2018年6月29日気象庁は「関東甲信地方は梅雨明けしたと見られる」と発表しました。6月中の梅雨明けは観測史上最も早い梅雨明けとなります。
そこで心配になってくるのが水不足や猛暑の可能性ですね。
すでに真夏のような暑さを見せている関東甲信地方の夏はどうなるのか見ていきましょう。
目次
観測史上最も早い梅雨明けとなった
平年7月20日前後に梅雨明けをするので2017年の梅雨明けが7月6日だったときも早い梅雨明けと言われました。それが2018年はさらに早い6月中の梅雨明けです。
最終的な梅雨明けの判断は秋に再検討されることになるので、実はまだ梅雨は続いていたと修正される可能性もあります。
だから後から見て、すでに梅雨入りしていました。梅雨明けしていましたと修正されることもあるんです。
そのため2018年の梅雨明けが本当に2018年6月29日で確定するかどうかはまだ分からないのです。
梅雨明けの定義とは?
2018年6月29日に梅雨明けが発表された理由を気象庁は「この先1週間程度晴れる日が多くなる見込み」であることを挙げています。
では、そもそも梅雨明け、梅雨入りの定義はどのようなものがあるのでしょうか?
もちろん最終的な判断は気象庁が様々なデータを基にして判断することになりますが
今回のように「晴れが1週間以上続くと見込まれるときは梅雨明け」反対に「雨が1週間以上続くと見込まれたときは梅雨入り」と言われています。
梅雨なのに晴天が続いて「梅雨なのに晴れが多いけど梅雨明けっていつなの?」と思うときがありますが、その時点では明確な梅雨明けの時期を確定させることはできないため秋に判断したときにきまります。だから、秋になってみると実は当初の発表よりも早く梅雨明けしていたということもあるんです。
2018年夏の水不足対策
梅雨の期間が23日間という短さは1978年と並んで最も短い期間となります。
梅雨が短いということは当然降水量も少ないということです。
利根川上流8ダムの貯水率を見ると平年よりも9割弱とダムにも雨が少ないことが分かります。
この先、3か月の予想では7月の降水量が少なく、8月9月は平年並みとされていますが、梅雨の期間が短いことからもこのまま降水量が少ない夏になる可能性は十分にあります。
個人でできる節水対策は行っていくのが賢明です。
節水効果の高いシャワーヘッドにする
日常生活の中で水を使う場所が多いのがお風呂です。
なかでもシャワーを使うとそれだけで多くの水を使ってしまうことになります。
そこで毎日のシャワーの快適性を保ちながら節水をする方法として節水効果の高いシャワーヘッドです。
節水シャワーヘッドに変えるだけで30%~50%の節水効果があると言われ、ガス代や水道代の節約にもいいですね。
問題は節水効果を重視しすぎると水圧が弱く感じしまうものもあると思います。
毎日使うものだけにバランスを考えながら選んだほうがいいですね。
歯磨きでの出しっぱなしはNG
歯磨きをするときに水道の水を出しっぱなしにする人がいますが水不足が心配されるときには絶対にやってはいけません。コップに水を汲んでしまえば済む話なのでストレスを感じることもないです。
ムダな水の使用は避け、節水の意識をそれぞれが考えることは大切ですね。
トイレを節水型に変える
近年のトイレの節水力はかなり向上しています。家庭の水の使用量の約3割はトイレが占めているんです。
意外に感じるかもしれませんが、実はトイレって1回あたり10リットルもの水を使用しているって知ってましたか?
大で流すと約10リットル、小で流すと約5リットルです。もちろん使っているトイレによって使う水の量は違っていますが、13リットル程度使うトイレも普通に存在するので1回大を流すだけで相当な量の水を使っています。
簡単な節水方法としては、むやみに大を使わずに小で済ますことができるものについては小で済ませてしまうことでしょう。ただ、当然に大を使うこともできてきます。
そこでトイレそのものを節水型に変えてしまうことも節水としては有効です。
最新型のトイレでは大でも4.8リットルで済んでしまうものが発売されています。
従来型のトイレと比べると約半分の水量で流せてしまうわけですから長期で考えたときに相当な節水効果が期待できます。
まとめ
例年よりかなり早い梅雨明けとなったことで2018年の夏は節水に対する意識を強くもっていくことが必要となります。
でも水を使わないわけにはいかないのが現代の私たちの生活スタイルなので、節水効果が高い最新家電に変えてしまえば日常生活でストレスを感じることもありません。
家電をうまく取り入れながら水不足にならないように節水を意識していきましょう。
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