アジア大会2018ジャカルタの陸上競技が8月25日から30日まで行われ、日本代表として期待されるケンブリッジ飛鳥選手が登場します。中国には9秒台の選手が登場しているだけにどこまで戦えるのかが来年の世界選手権や2020年の東京オリンピックを占う上でも重要な1戦になってくる大会です。
ケンブリッジ飛鳥選手のプロフィールや出身高校、出身大学まで紹介していきます。
ケンブリッジ飛鳥のプロフィール
日本選手権は優勝できず残念でしたが、アジア大会への出場が決まりました。日本選手権での沢山の応援ありがとうございました。しっかり準備してアジア大会も頑張ります!! pic.twitter.com/D4puuGfSCl
— ケンブリッジ飛鳥 (@C_ASKA9) 2018年6月25日
フルネーム:ケンブリッジ 飛鳥アントニオ
ラテン文字:Aska Antonio Cambridge
種目:100m, 200m
所属:ナイキ
大学:日本大学
生年月日:1993年5月31日(25歳)
出身地:ジャマイカ
身長:180cm
体重:76kg
ジャマイカ生まれの大阪育ちでジャマイカ人の父と日本人の母との間に生まれた子です。2歳のときに日本に来て大阪で育ったので物心ついたときには日本にいたということです。小学生まではサッカーをやっていて本格的に陸上競技をやるようになったのは中学に入ってから足の速さを陸上部の顧問の先生に認められて陸上をやるようになりました。
最近、スポーツ指導者のパワハラが報道されていますが、10代のときに出会う先生や指導者って才能ある子どもの未来を左右するぐらい重要なことだと考えると無能な指導者がどれだけの才能を潰しているのだろうと思ってしまいます。
ケンブリッジ飛鳥の出身高校や出身大学
帰る前にLAで一仕事。良い撮影ができました?? pic.twitter.com/cz3Ad7Jpkz
— ケンブリッジ飛鳥 (@C_ASKA9) 2017年12月20日
出身中学校は大阪市立淀川中学校で、中学3年生のときに東京都江東区立深川第三中学校に転向しています。陸上を勧めたのは大阪にいたときなので、もう数年東京に転向するのが早かったら陸上競技をやっていなかったかもしれないと思うと大阪の中学に行ってよかったですね。もしかするとサッカーを続けていても代表選手になっていたかもしれませんが。
中学3年のときには全国大会にも出場していたということなので、やはり中学時代から相当足は速かったようです。
高校は東京の大田区にある私立の東京高等学校に進学。
スポーツが盛んな学校で陸上、テニス、ラグビーなどで全国大会出場の経験がある名門です。特にラグビー選手を多く輩出していることもでも有名な学校として知られています。
高校2年のときには100メートル10秒台に突入していて、200メートルでは日本ジュニア選手権日本一に輝くなど高校の中ではすでにトップレベルの選手にまで成長してきました。
大学は日本大学文理学部に進学。
このころからは日本国内にとどまらず世界大会にも出場するようになります。世界ジュニア選手権では200メートルで準決勝敗退となりますが世界大会で日本人が準決勝まで行くのはすごいことです。そして日本得意のリレーではケンブリッジ飛鳥選手が3走目を務め見事銅メダルを獲得しました。
ケンブリッジ飛鳥のアジア大会2018
東京オリンピックでの決勝進出や9秒台へ挑むことを考えるとアジアで負けてるわけにはいかないところですが、アジア勢の成長は著しく、中国の蘇炳添(ソ・テイソン)選手がもつ9秒91がアジア記録として存在します。同じアジア人ですでに9秒台に突入しているのだから日本人に9秒台が出せないわけがないんです。
7月25日に行われたスウェーデンでの国際大会では2.1メートルの追い風参考記録ながら10秒15で優勝。蘇選手との持ちタイムではまだまだ実力差があるもののケンブリッジ飛鳥選手自身の調子としてはいい状態でアジア大会2018を迎えることができそうです。
8月1日からは山梨県で合宿を行い調整を行いアジア大会2018が行われるジャカルタに乗り込んでいきます。日本も相当な暑さですが、ジャカルタも高温な地域なので暑さへの適応能力も求められるところ。
しかし、高温な地域でのトレーニングはそれだけ体を酷使することになり調子を崩す可能性もあります。特に短距離選手の場合は、スタミナの面でレース中に消耗することはないので直前まで国内でトレーニングをする考え方は間違っていないと思います。
アジア最速を目指してケンブリッジ飛鳥選手が躍動するところを見るのが楽しみですね。
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