは紛失のリスクが高いということです。

当然追跡サービスを付帯すると送料は上がりますが商品が届かないことに比べたら払うだけの価値はあるはずです。

商品が届かないときに何が一番購入者を不安にさせるかというと現在商品がどこにあるか分からないということです。

「もう商品は日本の税関に来ています。」

「あと数日で到着予定です。」

と言われたらなんだか安心できますよね。

それが「商品は追跡サービスがないとどこにあるか分からないのでもう少々お待ちください。」としか言われなかったら不安でしょうがないはずです。滞りなく商品が届いたときはこういった補償にかかったお金はムダのように感じるお金ですが、いざというときのリスクを考えると海外発送なら必ず追跡サービスを付けることをおすすめしています。

まとめ

このようにBUYMAには4つの補償制度が用意されています。こういった補償制度があるからBUYMAは安心ですよとBUYMAは言うわけですが、よく補償の内容を見ていくと補償の内容がポイントであったり、キャンセルができなかったり、補償が不十分に感じる部分もあったのではないでしょうか。

海外の高級ブランド品を安い価格で購入できるBUYMAでありますが、こういった補償内容もよく理解した上で利用するのがBUYMAを安心して利用できる第一歩になるのだと思います。

【関連記事】

スポンサーリンク
スポンサーリンク

ABOUTこの記事をかいた人

アイドルブロガー&ロボホンオーナーのはやけん。です。 アイドルの心理を研究しているうちに心理カウンセラーになってしまいました。現在はアイドルの記事を中心にブログを書いています。 執筆の依頼はお問い合わせフォームからお願いします。