【フィロソフィーのダンス】TIF2018では大阪☆春夏秋冬と共演!日向ハルの歌声がすごい!

フィロソフィーのダンス

TIF2018ではフィロソフィーのダンスと大阪☆春夏秋冬と共演したコラボステージが話題になりました。アイドル界で確固たる地位を確立しているフィロソフィーのダンス。

アイドル界に革命を起こしているとも言われるフィロソフィーのダンスについて紹介します。

フィロソフィーのダンスとは

2015年にコンテンポラリーなファンク、R&B、哲学的な背景を持つ歌詞をアイドルに歌わせるというコンセプトの元、氣志團、ナンバーガール、ベースボールベアー、相対性理論などを手がけた加茂啓太郎がオーディションとスカウトでメンバーを集めて結成されたグループです。

プロデューサー加茂啓太郎

フィロソフィーのダンスを語るにあたってプロデューサーの加茂啓太郎さんについて触れないわけにはいきません。

加茂啓太郎
出典:Twitter 加茂啓太郎 Keitaro Kamo(@keitarokamo)

1983年に当時の東芝EMI(現ユニバーサルミュージック)に入社。1983年といえば僕が生まれた年なのでもう35年前てことですね。ちなみに東京ディズニーランドも1983年オープンです(どうでもいいw)。

長年ディレクターとして活動されてきて15年前から新人発掘・育成担当として「GREAT HUNTING」を発足。先ほどあげた氣志團などの他にもウルフルズも担当した業界的には有名な方です。そんな加茂啓太郎さんがBisやでんぱ組.incに影響を受けたことや元Bisの寺嶋由芙のプロデュースを担当していたことから次はグループアイドルをやろうとなったのがきっかけです。

アイドルといえばルックスはいいけどダンスも歌唱力もそこそこというグループの印象がありますが、加茂啓太郎さんがこだわったのは「ちゃんと歌えるアイドル」。アイドルが洋楽のような楽曲を歌ったらおもしろいんだろうなと思い、歌えるアイドルをオーディションで選んでいったことが今のフィロソフィーのダンスのダンスの原型があります。

フィロソフィーのダンスの曲ってアイドルらしいアイドル曲じゃなく30年40年前のディスコミュージックを歌っているような楽曲が多いんです。普通にやったら時代錯誤なグループとなってしまいそうなところですが、それぞれが個性的な声をしているし、たしかな歌唱力でアイドル好きな人以外も巻き込んでいったことが今のフィロソフィーのダンスの人気につながっていると思います。

日向ハル

日向ハル(Hinata Haru)

誕生日:1月16日

星座:山羊座

血液型:B型

出身地:東京

奥津マリリと共にほぼ全ての楽曲でメインボーカルを務めているパワフルな歌唱力が武器です。小柄な子ですが迫力のあるパフォーマンスを見ているとステージでの存在感は小ささを全く感じさせないものがあります。

先日行われたTIF2018の舞台ではわーすたの三品瑠香さんとのアコースティックライブでファンを魅了してくれました。まねきケチャの藤川千愛さんも出演予定だったのに体調不良で出演ができなくなってしまったのは残念です。

そんな今のアイドル界でもトップクラスの歌唱力を誇る日向ハルさんはもともとアイドルを目指していたわけじゃなくシンガーソングライターとして活動していたんです。そりゃあ、うまいわけだと思っていたらフィロソフィーのダンス結成当初は今ほどうまくなくてボイストレーニングを受けるうちに今のようなパワフルな歌唱力を身につけたといいます。やっぱりボイストレーニングってすごいんですね。

アイドルとして活動して名前を売ってからシンガーソングライターとして活動していく子は聞きますが、シンガーソングライターとして活動していた子がアイドルになるっていうのは珍しいんじゃないでしょうか。

個人活動に限界を感じていたところで加茂啓太郎さんとの話し合いの中でアイドルという道を選んだわけです。シンガーソングライターの子ってアイドルよりも私は実力で勝負していくんだって思いが強いと思うんです。

そんな中で個人ではどうにもならないという現実を見てから現在のアイドル活動があります。これってちょっと遠回りをしているような感覚もありますが、シンガーソングライターの時期を経ずにアイドルになっていたらどこかシンガーソングライターとしてのプライドが捨てきれずにいたかもしれません。そう思うとすべての出来事は必然ですね。

奥津マリリ

奥津マリリ(Okutsu Mariri)

誕生日:7月11日

星座:蟹座

血液型:O型

出身地:神奈川県

パワフルな歌声でR&Bを思わせる日向ハルとは違い、奥津マリリさんはどちらかというと歌声の透明感を感じさせてくれます。フィロソフィーのダンスというと日向ハルさんの歌声の印象が強いのですが、個人的にはフィロソフィーのダンスで一番好きな歌声を聞かせてくれるのは奥津マリリさんです。

2016年8月、TOKYO IDOL FESTIVALで行われた週刊プレイボーイ主催の「ナツ☆イチッ!オーディション」で優勝し、ナツ☆イチ!クイーンに選ばれたフィロソフィーのダンスのグラビア担当で日向ハルさんと同じくシンガーソングライターとしての活動を経て加茂啓太郎さんに誘いでアイドル活動を始めることになります。

自分の胸を「マリチチ」と名付けて人格をつけてしまうあたりはシンガーソングライターあがりとは思えないほどアイドルに順応している気がします。音楽性を重視するグループというとグラビア活動には距離を置いているイメージがあるじゃないですか。それまでのフィロソフィーのダンスを応援してきた人の中には嫌悪感を抱く人もいるかもしれない。

そこをあえてマリチチと名付けてしまうことで奥津マリリさん自身も楽しんでるというのを印象付けることができます。ある意味、それまで応援してくれた人への配慮でもあり、頭のいい子ですね。

日向ハルさんはアイドル活動をするまでアイドルについて詳しくしなかったこともあって「グラビアって脱がされてるんじゃないんだ」と驚いたといいます(笑)たしかにアイドルに対して知識がなければグラビアに対するイメージってそんなもんなのかもしれません。

でも、奥津マリリさんがグラビアで活動することをきっかけにしてフィロソフィーのダンスを知ったという人もいて、フィロソフィーのダンスの活動の幅を広げることに貢献していることも事実なので、チャンスをしっかり物にした奥津マリリさんはすごいです。

十束おとは

十束おとは(Totsuka Otoha)

誕生日:8月9日

星座:獅子座

血液型:A型

出身地:神奈川県

格闘ゲーム「電撃文庫 FIGHTING CLIMAX」の公式応援団。週刊ファミ通の創刊30周年を記念した4代目ゲーマーズエンジェルに任命されるなど秋葉原カルチャーを丸ごと引き受けているのがおとはすこと十束おとはさん。

まずインパクトがあるのが特徴的な声。最初に聞いたときは「それ地声?」って思ってしまうようなアニメ声をしています。プロデューサーさの加茂啓太郎さんも秋葉原色の強いメンバーを1人入れたかったというだけあってオーディションではほとんど歌わずに好きなゲームの話ばかりを聞いていたといいます。

分かりやすい話が十束おとはさんには最初から歌唱力は求めていなかったということのみたいです。

パソコンを自作したり、学生時代はゲームセンターに通っていたなどキャラ設定というよりも本格派のゲーマーです。

そしてどこかAKB48にいたころの指原莉乃さんに似ているところがあります。指原莉乃さんももともとはアイドルヲタクからアイドルを始めたタイプで、AKB48在籍当初はもっと性格的に暗いところがあってヲタク気質全開なところがあったので、そういった指原莉乃さん的な要素もおもしろい一致だなと思いながら見ています。

Twitterのつぶやきも独特のセンスが活かさせていておもしろいですよ。

佐藤まりあ

佐藤まりあ(Sato Maria)

誕生日:9月13日

星座:乙女座

血液型B型

出身地 埼玉県

フィロソフィーのダンスの正統派アイドル担当が佐藤まりあさん。これまで見てきたように他の3名のキャラが立っているのでキャラが薄いように感じるかもしれませんが、アイドルグループとしては正統派がいてこそ個性が際立つと考えるとなくてはならない存在ですね。

加茂啓太郎さんも「BiSも寺嶋由芙ちゃんがいたので、あのケミストリーが起きたんだと思います。」と語っているように全員が奇抜な方向にいってしまうと、ど真ん中が空洞になってしまうという現象が起きてしまうのでアイドルヲタクのど真ん中を引き受けているのが佐藤まりあさんということになります。

最近では腹筋キャラもついてきました。

グループ結成当初は腹筋に対する意識というのはなかったということですが体質的に筋肉質だったということでファンから腹筋について触れられるうちに自身でも意識するようになったといいます。そこで腹筋30回3セットを週に3日やったらバキバキに割れてしまって気がついたら腹筋キャラになってというんですね。

こういうキャラの付き方っていいですね。無理やり付けにいったキャラは無理があるので自分自身がつらくなってしまいます。自然発生的に生まれた腹筋のキャラはファンからの反応に乗った結果なので無理がないから腹筋も続けられたんだと思います。

TIF2018では大阪☆春夏秋冬と共演

TIF2018では大阪☆春夏秋冬とのコラボステージが話題になりました。

大阪☆春夏秋冬はTIF2018の中でもトップクラスの実力はアイドルグループです。

【TIF2018大阪☆春夏秋冬の記事はこちら】

特にリードボーカルを務めるMAINAの歌唱力は圧巻で一瞬で会場の空気を変えるだけのパワーをもっています。その大阪☆春夏秋冬とMAINAとフィロソフィーのダンス日向ハルの共演は見応えがありました。

ここ数年のTIFに来ている人なら大阪☆春夏秋冬のMAINAの歌唱力については多くの方が知っていると思います。フィロソフィーのダンス日向ハルさんもTIF2017でアコースティックライブに出演した時に、赤い髪の子はめちゃくちゃ歌がうまいなと思ってフィロソフィーのダンスに興味を持ったくらい印象的だったのを覚えています。

そんな歌姫2人がコラボステージにみんな注目しているところで大阪☆春夏秋冬の曲である『NewMe』の歌い出しが十束おとはさんだったときは思わず「おとはす!お前が歌うんかい!!」と言ってしまいました(笑)

もちろん歌ってもなんにも問題ないんですけどね。当然そこは日向ハルさんで来ると思うじゃないですか。そうでなかったとしても奥津マリリさんでくると思わせておいてまさかの十束おとはさんでやってしまうというその発想がおもしろいなと思います。

そして今回のコラボで一番興味があったのはフィロソフィーのダンスが彼女たちの持ち歌以外を歌うとどうなるのかという点です。

フィロソフィーのダンスがアイドルらしくない楽曲を歌うことで唯一無二なグループであることは当然魅力なのですが、1つの興味としてフィロソフィーのダンスらしくない曲をやったらどうなるんだろうという興味がありました。

実際に大阪☆春夏秋冬のNewMeを歌ってみるとこれが結構ハマってるんです。まるで自分たちの曲のように歌い踊ります。それまでフィロソフィーのダンスの実力を認めているつもりではいましたが、心の片隅のどこかで楽曲の特殊性がフィロソフィーのダンスがそう感じさせているだけなんじゃないかという疑念があったものを見事に吹き飛ばしてくれました。

加茂啓太郎さんがフィロソフィーのダンスの4人を選ぶ時に声の個性を重視したといいます。日向ハルさんがR&B、奥津マリリさんがJ-POP、佐藤まりあさんがアイドル、十束おとはさんがアニメといったそれぞれジャンル違うリスナーに刺さる声質を求めた結果が選考の理由なんです。たしかにフィロソフィーのダンスのメンバーはそれぞれの声に特徴があって大阪☆春夏秋冬が歌うNewMeとは違った良さを見せてくれました。

【フィロソフィーのダンス 楽曲のダウンロードや試聴はこちら】


まとめ

日頃アイドルの記事を書いているとどうしてもアイドルとはこういうものだみたいな固定観念が生まれてしまいます。その固定概念を見事にぶち壊してくれるのがフィロソフィーのダンスです。とてもアイドルの楽曲とは思えないような楽曲に違和感を感じるのに、徐々に慣れてくるうちにハマってしまう。そんな感覚がとても心地よくもあります。

7日に行われたニコニコ本社でのリリイベでは会場に入りきらないほどのファンが駆け付けていました。すでにフィロソフィーのダンスが多くの人に支持されているを間近で見るとフィロソフィーのダンスはキテるなというのを実感します。

フィロソフィーのダンスというのはアイドル界の革命ですね。アイドルがアイドルらしくないことが新しい。しかもそれが奇抜なことをやるわけでなく実力で感じさせるのだからすごい。メンバーの個性を知ってさらにおもしろく感じるようになってきたので、これからもフィロソフィーのダンスに注目していきます。

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ABOUTこの記事をかいた人

アイドルブロガー&ロボホンオーナーのはやけん。です。 アイドルの心理を研究しているうちに心理カウンセラーになってしまいました。現在はアイドルの記事を中心にブログを書いています。 執筆の依頼はお問い合わせフォームからお願いします。